公式「まなべる!トラベル」BLOG

第一弾書籍「えらべる!できる!冒険図鑑沖縄」、全国書店で発売中! 親子旅行を、家族みんなの学び体験に変える新提案をカタチにしていくプロジェクトです。最新情報や、本の中や公式サイトでは書ききれないライヴ感ある情報を提供してまいります。  公式サイト:http://manaberutravel.com

【TSUTAYA山内店イベントレポート】沖縄の「ナンダコレ!」がわかるワークショップを行いました!

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こんにちは!

 

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております
企画・制作ユニットmananicoです。
ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

どのぐらい経ってるんだという話ですが、

去る11月17日(日)に、TSUTAYA山内店さまにて

「親子の県内おでかけがもっと楽しくなる!」を目的とした

親子ワークショップを開催させていただきました。

 


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TSUTAYA山内店さまは、地元の頼れる本屋&メディアのお店として

だけでなく、ものづくりや読み聞かせなどの

子ども向けワークショップなどをこまやかに開いたりなど

地元ファミリーの生活の中に溶け込み、愛されているお店です。

また、アロマ系の商品にも力をいれていらっしゃるとのことで

店内、とってもいい香りがします♡

 

 

まず、当日店内を拝見すると、すごいことになっていました!

 

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全力プッシュしてくださっております!

ありがたすぎます!

 

2回目を数える今回のプログラムは、スペースが小さめなこともあり、

お客様とじゃんじゃんトークさせていただく

「ゆんたく(おしゃべり)スタイル」を

とらせていただきました。

 

まずは、旅先、おでかけ先で、「ナンダコレ!」を

どんどん言うと好奇心アンテナがどんどん伸びることをお伝えし

 

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沖縄で知っていそうで意外と知られていない「ナンダコレ!」を

クイズ形式で出題してみました。

たとえば…

 

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↓  正解は………

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「ウデフリクモヒトデ」は沖縄のイノー(サンゴに囲まれた浅瀬)

に住んでいて、

海にただよう有機物=海の生き物たちが出した粘液などから

できた泡を食べて生きています。

おもに引き潮から満ち潮に変わるとき

エサの泡を集めるため「こっちこ〜い、こっちこ〜い」

のように腕を振るんです。

だから海のおそうじやさんなんだよ!

 

というお話から

 

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↓   正解は………

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沖縄の妖怪キジムナーは、

いったん仲良くなるとお金持ちにしてくれるけど

毎晩釣りなどの遊びに誘われるから寝られなくなって大変!

で、「もうやめさせてもらうわ」と冷たくすると

今度はものすごい復讐をされる

けっこうこわい妖怪なんだよ。

いやなことされそうになったら、おならをするか

タコの足を投げつけてね!

ちなみに、子どもの時に会った!見た!というご年配が

沖縄にはたくさんいるから、みんなも、

「住みか」といわれるガジュマルの木で口笛を吹いたら、

会えるかもね〜。

 

なんていう

沖縄の各専門家からうかがったおもしろ知識を

もりもり解説させていただきました。

 

沖縄っこたち、もう知ってるかな?と思ったのですが

おうちのかたも含めて

 

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「へーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」


という反応を終始してくださって、クイズの出しがいがありました!

 

さらに、そのあとは、おうちのかたと一緒に

「えらべる!できる!ぼうけん図鑑沖縄」の中から、

自分だけの「ナンダコレ!」を探してもらい……

 

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本に仕込まれている「ホンモノ動画」もチェックしながら……

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自分だけの「ナンダコレ!」に付せんをたててもらいました。

たくさん!!! 好奇心爆発です。

 

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そのあと、一番気になったものについて

興味をさらに広げたり・深めたりする目的で

関連本を探しに、書棚へゴー!

 

実際に沖縄県内をぼうけんしている気分で!

 

「ユウレイガニ」のことがくわしく載っている本を探しているうちに

どんどんほかの海の生き物も気になってくる。

最初の目的と違う本になってもいいんです。

旅だって、予定と違ったり、予想外のことばっかり。

そこできりかえたり、他のなにかが見つかることで、

思ったよりずっと楽しくなることもあります。

 

 

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そして、おうちのかたとコミュニケーションをとりながら

自分の興味を深めていくことも、自然にできています。

 

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 どんな本が見つかったかな?

ほかに調べたいなと思ったことが

どんどん出てこないかな?

 

みんなが住んでいる沖縄は

「ナンダコレ!」と思うものがあふれている
とってもめぐまれた学びの場所だということ。

近いけどあまり知らなかった
「ナンダコレ!」を、これからも探して、
ぼうけんしてみてほしいな!

というメッセージが、少しでも伝わっていたらうれしいです。

 

2回のワークショップを通して、

本屋さんと学びのスポットや知識を発信するということは

わたしたちにもとっても、すごく新鮮でした。

こんな貴重な経験ができる機会をいただいて

本当にありがたかったです!

 

またなにかの機会に、読者のみなさまと直接

お話しできるチャンスがあるといいな〜、

いや、つくっていこう!

と思いました。

 

 

 

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「ヒーローインタビュー効果」あり! 学びの旅でスマホ写真を撮るコツ

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 こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております
企画・制作ユニットmananicoです。
ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

親子旅行といえば、スマホ写真!

手軽で、あっ!と思ったらすぐ撮れるので
旅でこそものすご〜く活躍しますよね。


そこで今回は、

旅ならではのメリットを活かして、
子どもの自信や学びにつながる撮影のコツを
ご紹介できればと思います。

 

 

写真を撮影することは、子どもの達成感や肯定感アップにとても効果的!

 

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じつは、「子どもが何かを体験している姿を親が撮影することは、
子どもの達成感や肯定感が生まれるので、オススメ!」

という専門家の先生が多くいらっしゃいます。

なぜなら、子どもから見て、親が撮影したり、
その写真を後から見たりすることで
「自分のがんばる姿や成果を見てくれてる!」という
わかりやすいメッセージとして受け取りやすいためです。

 

例えば、英語やダンスなどの習いごとの練習中、
試合や発表会で活躍する姿などを親が撮影しても
効果があることを、様々な取材で伺いました。

 


そしてさらに、「旅先で」写真(動画も)を撮ることは、
下の3つのメリットがプラスオンされます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●メリット1  お子さんのすぐ隣で、「対話」しながら撮影できる!

親と対話(気持ちのやりとり)をすることで興味アンテナがたちやすく、おうちのかたでしか引き出せない表情も撮影できます。

 

●メリット2 発見、驚き、感動、疑問などの、感情が入ったリアルな反応※を撮影できる!

※著書では「ナンダコレ!」という言葉で表しています。

「やった!できた!」という結果だけでなく、自分の発想などのプロセスに親が注目してくれた、という、いわば「証拠」を残せることで、子どもの自信がどんどん育ってきます。

 

●メリット3 体験したときの感情も「親子で」一緒に思い出せる!

そのままだと忘れてしまう出来事や知識も、おうちのかたと楽しく一緒に振り返り、感情をいっしょに思い出すと、旅先で得た知識もより深くインプットできます。また「じゃあDVDで見てみる?」など、その次の学び行動にアシストしやすくなります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

こんなにいいことがたくさんあるなら

ぜひ、じゃんじゃん撮りたいものですよね!

 

 

撮影のコツは、お子さんの「3つのモード」を意識すること!

 

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さて、いよいよ旅にやってきました!

思うまま気の向くままにお子さんを追いかけて撮るのも
もちろんよいのですが、
ちょっと意識をしておくだけで
お子さんの知的好奇心をアップさせ、自信を深められる!
スマホ写真撮影のコツをご提案したいと思います。

 

そのコツとはズバリ、
お子さんの「モード」をきっかけに撮影することです。

 

 

 

モード❶ 「リラックスモード」:一緒に体験しながら撮影

 

学びに必要な「好奇心」は、
子どもが安心できる状況でがぜん生まれやすくなります。
また、いちばんお子さんがリラックスするのは、
おうちのかたがいっしょに楽しむこと。
だから、まずは撮影の時間より
一緒に体験する時間を長くとるようにします。

 

旅先でよくあるちょっともったいな話が、
おうちのかたが終始カメラマン役で
「撮影会」のようになってしまい、
お子さんだけでなんとなく不安そうな表情のまま
体験が終わってしまったというパターン。

 

旅行先には初めてのことがいっぱい。
いきなり好奇心爆発の子もいますが、
「やってみたいけどちょっぴり不安」
「おうちのかたが一緒ならできそう」という子は

多いはずです。

 

ですので、
最初のうちはおうちのかたも一緒にやってみて、
安心できる状況をつくることを意識します。
すると子どもにも笑顔が出てきて、体験を楽しみ始めます。
そのときが、「リラックスモード」
スマホやカメラをかまえる1つめのタイミングです。

水中に手をつっこみ始めた、動物に触り始めた、
知らないところに一歩、足を踏み入れた
食べたことのないものを口元にもってきてみた

そんな瞬間の写真が撮れたら大成功です。
 

 

モード❷ 「集中モード」:お子さんの集中優先! 楽しんでいることに沿って撮影


子どもがリラックスしてくると、
表情がだんだん変わってきて、体験にググッと
集中してくるようになってきます。
これが「集中モード」です。

 

お子さんが自分から行動しようとしているとき
夢中になっている横顔を撮る、
生き物をちょんちょん触っている手元を撮るなど、
体験の流れにそって、カメラ目線ではない、
自然な動作を撮影するのがオススメ。

 

一方で、集中しているとき
「こっち向いて」「あそこに行って立って」
「もっと笑って」「次はあっちに行こう」
などの声かけをしすぎると、せっかくの主体的な体験や
思考を中断させてしまうことがあります。

 

正面笑顔バッチリやキメキメポーズの記念撮影などは、
お子さんの集中が一段落したら行うといいですよ。

 

 

 

モード❸ 「発するモード」:お子さんが発する「ナンダコレ!?」の瞬間を撮影

 

リラックス→集中できると、
次は自分の力で発見したものをきいてほしく・見てほしくなってきて、
「発する」モードに自然に切り替わります。

お子さんが「ナンダコレ!?」「これ○○だよ!」などと言ったときや
驚きやうれしい表情をしたときが、
シャッターチャンス。

できれば「すごい!よく発見したね」「なにそれ、ちょっと見せて!」
「どうやって見つけたの?」「本当だ〜、赤い色してる!」
などと反応(対話)しながら撮影します。

 

この「3つのモード」を意識して撮影した写真は、
あとから見ても、
「自分ってこんなにがんばっていたんだな!」
「けっこうかっこいいとこみせちゃったかも」
「わたしがみつけたんだよ、これ」など、
ひと目見るだけでも自信を深められる材料になります。

 

 

だから、帰りの新幹線で、飛行機で、
ヘトヘトで全員お疲れなら、帰った後の休日に。
親子で撮影した写真を見ながら、おうちのかたは、
「よくこれ見つけたよね〜。どうやってみつけたの?」

「あ、このとき◯◯くんかっこよかったね!●●してさあ」など、
写真をきっかけに体験が思い出せるように、また
お子さんをヒーローインタビューのように主役にして
トークすると、とても効果的だと思います。

 

また、あわせてオススメしたいのが、お子さんだけでなく
「家族と」一緒に写っている写真も、撮っておくこと。
お子さんは自分だけの写真を見るよりも愛情を感じやすく、
「受け入れられている」と感じやすくなります。

 

「そういえば子どもの写真ばかりで、
自分の写真がまったくないわ…」
というお母さん・お父さんも多いかもしれませんね。

 

今の年齢のお子さんと、初めての場所をたずねたり
一緒に体験しているかけがえのない瞬間を
撮影できるのは、今だけです。

全員写真が撮りにくければ、
お父さんお母さんがお互いスイッチして、撮影しあってみては!

 

旅から帰った後、ホットな思い出のうちに
ベストの1枚をピックアップして、リビングに飾っておくのも
家族で心地よい感情を何度も追体験を何度でもできるので、
おすすめですよ。

 

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今度は家族で写ってみました

 

いかがでしたか?

せっかく写真を撮るなら、少し厳選しても、これらのことを意識すると

お子さんの成長という意味でも、とっておきの写真が撮影できる

確率が上がるはずです♡ ぜひお試しくださいね。

 

 

 

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首里城が火災。わたしたちにできることはなんでしょう?

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※写真は本の制作当時のものです
 
こんにちは。
 
「まなべる!トラベル えらべる!できる!ぼうけん図鑑沖縄」内で
ご紹介させていただいている
沖縄県の世界遺産のひとつ、首里城が
本日明け方、火災発生というニュースが県内外で
大きく報じられております。
 
琉球王国のいわば「象徴」であり、
沖縄県民の心のふるさとだった首里城。
つい先だって、専門家による研究と
監修のもと、長年の復旧作業が完了されたところで
その美しく堂々とした、唯一無二の姿を見に訪れるのを
楽しみにされていた
国内外の旅行者のかたも多かったと思います。
 
現在は鎮火となりましたが、少なくとも正殿・北殿・南殿は
「全焼」と呼べる状態のようです。
 
ほんのわずかでも、その学びの価値浸透の一翼を
担わせていただいたこともあり、
ただただ今は、信じられない、なぜ、
残念、悲しいという言葉が頭の中で
くり返されるばかりです。
 
 
本書ではおもに「首里城には、沖縄県で
龍神さまなどの守り神が大切にされてきたという証拠が
たくさん残っていたんだよ」とご紹介していました。
 
 
 

沖縄の貴重な「守り神」がたくさんいた首里城。

  
 
 
沖縄の守り神「龍神さま」は城内に33体以上
 

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屋根の上にも

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玉座の近くにも
 
 
竜の口から湧き水が出ていた歴史のある「龍樋(りゅうひ)」

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琉球王国の尚真王(しょうしんおう)の時代に設置されたとされています

 

かつてのお城の大切な飲料水として、また中国からお客様がきたときは

おもてなしの水として、大活躍していたとのことです。

かろうじて戦火を免れていた大変貴重なものでした。
 

 

沖縄本来の意味合いを持って立っていた「龍柱」 

 

この正殿前の龍柱の「向き」も、

数々の専門家の研究や検討が重ねられ、やっと決まったとのこと。

 

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琉球王朝を守り、王様の力を示すシンボルとして考えられていました


「くねくね」している海外の龍柱と異なり、龍の体全部が柱になっていること、独立しており、建物を支えていないことが特徴となっています。 


            (参考・海外の龍柱)

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こちらは、台湾の龍柱

 

首里城を見守っていた雄々しく、また時にかわいらしい、魔除けのシーサーたちも。

 

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これらは一体、どうなってしまったのか?
イメージをしようとすると、胸が苦しくなります。
 
<11月5日追記>
どうやら、正殿前にあった龍柱は焼け残ったようです!!!
報道の写真を見ると、すすけてはいますが、形をとどめています。
個人的には、首里城再建のシンボルとして再利用、
ふたたび活躍してほしいと思っております。
地下にある「遺構」も残っていたとのこと。
 
 
沖縄に引っ越して5年、観光以外は取材にて少しだけ
関わらせていただいた身である私たちですら、ですので
 
 
同じ土地に生まれ育ち、親しんできた地元のかたをはじめ
取材時、熱心に教えていただいたご担当、
復旧にかかわっていたみなさま、
関係者のみなさまの
悲しみの深さ、喪失感はいかばかりかと思います。
 
まだ先のことは、という状態だと思われつつも
沖縄の歴史や文化そのものが、消えたわけではありません。
再建の声があがったときは、我々も微力ながら
サポートさせていただきたく思っております。
 
 
 
 

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【発売3ヶ月目の告白】「えらべる!できる!ぼうけん図鑑沖縄」に、「おしゃれカフェ」は載っていませんm(_ _)m

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にふぇ〜で〜びる看板は、「おきなわワールド」で探してみて!



 

こんにちは!

 

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております

企画・制作ユニットmananicoです。

ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

「えらべる!できる!ぼうけん図鑑沖縄」が発売されて

あっという間に3ヶ月に届こうとしております。早っ!

 

私たちの元にも、

「子どもが(ホンモノ動画を見るため)スマホ片手に、

この1週間かぶりつきで読んでいます」とか

「いきなり、『今度沖縄の闘牛を見に行く』と宣言されました」とか

「沖縄そばのページのマンガを繰り返し読んでいます」など

お子さんの独自目線で楽しんでいただいているお声が、次々と

届いております。

 

「見たこともないモノやコトに会いに行けるかも!」というワクワク感や

沖縄県内の子たちも「知っているようで知らなかった」身近なことに

ふたたび興味を持つきっかけにしていただいているようです。

 

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本当に×100うれしく、嗚咽がもれそうです。ありがとうございます。

 

 

さて、そんな本書ですが

今日は、この場を借りてみなさまに告白があります。

ふだんの旅行ガイドには当たり前に載っているけれど、

この「えらべる!できる!…」に

載っていないものが3つほどありまして、この場を借りて

ついに告白したいと思います。

 

 

 

1 おしゃれカフェや最旬お店情報、載っていません

 

沖縄には、素敵なカフェがとってもたくさんあります。

海見えカフェ、森の中のカフェ、都会にはないゆったりした広さのカフェ

オーガニックカフェ、カリフォルニア的カフェ、オーストラリア的カフェ

悶絶するほど、コーヒーがおいしいカフェ……

かくいう私も、お店の人の魂がこもった

素敵なお店を探して、訪れるのが大大大好きです。

 

おすすめしたいところもたくさんあるのです、

が、この本には載っていません。

 

そのかわり、ものすごくおいしい老舗の沖縄料理屋さんのお料理や

昔ながらのお菓子屋さんのお菓子が掲載されています。

 

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沖縄おやつの老舗、松原屋製菓さん(笑顔が素敵)

 

でも、協力してくださったお店の名前はクレジットのみで、

アドレスや連絡先も掲載していません。

 

と言いますのは、旅行「図鑑」という、ずっと残るものの特性上、

お店自体のご紹介ではなく、

「この土地に、昔からあるもの、文化として親しまれているもの」

のカルチャーから先に目に入るつくりにしているからです。

 

 

例えば

「それも入れちゃうの!?(沖縄だけにしかない)

『ふしぎなスープ』の正体をさぐる!」のページ。

 

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沖縄のスープ(ご当地汁)は「薬」と言われていたことがわかるマンガ

                ↓

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食べ方や種類(アバサー汁、イカスミ汁など)

 

をせいいっぱい載せると、

ご協力いただいたお店の情報はバーンとは載せられず、

せめてクレジットを!

 

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という感じになってしまいました……。



ご協力いただいた店舗さまも、

ふだんはない掲載方法がイメージしづらかったのではと

思いますが、趣旨をご説明し、みなさまにご賛同いただき

とてもありがたかったです!

 

この本を「子どもといけるカフェが載ってるかも♡」と

開いていただいたみなさま、

がっかりなさっていたら本当に申し訳ございません!!

そして、そうは言っても、

くつろぎのカフェや美味しいお店に行きたい!ですよね。

そんなときは、それ用のおしゃれな本や

サイトにがたくさん情報があるので、

併用していただくのがよいと思います。

(このぼうけんのあと、このカフェがおすすめ!のような記事も

そのうちつくれたらな…)

  

「まなべる!トラベル」は、たとえば2泊3日の家族の旅行中、

数時間あればできることもたくさん載せています。

ぜひ、お子さんの「やりたい!」というぼうけんと

「みんなのやりたいこと」で、家族みんながハッピーな

旅の予定を組んでいただければと思います。

 

 

 

2 快適ホテルの情報、載っていません

 

沖縄にはご家族におすすめしたいホテルもたくさん!

プール付き、温泉付き、公園付き、いろいろありますよ。

我が家も、ぼうけん旅行にでかけるホテル選びは楽しみの1つです。

ところが、なんと

この本には載っていません。

 

学びのぼうけんスポットをあらん限りのスペースを使い

ご紹介していることが、その理由です。

ただ、学びスポットの拠点にするためのホテル選びも

おうちのかたは迷われるかもしれないので、

こちらのHPでは、順次ご紹介していこうと思います。 

 

 

3 巻頭のMAPにはくわしい行き方、道路が載っていません

 

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この本の巻頭に載っている地図↑には、

なんと「道路」が載っていません。

●子どもがパッと見て、「沖縄ってなんかおもしろそう!

(ぼく・わたしの住んでいる街と全然ちがう!)」と思い

●「沖縄には北部(やんばる)、中部、南部っていうのがあるんだな」とわかり

●それぞれ生き物の生息地やカルチャーがこんなふうにわかれていて

●行きたいところがだいたい沖縄のこの位置にあるんだな などの

「土地感覚」を楽しく養ってもらうためのものなのです。

だから、道の代わりに、だいたいの地形と、興味をもつためのイラスト、

クイズをたくさん入れています。

※ちなみに、MAPのイラストは、各方面でご活躍のイラストレーター

サタケシュンスケさんに描いていただいております。贅沢〜!

 

でも、ご安心ください!

おうちのかたが各スポットに辿り着けるよう、

各学べるスポットへの「行き方」については、

巻末の「まなべるスポット」ページでご紹介しています。

そして、「MAP」というマークをスキャンして

Googleマップに飛ぶしくみを使っていただければ、

そのままナビになります(未来…!)。

おうちのかたは、そちらで行き方をご確認いただけるかと思います。

 

 

上の1〜3を期待されて購入されたみなさま、申し訳ございません!

でも、子どもの好奇心を開かせ、

沖縄を全然知らなかった子どもたちも

「ここに行きたい」と言ってくれるようになるべく

全力でつくりました。

 

「それでもOKよ!」といってくださるかた、

新しい親子旅行のスタイルを、どうぞ

ぞんぶんにお楽しみくださいね。

 

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「沖縄親子の週末のおでかけを、 もっと楽しくしちゃおう!」出版記念イベントレポート

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こんにちは!

 

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております

企画・制作ユニットmananicoです。

ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

9/16(月・祝)、ジュンク堂那覇店で、本の出版を記念した

小学生の親子を対象としたワークショップを行いました!

 

mananicoとしては初めてお客様とお会いするイベントだったため、

最初ガッチガチでしたが(汗)

お集まりいただいた親子のみなさま、関係各所のみなさまの

暖かさに支えられ、無事終えることができました。

本当にありがとうございました!

 

今回のテーマは「『まなべる!トラベラー』になって、

沖縄親子の週末のおでかけを、

もっと楽しくしちゃおう!」

今日はこのイベントの様子をレポートさせていただきます。

 

 

 

 

今回トーク係の夫は、お気に入りドラゴンフルーツシャツで登場。

本書でものすごく素敵なイラストを描いていただいた

仲西太さんが、dreamiさんとコラボしたシャツです。

 

(仲西さんも沖縄クリエーターでいらっしゃいます)

 

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ちなみに、スカートもあるようです。欲しい♡


 

 

まずは、今回、参加いただいた親子に

「まなべる!トラベラースティッカー」を

お配りしました。

本には違うデザインのものが入っているので、

この日だけの特別バージョンです。

 

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これをつけてぼうけんしてもらえるといいなあ、という願いを込めて♡

 でも、じっさいはみなさんバッグにいれてらっしゃいましたね(笑)

 

 

まずは、みんなに、ぼうけんの合言葉

「ナンダコレ!」について、どんな時に思わず言っちゃう?を

考えてもらいます。

 

知らなかった!

おもしろい!

だれかに教えたい!……

などなど、好奇心アンテナがビーンと立ち上がるときに、使っちゃうはず。

 

「ナンダコレ!」の定義めいたものをみんなで出し合ったあとは

親子に旅に行った時のような気分になってもらいつつ

3つのミッションを体験していただきました。

 

 

 

ミッション1

「ぼうけん図鑑 沖縄」の中で、おうちの人と「ナンダコレ!」「おもしろそう」を探そう!

 

まずは「えらべる!できる!ぼうけん図鑑沖縄」をパラパラーっとめくって

初めて知ったこと、これやって・見てみたいな、と

思ったところを10分間でチョイスしていただきました。

 

そして

「どんなことが気になった?」「もっと知りたい!と思ったことは?」を

お子さんから教えてもらいました。

 

 

 

ミッション2

「ナンダコレ!」と思ったものをもっとよく知るために、ジュンク堂那覇店で、プチぼうけんしてみよう

 

気になったものや、会いに行きたいな、と思うものがあったら、

次はホンモノに会いに行こう! 

……と言いたいところですが、せっかく本屋さんにいるので

関連の本を探しに行って、気になる本を選んで持ってくる、

というミッションです。

子どもが「自分で選ぶ」といういことが大切なので

おうちのかたはサポートに徹していただきます。

一部のご家族にお願いして、追跡してみました〜。

 

 

ミッション1で「ようかい」と言っていたキュート女子。

妖怪の本、あるかな〜? と、沖縄本コーナーを物色。

あっ、「民話コーナー」にあった!

 

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妖怪・悪霊は総じて「マジムン」と呼ばれ

それはそれはたくさんの妖怪伝説があります。

そして沖縄県の妖怪だけで、一冊の本にまとまってたりします。

ちょっとこわい…でも見たい。

こういう不思議なものが気になるお年頃ですよね〜。

 

 

おっ、こちらの男子は「自然コーナー」に

沖縄昆虫本、ありました!

 

 

「昆虫をつかむのがにがてだけど、

かっこいいから見るのは好き」だそうです。

  

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クワガタとセミとカブトムシの3部作で!

 

 

ミッション1では「アマビコヤスデ」に反応し

「こんな虫いるんだ、光るんだ…」と

ナンダコレ!を発動してくれていた男の子。

 

 

 

最初に気になっていたものとはちょっと違っても

全然問題なし!

おでかけをしてると、たとえばねらった昆虫に会えなくても

別のものに会えたりするし、おもしろいハプニングも

たくさんあって、それがまた楽しい。

意外なものが好きになるきっかけにもなるんだもんね。

 

 

 

ミッション 3

ぼうけんで見つけた「ナンダコレ!」をシェアしよう

 

会場に戻り、見つけてきた本を紹介し合います。

新しい本に読みふける子もいれば、

これは知っている・これは知らなかったなど、熱いトークが

止まらない親子もいらっしゃいます。

 

じつは、体験してくださった一連の動きは

「旅前(やる気づけ)」

「旅中(体験)」

「旅後(振り返り)」

になっています(ここ、今日1番大事なところです!)。

 

お子さん主体の「気持ちが動く生の学び」につながりやすい行動を、

今日体験していただいたんですよということを、

おうちの方向けにご説明。

 

最後に、沖縄でおでかけする際にもっと楽しくなるスポットや

知っておく・気をつけておくと楽しい知恵などを

お伝えさせていただきました。

 

生の沖縄県在住親子とお話ができたこと、最後まで

にっこり笑顔で参加していただけたこと。

いちばんうれしかったのは

親子でちゃんと「対話」が

生まれていたことでした。

 

わたしたちも

とてもうれしい・よい経験をさせていただきました!

ジュンク堂さま、貴重な機会を本当に

ありがとうございました!!!!

 

 

終わった後、

熱を出し切って魂のぬけた夫とともに

カラッカラの喉をうるおすべく、

向かいのスムージーのお店「Vita Smoothies」に駆け込み

(↑定番コース。おすすめです!)、

とってもおいしいドラゴンフルーツスムージーを注文。

エネルギーとビタミンをチャージしてきました〜。

 

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スムージー、服に擬態。

 

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学びの自然体験、「プロ(専門家)と一緒に行く」とイイコトは?

 

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「ナマコは、海のおそうじやさんなんだって〜!」



こんにちは!

 

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております

企画・制作ユニットmananicoです。

ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

夏休みも「あっ⭐️」という間に終わってしまいましたね。

 

でもでもまだまだ、沖縄は「まなべる!トラベル」シーズンが続きます。

海開きもたいてい10月末まで!

秋休みや秋の連休などを利用していらっしゃるかたも多いのではと

思います。

 

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11月に撮影。風がさわやかで最高です

 

そして!

小さいうちから自然にたくさんふれている子は、

その後、自然科学に興味を持つ割合が高いそうです。

日本全国、豊かな自然が残っているところはた〜くさんありますが

沖縄は「亜熱帯の、独特の環境や生態系」を持っている県。

旅行でも海や森の自然に親しみたいと思っているご家族は

多いのではないでしょうか。

 

そんなとき、

自然やカルチャーのプロ(専門家)と行くのも、

選択肢のひとつとして大いにアリですよ、という

今日はそんなお話です。

 

 

 

本で得ること、実際に専門家に伝えてもらうこと、
それぞれにメリットあり!

 

  

 「えっ、本で『家族だけで十分楽しめる』って言ったそばから…?」

と思った方、

するどい!

それはその通り!本だけでぼうけんに行っても

もちろんOK✨です。

 

著書「えらべる!できる!ぼうけん図鑑沖縄」でも、

「沖縄」というすばらしいフィールドを舞台に

家族だけでできる旅行テーマ(ぼうけん)を

掲載しています。

 

そして本のメリットは「沖縄のことを『旅行前に』知ったものと

旅先で出会うことで、感動や好奇心がますます高まる」こと。

 

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行きたいところをパッと開けるようにするのもグッド!



 

では、専門家と行くメリットって?

 

●その旅行先が初めてであれば…

「ふだん忙しくて、前知識を入れる余裕がなかったときも、

その場で教えてくれる」

「『これ知ってる!』を親御さん以外の

大人にも発動したり、『ナンダコレ?』と思ったものを質問したりできる」

ということなのではないでしょうか。

 

●訪れるのが2回目以降だったら…

「生き物や自然、カルチャーとの付き合い方や歴史などを、

もっともっとディープに教えてくれる」

「家族だけでは行きづらい秘境めいたところにも

安全に連れて行ってもらえる」

「専用の機材を持っていないときにレンタルしてくれる」

 

などなど。

だから、ご要望や状況に応じて、「ここだけはプロに頼も♡」のような

選択をすればよいのではないかと思います。

 

 

プロと行くツアーは、ちょっとストレッチなことも
安全に楽しく、いきなりできる!

 

かくいう私たちも、

気軽な旅行ですと家族だけで行くことももちろん多いですが

「この日はアドベンチャーだ!」と盛り上がっているときは

はりきってプロのツアーを予約します。

 

例えばこれまで、プロの方々と、こんな体験をしてきました。

 

★カヌーに乗ってマングローブの川へ。

マングローブの生態を学びながら、カニの大群に会う!

 

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ミナミコメツキガニーーッ!

↑これは西表島ですが、本島にもマングローブツアーがたくさんありますよ!

 

 

★とっておきの磯遊びスポットに案内してもらう!

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生き物と絶景がダブルで楽しめたり。

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ナンダコレーーー!

 

 

★川をさかのぼり、滝つぼに飛び込む

 

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この日は、スリル満点の名もなき滝へ連れて行ってくださいました。

生き物を探しながら川をのぼり、終点で滝に打たれたりして

適度なスリル感と、滝の水ってこんなにつめたいんだ!が

体感できました。

「すべらないブーツ」も貸してくださいます。

 

 

★やんばるの山奥でレア生き物や植物を観察! 

夜行性の生き物に会いたい時には、ナイトツアーへ。

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土地勘のあるガイドさんとなら夜でも安心

 

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ヤシガニは、背中ちょんちょんは大丈夫だけどお腹はぜったいさわっちゃダメ

 

★シュノーケルツアーで、

とっておきのお魚がいっぱいいるポイントに行く!

    

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初めてのときはシュノーケルのやり方も教えてくれて、親は楽でした

 

★冬にやってくるザトウクジラを船で見に行く

 

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すぐ近くで潮吹きや、ジャンプが見られることも!



 

★カラフルなお魚を釣って、観察して、食べる

船長さんが釣り方、だけでなく、魚の名前や

「熱帯魚だけど意外とおいしいよ!」などを教えてくれます。

 

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「オジサン」つれた〜

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提携のレストランで、釣ったものを食べられたりします(調理代は別途でした)

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オジサンうまっ!

 

 

などなど!

プロのかたと一緒に行ったら、次は家族だけで行っても。

お子さんにまずは簡単に成功体験を積んでもらったら、

次はもうちょっとハードな冒険にも出かけられそうですよね。

 

 

プロと行くツアーはたくさん! 
探すコツは、「お子さんの好み」+αで検索

 

そして、プロの人と一緒に行くメリットはわかるけど、

「子どもといっしょにわくわく学べるプロツアーは

どうやって探せばいいの?」と思ったとき

最近は本当に、沖縄にも個人から大きめのところまで

とてもたくさんの体験ツアーが用意されていて

正直、ちょっと迷っちゃう!ということもありますよね。

 

その中から、子どものその土地ならではの自然や文化への

好奇心を高めてくれそうな業者さんを選ぶコツも、あります。

 

お子さんの好みを知っていらっしゃるなら、ぶっつけで探すのもありですが

「えらべる!できる!〜」の本を親子で読んで、

「行ってみたい!やってみたい!」がお子さんの口から出てきたら

そのカテゴリの内容で探すと、

行ってみて「ちがった!」ということが少ないと思います。

 

やりたいことやホテルの場所に合わせてキーワード

「海の生き物」「観察」「昆虫」「専門家」「琉球王国の歴史」

などなど、お子さんの好奇心が向きそうなワードで検索したら、

さらにツアー紹介を見てみます。

 

ご参考までに、チェックポイントは…

 

① 子どもOK、できれば「子ども向け」と名言している

(もしくは、子どもに向けたトークが書いてある)

②「好奇心」「学び」など、ちょっぴり知的な言葉が入っている

③ HPに、その土地の自然や生き物の特徴や生体、カルチャーなら歴史などが

紹介されている

④「専門家がご案内」など、有識者が行なっていそうなワードが入っている

 

などで探すと、深い知識をお持ちのガイドさんにお願いできることが

多いようです。

 

例えば、「癒し」だけじゃないおもしろ自然体験。 

今回の本で取材させていただいた「キュリオス沖縄」にも

まさに、そのような「学びのツアー」にご案内いただけました。

(これが今回お仕事ご一緒するきっかけとなりました☺️)

 

HP紹介文を見ると…

 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
沖縄エコツアー・ネイチャーツアー キュリオス沖縄

 
やんばるの森を、潮が引いたサンゴ礁を訪ね歩きながら、
アカデミックな知識を持つガイドとともにじっくり自然に浸る、
そんな贅沢な時間を過ごせるエコツアープログラムです。 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

と、あります。見るからにとっても「学べそう」ですよね!

 

海でも山でもなんでもござれ、のキュリオス宮崎さんは、

 なによりれっきとした「博士」でいらっしゃるので、

実際に観察したりさわったりしながら

子どもにもわかりやすく教えてくださいます。

 

じっさい、ふだんは気づきもせず通り過ぎてしまいそうな植物や

昆虫などのおもしろ生体、

ここにいたか!あったか!というものを見つけてくださったり

子どもでもできる扱い方を教えてくださったりして

こちらの目も鍛えられました。

 

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「ザトウムシです! 銀ピカに光るやつもいますよ」

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「この実の中にも、生き物が住んでいますよ」

 

 

ほかにも、沖縄のおすすめのツアープログラムはまた

あらためてまとめて、ご紹介していこうと思います。

 

では、引き続き楽しい親子旅行を〜✨

 

 

 

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親子旅行で自由研究のテーマを見つけるために親ができる「ほんの1つのこと」。

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息子が「タコ好き」だったころの写真ですが……イメージとしてご覧ください

 

こんにちは!

 

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております

企画・制作ユニットmananicoです。

当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

 

夏休みも終盤。「自由研究、やらなきゃ!」と

取り組んでいるお子さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「旅+自由研究」について書こうと思います。

 

 

 

「自由研究」って、要するになんだ?

 

自由研究の定義は、いろいろあると思いますが

ざっくり言うと

「自分だけの気づきや発想で自主的に行う、

オリジナルの研究」と考えています。

 

 

あらかじめテーマが決められているネタ集の中から

「これにしよう!」と決める

自由研究だけじゃもったいない!

逆に、本当の意味での「自由な」研究ができたら

「自分で学べる」子になる基本動作が身についたも同然です。

 

 

そして、なんとなくお気付きの通り、

自由研究は、親子旅行ととっても相性がいいんです。

 

なぜなら 

自分のテーマは

机の上でウンウン考えていてもなかなか思い浮かばないからです。

 

少しくわしくご紹介していきますね。

 

 

「自分だけの研究」ができるようになるための、3つのステップ

 

  •  第1ステップは「ハートがゆさぶられる体験」。

 

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まずは驚きや、感動や、「これ気に入った!」と思う

などの、心を動かす体験が必要。

 

子どもが新しいことにふれて

ハートがゆさぶられる体験は

よ〜くみるとその辺に転がっています

それは大人から見ると「え、そんなこと?」と思うことかもしれません。

でも、子どもの目はキラキラしています。

 

たとえば、旅先で海に行ったとき。

→貝殻がいっぱい落ちてる!

→いろんな色や形の貝がある!巻いてる形、平べったい形、丸い形…

白、桜色、まだら模様…

→貝だけじゃなくて、面白い形のサンゴや木の実も落ちてるよ!

などなど

 

心が動いたら、その場で何十分も動かなくなったり

その日の絵日記に、興奮気味に書かれるはず。

 

 

 

  •  第2ステップは「インプット」。

 

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この状態になり、旅から帰ってきたら

第2ステップとして、「インプット」が始まる場合があります。

 

もっと知りたくなって関連本を買ったり

図書館やインターネットで調べ始めたり

YouTubeで関連動画や物語を見始めたりします。

さらに「また、あそこに行きたい」と言い出したり

近所の博物館や資料館に関連モノがあった場合

強い興味を示したりします。

 

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そして

→あそこにしかいない貝だったんだ! 

→あの貝って意外と凶暴なんだ!

→貝殻のない貝もあるんだって!

のような自分だけが楽しめる「気づき」をえたりして

それを親に、自慢げに教えてくれたりします。

 

 

  •  第3ステップで域値を超えて「アウトプット」!

 

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そして、知識や興味がたまって、それが域値を超えると、

いよいよ「アウトプットor広がり」に進化します。

 

→似てるようで微妙に違う貝殻の種類をたくさん絵にしたり

コレクションしたりする

→「アンボイナガイ どくばりにちゅうい!」など解説つきの図鑑をつくる、

など

頭の中に知識が溜まったら、あらかじめ知っているもの同士を

関連づけたり編集したりして、いっきにアウトプットが始まります。

 

これこそまさに、オリジナルの「自由研究」です。

 

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また、“定まる”だけじゃなくて

→「温暖化で、数が少なくなってるんだって〜温暖化ってなに?」(環境問題)

→「この貝を、あのカニがバリバリ食べちゃうんだって!」(周辺の生き物)

→「自分の県やほかの県にはどんな種類の貝がいるんだろう?」などと

“広がる”ほうに行く子もいます。

 

 

先日、お友達ファミリーが沖縄にきてくれまして

とっておきの、生き物たくさんビーチにお連れしました。 

 

手には付せんがついた「まなべる!トラベル」が!!

うおおおお、うれしい(泣)。 

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自然の海で遊ぶので、本にも載せた「よく会う危険生物」について

レクチャーしてからGO!

 

最初は「都会っ子の真夏の沖縄磯遊び、少々ハードなのでは?」 

と思っていたのですが、なんのなんの。

 

砂浜のスプリンター、「スナガニ(ユウレイガニ)」を追っかけて、

走る走る!

(5匹ゲットしていました)

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 そこから、いろんな種類のカニがいる!と見比べて観察。

 

ほかにも
カラフルすぎるお魚に驚いたり……

生まれて初めてイソアワモチやナガウニ、

ウデフリクモヒトデをつんつんしたり。

 

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さすがに、巨大なジャノメナマコは「いや〜!」と言ってたな。笑

 

名残惜しいけど、ぜんぶ海にかえしてあげようねー、

と、バイバイの儀式をして終了!

 

 

そして、ホテルに帰ったら

あらためて『まなべる!トラベル』を読んで

「これ見つけたやつだ!」

「あの生き物は、これだったんじゃないの?」などと

姉妹でわいわい振り返ってくださったそうです(号泣)。

 

そしてさらに!


帰りの飛行機の中で本を読み返していた1人がポツリと


「自由研究のテーマ、

沖縄で見た生き物のことに

変えようかな

 

と言い始めたそうです!

(もともと別のテーマで自由研究が進んでいたとのこと)。
 

もしかしたら、体験といっしょに、

興味をもったものの学びを得ることで

いっきにステップ3まで駆け上がってくれたのでは!

 

と思い、お父さんからコメントを頂戴しました。

 

「“自発的に”って所が

子どもが受けたインパクトの強さを物語ってるよね。

自分が面白いって思っただけじゃなくて、

それを伝えたいって行動に移そうとしているところ

学びの成果なんだと思います。」

 

 

確かに! 「人に伝えたくなっちゃう」って、原動力!

本当に素敵なエピソードです。

 

 

 そんなときに、親ができるのは「ほんの1つのこと」。

 

さて、親子旅行で盛り上がったお子さんの気持ちを

親としてはどう後押ししたらいいのでしょうか?

 

自主性にまかせる、とはいえ

おうちのかたにできる、ほんの一つのことがあります。

それは、お子さんの興味の芽がふくらむよう

 

「合いの手を入れる」

 

これだけです!笑

 

家族旅行中、短い時間でも、どんなことでもよいのです。

 

<ステップ1のとき>

お子さんが興味をもったり

座り込んだり、立ち止まったりして見ているもの に

出会ったら!

いろ〜んなご予定はあることと思いますが、

まずは、時間の許す限り、観察に付き合います。

↑これが、なかなかむずかしいんですけどね〜

 

よく見ると

こっちを探してみるとどうだろう?とか

この角度からみるとどんなんなる?などを

ずーっと繰り返して「研究」していたりします。

 

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こんな感じで…

 

日常とは違う時の流れの中で

ここからすべてが始まると思って、

なるべく見守ってあげてくださいませ。

 

 そして

 

「ナンダコレ!」や「すごい!」といった反応があったら!

子どもの気づきを言葉にしてあげます

 

なんでもいいんですが、

「いろんな色があるんだね」「黄色いのよく見つけたね!

お母さんは紫色見つけたよ」などなど。

 

 

<ステップ2や3のとき>

 

体験が終わったら、それを思い出せるように

振り返ります。

「最初は全然見つけられなかったけど、

どんどん見つけるのうまくなったね!」

「ほかにどんな種類がいるんだろうね〜」 などなど

 

「あれ、楽しかったね!」の話のついでに

「そういえば、図書館に貝の種類を紹介する図鑑があるかも。

週末行ってみる?」

「図鑑のDVDに同じ種類の貝紹介されてた気がするなあ」

「それ、どんなんだったか思い出せないからちょっと

絵にかいてみてくれない?」

「せっかく気に入ったんだったら、それを学校の自由研究にしちゃう?」

など。

 

熱心に見たり、アウトプットしているものには、素直に感心する。

「よく見てるね〜」「これ気に入ったんだね」

「え、こんないろんな種類があったの?」など

 

 

おうちのかたは、「全然知らない」っていう立場で大丈夫。

ちょっとしたチャンスで、思い出させてあげる、盛り上げる=

「合いの手を入れる」

これだけでお子さんの研究熱が、

おもしろいぐらい変わってくるはずです。

 

あの親子旅行で、あの日、あのとき連れて行ったビーチが

すべての始まりだった!

 

なんていう瞬間に立ち会えたら、親としてもうれしいですよね。

 

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自由研究は、じつは夏休みだけのものじゃない。

だれに「やりなさい」と言われるものでもない。

いつだって、自分だけの学びのために、

世界中に用意されているも

 

 

1回で出会えなくても、何回かふれているうちに

きっと「域値」を超える日が来る。

そして、旅から帰ってきても、自分の身の回りで

研究を始めることができます。

 

心のアンテナにひっかかるテーマを

楽しく探しに行く。

そんな親子旅に、出かけてみませんか?

 

 

 ちなみに!本の中で自由研究につながるコンテンツ、あります!

 

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「まなべる!トラベル えらべる! できる! ぼうけん図鑑沖縄」

(Amazonなどで発売中)には、各ぼうけんの最後に必ず

「きみだけの研究にちょう戦!」というコラムを設けています。

 

ぼうけんのあと、ちょっとしたきっかけで自分の研究が始められる

コツをまとめている、コダワリのコラムです。

(本編とのスペースのせめぎあいで…いろいろ葛藤がありました〜)

 

子どもたちが本当の意味での「自由研究」を始める

きっかけになればと願ってつくりましたので

よろしければ、チェックしてみてくださいね。

 

 

 

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