公式「まなべる!トラベル」BLOG

第一弾書籍「えらべる!できる!冒険図鑑沖縄」、全国書店で発売中! 親子旅行を、家族みんなの学び体験に変える新提案をカタチにしていくプロジェクトです。最新情報や、本の中や公式サイトでは書ききれないライヴ感ある情報を提供してまいります。  公式サイト:http://manaberutravel.com

親子旅は「旅行前」から充実させられる!

こんにちは!

 

「教育をもっと楽しく・わかりやすくするクリエイティブ」をモットーに活動しておりますmananicoです。


当ブログにお越しいただき、ありがとうございます!
このブログでは、「親子旅行を再デザイン!主体的な学びの原体験に」という発想で発足したプロジェクト「まなべる!トラベル」について、詳しくご紹介したり、親子旅行の新しいコツを提案していくブログです。

 

前回の記事では親子旅行を家族みんなにとって素敵な「共同体験」にするため、「①お子さまが好きなテーマ」かつ「②その土地ならではのもの」に触れられるように、情報収拾、準備をしていだだくことをオススメしました。

 

一方で、事前の調査では「それってどうやったらいいの?」という声も多かったことをご紹介しました。


7月初旬に発刊の「えらべる!できる! ぼうけん図鑑 沖縄」には、もちろんその声にお応えした情報をたっぷり込めて制作していますが、今回は、ブログを読んでくださっているみなさまに、先行してエッセンスをご紹介していきたいと思います。

好きなものと旅行先をつなぐ「テーマ」を見つける

もちろん、旅先には「子どもが(親子で)楽しめる!」という切り口で紹介されたコンテンツはたくさんあると思います。そしてきっと、実際にお子さまが楽しく利用できるケースも多いはずです。でも時に、「子どもが喜ぶ」という口コミの場所に着いた途端、お子さまが「もう帰りたい」となってしまうケースもあります(もちろん経験ありますとも!)。

 

「まなべる!トラベル」で重視したいのは、あくまで「旅に出る前から好きなこと」を起点に考えること。

 

観光という観点で選んだ目的地も選びつつ、その中にひとつふたつ、「我が子目線」の要素を足すことをとても大切に考えています。

 

生き物が好き(といっても虫から哺乳類まで様々に分かれるはず)、歴史が好き、乗り物が好き、食べ物が好き、お絵かきが好き、外遊びが好き、ファンタジーや妖怪など物語的なものが好き・・・お子さまによって様々な「好き」があると思います。

 

テーマ × 地域性の掛け合わせで、事前にお子さまと情報を検索するだけでも、「親子ともに」旅行を楽しみにする気持ちが高まるはず。

 

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例えば、我が家の例ですが、うちの子は海洋生物が大好き男子。普段から図鑑を楽しむのはもちろん、描く絵も、観たいアニメも海の生き物系。それを起点に旅行を計画してみると「日本(結果海外もでしたが)には本当にたくさんの水族館がある」ことに気がつきました。同時に「水族館も地域ごとに特徴が出るように努力をしており、その違いも楽しい」ということも、嬉しい発見でした。さらに、日常生活ではそこまで運動が好きなわけでもないのに、生き物探しであれば何時間でも歩き続けられると、旅を通してわかり驚いたものです。

 

大人の発想で「〇〇に旅行に行こう!」と計画したとしても、行った先で「どんな水族館があるかな?」なんて一緒に調べるだけで旅行に対するモチベーションが高まります。

 

「えらべる!できる! ぼうけん図鑑 沖縄(7月初旬発刊)」では、地域を超えて子どもが好きな5つのテーマに沿いつつ、沖縄を「子ども目線」で再発見し、30の冒険にまとめています。この夏、沖縄への親子旅行を計画している方にはぜひご覧いただきたいです。

 

ちなみに、「行き先」自体を「お子さまの好きなテーマで選ぶ」こともできると思いますが、私たちのスタンスとしては、おうちのかたも行きたいと思える、楽しみだと思えることとの両立は大切にしていただきたいと思っています。

 

親子旅行は「親主導の子連れ」でもなく「子どもだけのため」でもなく、家族みんなのためのかけがえのない時間。すべてをお子さま中心で考える必要はなく、「一人ひとりのやりたいこと」を共有しながら計画することは、一体感が強まり、より充実した旅行にもつながるはずです

 

「テーマ」が旅行を学びに変える!

情報収拾で大切なことに、現地でできる体験の内容はもちろんですが、「準備のための」情報も含まれます。

 

たとえば、「海の生き物に会いに行こう!」という体験を選んだ場合、「どこにいけば会えるのか?」ということを調べると同時に、自然の中で会おうとするならば、普段は気にしない「干潮・満潮」の時間を事前に調べておく必要がありますし、季節や天気の関係で自然の中では出会えなかったとしても、どんな施設に行けば見られるのか、まで把握できていれば安心です。

 

持ち物の準備なども同様です。上記の「自然の中で出会える海の生き物に会いに行く」計画であれば、服装だけでなく、体験を楽しく、安全にするための道具も知っておきたいこと。

潮溜まりなどでの磯遊びには「手袋(軍手)」を持っていくと、安心・安全ですが、この軍手を、「手のひら部分にゴムのコーティングがついたもの(引っ越し・作業用に使うもの)」にするだけでもずっと観察もしやすく、安全性も高まります。

 

つまり何がいいたいかというと、目的の体験が事前に定まってくると、準備が必要になる反面、必要な情報が定まってくる(=見る目ができてくる)ということ。 

 

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もちろん旅行ですから、現地についてから、いきあたりばったりの「余白」も大事です。ただ、日程の中に少しでも、こうした事前の「深掘り(=探求)」要素が入ってくると、それもまた学びや楽しさに変わります。

情報収集、事前準備を親子で楽しもう!

事前の情報収集や準備についても、ぜひ「親子で一緒に楽しむ」のがオススメ。

 

一人ひとり、やりたいこと、行きたいところを伝え合ったり、上の例でいえば、必要な軍手を買いに行くときに、「楽しいけれど、気をつけなきゃいけないこともあるんだな、どんな生き物がいるんだろう」という買い物の目的から対話が広がったり。

 

お子さま自身が旅先の情報をすでに知っているということは、ほとんどないと思います(なにしろ、行った先がどこにあるのか、遠いのか近いのかもわからない場合も多いでしょうから)。だから、おうちのかたが「子ども目線」で、お子さまと「一緒に」情報収集するということは、「共に学ぶ」という意味で日常ではなかなか得にくい経験です。「まなべる!トラベル」の活動を通して、そんな共同体験を「親子旅行の前」からサポートできればなというのが私たちの想いでもあります

 

ちなみに、体験のために準備しておくものは「親子ともに同じ」であることも多く、学び体験を軸とした旅行計画は、子どもは大人のように考え、大人は子どもの頃を思い出すような、そんな不思議な一体感を呼び戻す効果があったりします(これはあくまで経験知ですが)。「好奇心」にフォーカスすることで、大人が子どもと真の意味で「一緒になって楽しむ旅」がしやすくなるということもあるかもしれません。

 

もうひとつ、これはまた回を分けて詳しく書かせていただこうと思うのですが、現地に着いてからの「ガイドツアー」なども、ここまでにご紹介した「親子旅行=共同体験」という発想で選ぶと、選び方が変わってきたりもします。旅行先には、自然環境や歴史文化を紹介する際に、特に子どもたち、次の世代へと伝えることを重視しているかたたちもいらっしゃいます。そうしたガイドさんを見つけて、家族みんなで日常ではできない学び体験を得るということもできます。旅行にの前に「こういう経験がしたい」という要望があれば、それを予約の際に伝えることで、内容をカスタマイズしてくださる場合もあります。そのための準備をプロの視点でアドバイスしてくれるなんてこともあり得ます。

 

いずれにせよ、「好きなもの」と「旅先」とをつなぐテーマがあればこそ。

まずは、そこを掘り下げることから、「親子旅行を、学び体験」に変えてみませんか?

 

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「まなべる!トラベル」が生まれたわけ Vol.2

 

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さて、前回の記事では、教育の新時代、もっとポジティブに子どもの学びを捉え直したら、一つの答えとして「親子旅行の再デザイン」があるのではないか? とたどり着いたところまでをお話ししました。

 

今回は「なぜ、親子旅行なの?」という部分を詳しくご紹介してまいります。

 

「見て!聞いて!」を受け止めることが大切

多くのお子さんは、自分の知っていること、できるようになったことを誰か別の人に褒められること、承認されることが大好きです。

 

これまでのお仕事を通じて、様々な家庭学習のシーン、教室現場を目にしてきましたが、どこにいても、お子さんが嬉々として「見て見て!聞いて聞いて!」と大人たちに呼びかける姿からは共通の欲求がうかがえます(もちろん一人ひとり「表現の仕方」は変わりますが)。

 

そうした研究の場、現場で非常に重要とされているのが、子どもたに対しての、「関心・承認・褒め」。

 

自分の「好き」「楽しい」の先にある(子にとっての)成果を、大人から褒められたり、認められたりする「喜び」は、自信を生み、さらなる意欲を生み出します。

 

「感情」を伴うできごとは深く記憶に残り、「対話によってこそ感情が伴う」のです。

 

幼い子が、おうちの方や先生からさらにその頰が膨らみ、自信が沸き起こる姿を思い浮かべる方も多いかと思います。


まさにそのイメージですね。

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もちろん幼い子だけではありません。

 

学習に対するコーチング技術の研究のため、どちらかというと、勉強に自信の無い部分を持つ小学校高学年、中学生に対し、どのような関わり方をするべきか、実際に長期間検証を行ったことがありました。

 

不得意だと思っている領域に、『できる部分』を少しずつ増やしていき、それを「披露」する機会を細かく設ける、彼らの努力に明確に興味関心を示し、成果に対して共に喜ぶという場を常に持ち続けることで、失われていた自信を取り戻し、最終的には実力もアップするという例をたくさん見ました。おうちのかたからは、「家での会話の内容まで変わってきた」というご報告をいただき、あらためて「コーチング」の重要性を感じた思い出深い例です。

 

こうしたシーンは、集団の中でよりも、やはりきめ細やかな1対1の関係性の中で実現することが有効です。


とくに早い時期の「おうちのかたとの関わり」の中にそうした成功体験を持っている子は、安心感、自己肯定感を持って主体的に学びに向かいやすいと認識しています

 

ただし一方で、前回の記事でも触れました通り、日常の中にそうしたシーンを持つことを難しく感じられる方も多く、おうちのかた自身が「子どもの主体性を受け止め、引き出せた」という手応え、自信を持つ機会自体をなかなか持ちにくいこともあります

「旅」は親子それぞれの成功体験になり得る

日常のシーンに「子どもの主体性を受け止め、引き出す」シーンを作りにくい理由はたくさんありますが・・・
(研究者としても、いち保護者としても)

 

・おうちの方自身がお仕事や家のことで関わりを持つ時間が少ない
・保育園、幼稚園、学校に習い事、現代っ子は想像以上に忙しい

 

他にも理由はたくさんあるかと思いますが、私たちは「その状況からいったん離れ、関わり方に変化をつけられる」機会として、「親子旅行」に注目しています。

 

・おうちの方自身がお仕事や家のことから離れお子さまと向き合う時間が増える
・お子さまも日常を離れ、新しいことに関心が向き、好奇心が動きやすい

 

という理由もありますが、日常生活もより密に「家族単位で行動する」ことや、「家族全員がこの体験を楽しもうという意欲が生まれる」ことも、とっても良い機会であると考えています。

 

「せっかくだから、子どもに良い体験をさせてあげたい」
親子旅行に対して、そのように思われる方も多いのではないかと思います。

「子ども主導」を取り入れて、親子旅行はこう変わる

「親子旅行=子どもの主体性を引き出すのにぴったりな非日常」

 

この絶好の機会を、さらにお子さまにとってより良い体験にするために私たちがとても大切だと考えているのはふたつ。


ひとつは「旅行中の予定」、もうひとつは「その過ごし方」です。

 

まず、「予定=何をするか」について。

 

おすすめは「親が企画して、子どもを楽しませる」というものだけでなく、「子ども自身が見たい!やりたい!」と「事前に興味を示していること」を、旅行中の予定に組み込んでおくことです。

 

なるべくであれば…

①お子さまが好きなテーマ かつ ②その土地ならではのもの

 

①→②の順番で検討していくことがオススメですし、できれば、旅行の前にお子さま自身がそれを見出せるともっと良い。逆に②→①で見出すのは、お子さまにとってもおうちのかたにとっても少し難しいこともあります(お気づきの通り、「まなべるトラベル」の立脚点はそこにあります)。

 

そしてもうひとつの大切なこと「過ごし方」。

 

いちばん重要なのことは「親子、同じ目線で一緒に楽しむ」(あるいは「おうちのかたも、お子さまのやりたいに乗って、楽しむ」)こと。もっと簡単な言い方をすれば、一緒に遊んで、自分も「楽しい」という感情を味わう、という表現になるでしょうか。

 

「我が子に良い体験をさせてあげよう」と予定を選び、「楽しかった?楽しい?」ということを心配するのではなく、お子さま主体で選んだ「何か」を、おうちのかた自身も楽しみ、その姿をお子さまに見せてあげることが大事だと考えています。

 

お子さまのほうは、見たかったものが見られた、やりたかったことが本当にできた!というリアルな体験の中での達成感はもちろん、「あ、ママも楽しいんだな!」という「安心感・充実感」を味わうことができます。

 

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自分の希望で実現した体験で、おうちのかたが楽しんでいる、その最中にはお子さまのほうから「見て見て!こんなものを他にも見つけたよ!こんなことできたよ!」という声がかかります。それを素直に「何それー!すごーい!」と喜ぶことが、非常に重要なのです。

 

一方で、こうした答えを見出していく中で行なった事前の調査では、「①お子さまが好きなテーマ かつ ②その土地ならではのもの」を旅行に際して見つけることが難しいという声もたくさんいただきました。

 

次回は、
「子ども主体の親子旅行、どんな情報収集、準備をしたらいい?」
というテーマでお話していきたいと思います。次回もぜひ、ご覧ください。

 

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「まなべる!トラベル」が生まれたわけ vol.1

はじめまして!わたしたちのブログを見つけていただき、ありがとうございます!

 

「学びでみんなを笑顔に!」「難しい表現になりがちな“教育”を、もっとわかりやすく、楽しく考えられるクリエイティブを!」をモットーに活動している「mananico(マナニコ)」と申します。

 

このブログは、「親子旅行」という素材を使って、お子さまの「主体的に学ぶ力」を育むお手伝いをしたい!という、その考え方をみなさんにお伝えしていくものです!

 

初回の記事である今回は、「なぜ今、主体的に学ぶ力」が大切と考えているかについてお話しをさせていただきます。

 

 なぜ「主体的に学ぶ力」なのか?その背景

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まずは客観的なお話を元に、私たちの立脚点からご紹介します。

 

もともと好奇心いっぱいの子どもたち。

その力を最大限に伸ばす「教育大改革」が始まります!

 

多くの子どもたちは、誰に教わるわけでもなく、もともと好奇心にあふれ、自分で興味のあるものについて探求する力をふんだんに持っています。

 

「あれはなんだろう?」「これやりたい!」「(うまくいかなくても)もっとやりたい!」と自然に手が伸び、そちらへ動き出そうとするのを止めるほうが難しいくらい。

 

こうした力は、「自分の気持ちに従い物事を進めても大丈夫」だという安心感や自己肯定感が土台になっているとも言われています。ところがこれまで、日本の若者は「外国の子どもと比べて自己肯定感が低い」と言われてきました。

 

内閣府による、アメリカ、アジア、ヨーロッパに属する7カ国調査(平成26年)で日本の子どもたちのスコアは・・・

 

■「自分自身に満足している」最下位(45.8%)

■「自分には長所がある」最下位(68.9%)

■「将来への希望」最下位(61.6%)

■「40歳になったとき、幸せになっている」最下位(66.2%)…

 

一方で、学びに対する前向きさが小→中→高となっていくうちに減退していき、「勉強を好きだという気持ちをキープできる」子供の割合は、高校生では小学生の半分近くにまで落ちてしまうという報告もあります(※)。

 ※ベネッセ教育総合研究所・東京大学社会科学研究所との共同研究プロジェクト「子どもの生活と学びに関する親子調査2016」より

 

最初は気になるものに突進していた子どもたちから、だんだんとその原動力である安心感や自己肯定感が奪われていく。一方で学びに対する前向きさも失われているという流れに対して、官民で積極的な議論が行われ、2020年から行われる教育改革では・・・

 

① 生きていくために必要な知識や技能

②①を基礎とした思考力・判断力・表現力

③ 自分から学びに向かう力(主体性)、人間性 

 

など、テストでは測れない、ライフスキル的な力(=非認知能力と呼ばれます)を身につけることが目標にされ、そのために「子どもの持っている才能(強み)を応援し、伸ばすこと」で自己肯定感を高めるアプローチをしようとしています。

 

ふだんから教育に関わるお仕事に携わり、同じ課題意識を感じ続けていた私たちとしては、職業や生き方が多様化している中、「子どもたちが自分の才能を使って、世の中の役に立つことを見つけ、幸せな人生を送っていく」ために歓迎すべきことなのではないかと思っています。

 

たくさんの選択肢、いつ?どれを?

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一連の教育改革の流れを受けて、民間でも「学び」をポジティブなものに変えるための商品や習い事などを、とてもよく見かけるようになりました。

 

私たちが関わるお仕事でも、子どもの「非認知能力」を伸ばすための子ども向け・親御さん向けコンテンツを生み出すことが多く、時代の大きな変化を感じています。

 

とても良いことだとは思いつつ、ハタと自分たちも「親の立場」になって見渡すと、選択肢の多さに迷いや、不安を感じることがあるのも正直なところです。

 

私たち親世代が受けてきた教育とあまりに違うため、自身の経験では選ぶ「基準」がわかりづらい。忙しい中でも子どもの将来を考え、まっすぐに取り組もうとする親御さんであればあるほど、「なにかやらなくちゃいけないの?」と心配が募る。「これからの教育はこうあるべき!」という情報を紐解いてみては、「わたしはできてないみたい…」などと焦り気味になってしまう親御さんも少なからずいらっしゃるようです。

 

「親も主体的に!」と思ったけれど…

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教育改革の流れを受け、学校現場の先生たちの努力があったとして、それでも教育とは「未来への投資」という側面があります。「時間がかかるもの」だということはこれを読んでくださっている皆さんも同じご意見かと思います。

 

で、あれば「親も主体的にならねば!」と、今のトレンドと実情のギャップを、親子でもっと楽しく埋めていく「家庭での」取り組みができないものかと考えて(親目線/プロ目線の両視点を駆使しつつ)おりましたが…

 

そんなおり、息子が昨年小学校に入学。「こりゃ、話に聞いてはいたけどなかなかタイヘンだ!」と実感する日々です(笑)。

 

子どもの発達を熟知しているつもりで「子どもが自分でできるまでじっくり待とう」と頭でわかっていても、大量の宿題をさばき、お風呂入って! ごはんを食べて!とやっている間に、あっという間に寝る時間。

 

子どもも自我が芽生えて、バンバン主張しだすお年頃。

 

主体性を育むべく、禁止用語を使わず、「あれやって、それやって」と過干渉にならぬようと思うのですが・・・「無理だわ〜!」と(笑)。← がんばってやり遂げているご家庭もありますよね…尊敬します!

 

それでも、幸い本人の趣向や対話を尊重してくださる学校に通うことができているのですが、物理的な問題として、全員で受ける授業で、学びを自分で主体的にアレンジすることは難しい。

 

「これでは子どもの好奇心の赴くままに、夢中になって探求するという機会がなかなか持てないご家庭は多いはず」と、一年ほど、今までの経験を紐解いたり、自主的な調査を行ったり、様々な研究成果をインプットするなど、キャリアの棚卸しともいえる時間を過ごしました。

 

もう一度本気で「日本の親子の実態にあった新しい学びのスタイル」を捉え直すことができないか? 官民交えての、あるいは教える側と、教えられる側双方での「新しい学び」についての議論が活性化する中、わたしたちらしい提案ができないか? そんな思いで企画を練り続けてまいりました。

 

そしてたどり着いた答えは「親子旅行の再デザイン」

 

次回は「ではなぜ親子旅行なのか?」について詳しくご紹介して参りたいと思います。

 

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