公式「まなべる!トラベル」BLOG

第一弾書籍「えらべる!できる!冒険図鑑沖縄」、全国書店で発売中! 親子旅行を、家族みんなの学び体験に変える新提案をカタチにしていくプロジェクトです。最新情報や、本の中や公式サイトでは書ききれないライヴ感ある情報を提供してまいります。  公式サイト:http://manaberutravel.com

「まなべる!トラベル」が生まれたわけ vol.1

はじめまして!わたしたちのブログを見つけていただき、ありがとうございます!

 

「学びでみんなを笑顔に!」「難しい表現になりがちな“教育”を、もっとわかりやすく、楽しく考えられるクリエイティブを!」をモットーに活動している「mananico(マナニコ)」と申します。

 

このブログは、「親子旅行」という素材を使って、お子さまの「主体的に学ぶ力」を育むお手伝いをしたい!という、その考え方をみなさんにお伝えしていくものです!

 

初回の記事である今回は、「なぜ今、主体的に学ぶ力」が大切と考えているかについてお話しをさせていただきます。

 

 なぜ「主体的に学ぶ力」なのか?その背景

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まずは客観的なお話を元に、私たちの立脚点からご紹介します。

 

もともと好奇心いっぱいの子どもたち。

その力を最大限に伸ばす「教育大改革」が始まります!

 

多くの子どもたちは、誰に教わるわけでもなく、もともと好奇心にあふれ、自分で興味のあるものについて探求する力をふんだんに持っています。

 

「あれはなんだろう?」「これやりたい!」「(うまくいかなくても)もっとやりたい!」と自然に手が伸び、そちらへ動き出そうとするのを止めるほうが難しいくらい。

 

こうした力は、「自分の気持ちに従い物事を進めても大丈夫」だという安心感や自己肯定感が土台になっているとも言われています。ところがこれまで、日本の若者は「外国の子どもと比べて自己肯定感が低い」と言われてきました。

 

内閣府による、アメリカ、アジア、ヨーロッパに属する7カ国調査(平成26年)で日本の子どもたちのスコアは・・・

 

■「自分自身に満足している」最下位(45.8%)

■「自分には長所がある」最下位(68.9%)

■「将来への希望」最下位(61.6%)

■「40歳になったとき、幸せになっている」最下位(66.2%)…

 

一方で、学びに対する前向きさが小→中→高となっていくうちに減退していき、「勉強を好きだという気持ちをキープできる」子供の割合は、高校生では小学生の半分近くにまで落ちてしまうという報告もあります(※)。

 ※ベネッセ教育総合研究所・東京大学社会科学研究所との共同研究プロジェクト「子どもの生活と学びに関する親子調査2016」より

 

最初は気になるものに突進していた子どもたちから、だんだんとその原動力である安心感や自己肯定感が奪われていく。一方で学びに対する前向きさも失われているという流れに対して、官民で積極的な議論が行われ、2020年から行われる教育改革では・・・

 

① 生きていくために必要な知識や技能

②①を基礎とした思考力・判断力・表現力

③ 自分から学びに向かう力(主体性)、人間性 

 

など、テストでは測れない、ライフスキル的な力(=非認知能力と呼ばれます)を身につけることが目標にされ、そのために「子どもの持っている才能(強み)を応援し、伸ばすこと」で自己肯定感を高めるアプローチをしようとしています。

 

ふだんから教育に関わるお仕事に携わり、同じ課題意識を感じ続けていた私たちとしては、職業や生き方が多様化している中、「子どもたちが自分の才能を使って、世の中の役に立つことを見つけ、幸せな人生を送っていく」ために歓迎すべきことなのではないかと思っています。

 

たくさんの選択肢、いつ?どれを?

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一連の教育改革の流れを受けて、民間でも「学び」をポジティブなものに変えるための商品や習い事などを、とてもよく見かけるようになりました。

 

私たちが関わるお仕事でも、子どもの「非認知能力」を伸ばすための子ども向け・親御さん向けコンテンツを生み出すことが多く、時代の大きな変化を感じています。

 

とても良いことだとは思いつつ、ハタと自分たちも「親の立場」になって見渡すと、選択肢の多さに迷いや、不安を感じることがあるのも正直なところです。

 

私たち親世代が受けてきた教育とあまりに違うため、自身の経験では選ぶ「基準」がわかりづらい。忙しい中でも子どもの将来を考え、まっすぐに取り組もうとする親御さんであればあるほど、「なにかやらなくちゃいけないの?」と心配が募る。「これからの教育はこうあるべき!」という情報を紐解いてみては、「わたしはできてないみたい…」などと焦り気味になってしまう親御さんも少なからずいらっしゃるようです。

 

「親も主体的に!」と思ったけれど…

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教育改革の流れを受け、学校現場の先生たちの努力があったとして、それでも教育とは「未来への投資」という側面があります。「時間がかかるもの」だということはこれを読んでくださっている皆さんも同じご意見かと思います。

 

で、あれば「親も主体的にならねば!」と、今のトレンドと実情のギャップを、親子でもっと楽しく埋めていく「家庭での」取り組みができないものかと考えて(親目線/プロ目線の両視点を駆使しつつ)おりましたが…

 

そんなおり、息子が昨年小学校に入学。「こりゃ、話に聞いてはいたけどなかなかタイヘンだ!」と実感する日々です(笑)。

 

子どもの発達を熟知しているつもりで「子どもが自分でできるまでじっくり待とう」と頭でわかっていても、大量の宿題をさばき、お風呂入って! ごはんを食べて!とやっている間に、あっという間に寝る時間。

 

子どもも自我が芽生えて、バンバン主張しだすお年頃。

 

主体性を育むべく、禁止用語を使わず、「あれやって、それやって」と過干渉にならぬようと思うのですが・・・「無理だわ〜!」と(笑)。← がんばってやり遂げているご家庭もありますよね…尊敬します!

 

それでも、幸い本人の趣向や対話を尊重してくださる学校に通うことができているのですが、物理的な問題として、全員で受ける授業で、学びを自分で主体的にアレンジすることは難しい。

 

「これでは子どもの好奇心の赴くままに、夢中になって探求するという機会がなかなか持てないご家庭は多いはず」と、一年ほど、今までの経験を紐解いたり、自主的な調査を行ったり、様々な研究成果をインプットするなど、キャリアの棚卸しともいえる時間を過ごしました。

 

もう一度本気で「日本の親子の実態にあった新しい学びのスタイル」を捉え直すことができないか? 官民交えての、あるいは教える側と、教えられる側双方での「新しい学び」についての議論が活性化する中、わたしたちらしい提案ができないか? そんな思いで企画を練り続けてまいりました。

 

そしてたどり着いた答えは「親子旅行の再デザイン」

 

次回は「ではなぜ親子旅行なのか?」について詳しくご紹介して参りたいと思います。

 

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