こんにちは。
「まなべる!トラベル えらべる!できる!ぼうけん図鑑沖縄」内で
ご紹介させていただいている
沖縄県の世界遺産のひとつ、首里城が
本日明け方、火災発生というニュースが県内外で
大きく報じられております。
琉球王国のいわば「象徴」であり、
沖縄県民の心のふるさとだった首里城。
つい先だって、専門家による研究と
監修のもと、長年の復旧作業が完了されたところで
その美しく堂々とした、唯一無二の姿を見に訪れるのを
楽しみにされていた
国内外の旅行者のかたも多かったと思います。
現在は鎮火となりましたが、少なくとも正殿・北殿・南殿は
「全焼」と呼べる状態のようです。
ほんのわずかでも、その学びの価値浸透の一翼を
担わせていただいたこともあり、
ただただ今は、信じられない、なぜ、
残念、悲しいという言葉が頭の中で
くり返されるばかりです。
本書ではおもに「首里城には、沖縄県で
龍神さまなどの守り神が大切にされてきたという証拠が
たくさん残っていたんだよ」とご紹介していました。
沖縄の貴重な「守り神」がたくさんいた首里城。
沖縄の守り神「龍神さま」は城内に33体以上
竜の口から湧き水が出ていた歴史のある「龍樋(りゅうひ)」
かつてのお城の大切な飲料水として、また中国からお客様がきたときは
おもてなしの水として、大活躍していたとのことです。
かろうじて戦火を免れていた大変貴重なものでした。
沖縄本来の意味合いを持って立っていた「龍柱」
この正殿前の龍柱の「向き」も、
数々の専門家の研究や検討が重ねられ、やっと決まったとのこと。
「くねくね」している海外の龍柱と異なり、龍の体全部が柱になっていること、独立しており、建物を支えていないことが特徴となっています。
(参考・海外の龍柱)
首里城を見守っていた雄々しく、また時にかわいらしい、魔除けのシーサーたちも。



これらは一体、どうなってしまったのか?
イメージをしようとすると、胸が苦しくなります。
<11月5日追記>
どうやら、正殿前にあった龍柱は焼け残ったようです!!!
報道の写真を見ると、すすけてはいますが、形をとどめています。
個人的には、首里城再建のシンボルとして再利用、
ふたたび活躍してほしいと思っております。
地下にある「遺構」も残っていたとのこと。
沖縄に引っ越して5年、観光以外は取材にて少しだけ
関わらせていただいた身である私たちですら、ですので
同じ土地に生まれ育ち、親しんできた地元のかたをはじめ
取材時、熱心に教えていただいたご担当、
復旧にかかわっていたみなさま、
関係者のみなさまの
悲しみの深さ、喪失感はいかばかりかと思います。
まだ先のことは、という状態だと思われつつも
沖縄の歴史や文化そのものが、消えたわけではありません。
再建の声があがったときは、我々も微力ながら
サポートさせていただきたく思っております。
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