公式「まなべる!トラベル」BLOG

第一弾書籍「えらべる!できる!冒険図鑑沖縄」、全国書店で発売中! 親子旅行を、家族みんなの学び体験に変える新提案をカタチにしていくプロジェクトです。最新情報や、本の中や公式サイトでは書ききれないライヴ感ある情報を提供してまいります。  公式サイト:http://manaberutravel.com

「沖縄こどもの国」の知られざる!? 楽しみ方② 雨の日OKの3つ+αのスポット

 

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こんにちは!

 

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております

企画・制作ユニットmananicoです。

当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

さて、魅力いっぱいの学べる「ズージアム」、

「沖縄こどもの国」を2回シリーズでご紹介しております。

 

1回目は「琉球弧」にフィーチャーしてみましたが、

ほかにも、楽しみながら学べるスポットが盛りだくさん。

その中でも特に「沖縄旅行中、雨の日どうする問題」を解決する

(我が家も超利用している)

3つのスポット+αをご紹介していきますね。

 

 

 その1 沖縄ならではの動物たちに会える!「アークおきまる」

 

前回は「在来家畜」の琉球弧をご紹介しましたが、

この飼育施設内には、なんと

今まさに自然の森や水辺に生息しているけど

気軽にはなかなか会えない、リアルな

オキナワアニマルたちがわんさか観察できます!

 

しかも、なるべくその生き物たちが「どんな暮らしをしているのか」

が直感的にわかる見せ方を「屋内で」されています。

「沖縄にはどんな動物がいるかな?見に行こ♪」

こういう視点で生きた動物が集められている施設って

ありそうでないんですよね。

 

オリイオオコウモリ!

 

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画像:沖縄こどもの国ブログより

 

じつは夕暮れ時に沖縄の上空によく飛んでいます。

でも近くではなかなか見られないので…

近っ、そして、でかっ!!

ということがわかります。

 


 

沖縄固有種の、 リュウキュウアカショウビン。

 

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※これは、こどもの国の画像ではないのですが…(画像:PIXTA)

 

全部赤オレンジ色。くちばしも赤くて、とってもキュートです。

 

そしてななななんと、「生きた化石」と呼ばれる

天然記念物のイボイモリや、

絶滅危惧種のリュウキュウヤマガメ、セマルハコガメ

ほかにも

オキナワキノボリトカゲ

サキシマガエル

ハナサキガエル

ミヤコヒキガエル

シリケンイモリ

アオカナヘビ

ズアカアオバト

カンムリワシ

などなど、貴重な生き物たちが一同に介していてご〜う〜か〜✨

 

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画像:沖縄こどもの国ブログより

 

さらに…

その2 じつは、かなり立派な「爬虫類館」もあります!

(ニガテなかたは薄目にしていただいて…)

 

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沖縄に住んでいる爬虫類

アカマタ

ヒメハブ

ヨナグニシュウダ 

キシノウエトカゲ

なども見られます。

 

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↑キシノウエトカゲ  画像:沖縄こどもの国ブログより

 

ふだんは涼しいところに隠れて暮らしている

うわさの「ハブ」も丸見え。

お子さんといっしょに爬虫類に盛り上がれるパパ、ママは必見です。

 

 

 

その3 ふしぎや驚きをぎゅぎゅっとつめこんだ! 「ワンダーミュージアム」

 

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 入園してすぐ左にあるおしゃれな建物に

体験型の科学館もあります!

公式HPには「沖縄初・沖縄唯ーのチルドレンズミュージアム」

とだけあり、子どもの知的好奇心をワクワクを刺激しながら、 

意外と体も動かして遊べるので、

幼児〜高学年の子まで大喜びのはず!

 

1Fは

自分自身の体や出す出せる音を使ったり、身近なものを使って

遊びながら科学にふれられるコーナー。

「話しかけると変な声になるマイク」

「不思議と逆に映る鏡」

「映像の中に入ってダンス!」などすぐに盛り上がれるものばかりです。

 

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↑逆さの自分とあくしゅ!

 

 

B1Fは

ボールのいろいろな動きを試せるコーナーや、

色遊びや早押し、隠し絵など、体の感覚を使って

遊べるコーナー。

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B2Fは

「座ると色が変わるイス」

「光で絵を描く」

「指で作った影絵が動き出す」など、クリエイティブな

遊びができるコーナー。

 

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そのほかにも

「名画になれる顔はめ」とか

「ぐるぐる回すとどんどんくっつく砂鉄」 など

直感的に楽しめるものがいっぱい。

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 ↑定番。

 

また定期的に、入場した子なら誰でもその場で参加できる

体験ワークショップが開催されていたりして、

じつはここだけでも、半日は軽く過ごせる勢いです!

沖縄旅行中の雨の日、どうしよう?というときにも、

ここに駆け込めば楽しく過ごせるはずです。

 

  

その4 無料で遊んで学べる施設もあります!

 

入り口に入る前に「チルドレンズ・センター」という場所があり

こちらでどなたでもほっと一息つきながら、室内で絵本を読んだり

そのかたわらで、

エボシカメレオンやシリケンイモリなどが観察できます。

油断していると、いろんなところに生き物います!

 

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お腹が空いたら、

同じ建物内に、沖縄の素材を生かしたビュッフェレストランもありますよ

(園内にも軽食がとれるパーラーがあります)。

 

その5 雨が上がったら、フルで制覇コースに切り替えては!

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ゾウやキリン、ピンクのカバ(カバって、汗がピンクなんですって!)

や、最近仲間入りしたチーターやホワイトライオン、

 

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画像:沖縄こどもの国ブログより

 

オオアリクイ、ワイルドなワニなどなどなど

動物園の人気者たちも

かなり近い距離で観察できます。

もちろん、みんな大好き「ふれあいコーナー」もありますよ。

 

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画像:沖縄こどもの国ブログより

 

キュートな動物たちに会いに行ってみてくださいね。

 

その6 さらに! 沖縄の昔の暮らしがわかる!「沖縄市ふるさと園」もおすすめ

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画像:沖縄こどもの国HPより

 

ここでは、明治末期から大正にかけて

沖縄の気候や風土に寄り添って作られていた農家の古民家が
復元されています。

 

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門には、魔物を跳ね返したり、男性と女性、または仕事により入る位置が

決められていたという「ヒンプン」

 

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↑この「ついたて」に、魔物がバーンとぶつかるというしくみ

 

食べ物を貯蔵していた倉、

なくてはならない家畜小屋(牛やヒージャーを飼っていました)、

豚の飼育小屋とトイレを兼ねていた

「ワーフール(そして、葉っぱでおしりをふいていたという

ユウナの木もとなりに植わってる!)」も見学できます。

 

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↑ワーフール。人間は、こちら側を向いてまたがるので、

金隠しのようなものがあります

 

 

建物は、暑い夏には風が抜け、

冬には冷たい北風を背にできるよう建てられていて

これも当時の工夫がそのまま再現されているとのこと。

 

自然に寄り添い、ともに暮らしてきた昔の地元の人の

すがたが想像でき、その知恵にへーっと感心してしまいます。

 

このような文化施設も、こどもの国内にあるという充実っぷり。

 

 

ちなみに!

沖縄こどもの国は年間を通して

沖縄の文化や自然を体感できるイベントやワークショップが

行われています。

 

たとえば夏休み期間は「サタZOOナイト」。開演時間が

21:00まで延長され、「夜の動物たちの様子」が見学できる……

 

など盛りだくさん!

 

くわしくは公式HPの「イベント」をチェックして

参加したいイベントがあれば狙っていくとよさそうです♡

イベント | 沖縄こどもの国

 

 

ということで、全天候で「沖縄ならでは」の体験をしながら

かならずお子さんのツボの「どこか」にはハマるはずの

沖縄こどもの国に、夏休みは(それ以降も)GOですよ!

 

最後の最後、池にかかるながーい橋を渡るころには

親もヘトヘトかもしれませんが、

お子さんは、ほかのキッズたちがそうであるように

「ぼくも・わたしもコイにエサやる」って

言うかもしれないです……。

 

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↑汗だくで…

 

「沖縄ならではの生き物」「昔の建物」については、

こちらの本でもご紹介していますので

ぜひ、お子さんとチェックしてみてくださいね。

↓↓

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えらべる! できる! ぼうけん図鑑
沖縄 (地球の歩き方Books) 

 

 

まなべる!スポットINFO•••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

公益財団法人 沖縄こどもの国

https://www.okzm.jp

 

沖縄県沖縄市胡屋5-7-1

TEL:098-933-4190

営業日:4月~9月 9:30~18:00(最終受付17:00)
    10月~3月 9:30~17:30(最終受付16:30)

※火曜、年末年始休

一般入場料金:大人 / ¥500
中学生・高校生 / ¥200
4歳以上~小学生 / ¥100
幼児(3歳まで) / 無料

•••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

 

  <「まなべる!トラベル」公式HPサイトです>

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「沖縄こどもの国」の知られざる!? 楽しみ方① 沖縄の「在来家畜」をイッキ見!

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こんにちは!

 

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております

企画・制作ユニットmananicoです。

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さて、前回の「海ぶどう」に続きまして

今日は県民ファミリーの憩いの場であり、休日の御用達

「沖縄こどもの国」を2回シリーズでご紹介します。

 

 

本日は取材したけど載せきれなかった…ということも含め

「まなべる!トラベル」的視点で

普通の旅行ガイドには載っていないポイントを中心に

ぜひお楽しみください♡

 

沖縄の貴重な在来家畜がいっぺんに見られる!

 

さて、ここ「沖縄こどもの国」は

「ズージアム」と銘打っているだけに動物、文化、科学などなど

親子でいろんな楽しみ方ができる施設。

約200種の動物が見られる中でも、今回は

琉球王朝時代からの「在来家畜」が一同に介している

「琉球弧※」エリアをご紹介します。

※琉球弧=琉球列島を含む屋久島から台湾までの、

弧を描いているような形の一帯。

 

 

在来家畜とは、「原種」に近い動物たちのこと。

今メジャーに存在している家畜たちの

「ルーツ」と呼べるかもしれません。

 

人間はもともとそこにいた動物を家畜として飼い慣らし、

さまざまな恩恵をうけてきました。

そして沖縄にも、人々と長いこと信頼関係を築きながら

農耕や移動手段として大活躍してきた在来家畜が存在していました。 

 

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こんな案内版で前もってへー!と思っておくこともできます(裏側だった…)

 

今では機械化が進み、大量生産時代に合わせて交配が進んだり、

海外からの輸入種のほうがメインになってしまったりして、

純粋な在来家畜を目にする機会は本当に少なくなっているので

ここに一同に介し、気軽に観察できる環境が整えられているのは、

実はとってもすごいことなのです!

 

 

琉球弧にさっそくレッツゴー!

 

ということで、

「琉球弧」エリアには、なだらかな丘にそって

在来家畜たちが暮らしています。

一部を詳しくご紹介しますね。

 

●チャーン

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コケコッコー!

とは鳴かず、「ケッケーーーーー、ケッ」のように鳴くニワトリ。

最後の「ケッ」といいますか、「クアッ」といいますか、がミソ。

県指定天然記念物です。

 

以前は声の美しさを競い合う大会が娯楽として頻繁に

行われていたそうです。

鳴き声だけでなく、羽の色も模様も1匹1匹個性があり、

その昔琉球王朝のかたがたに愛でられ育てられていたのも

なんだか納得です。

 

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ビシイッ

誇り高き姿。堂々としています!

 

ここ「沖縄こどもの国」では、

沖縄文化に親しみ学べる「ちゃーがんZOOまつり(毎年9月ごろ開催)」で

毎年愛好家による鳴き声大会も行われています。

 

 

●ヒージャー(島ヤギ。宮古島ではピンザ)

 

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沖縄では昔から個人的なお祝いの席や、滋養強壮のために食べる

食文化があります。

今でも「ヒージャー汁」「ヒージャーのお刺身」「ヒージャーそば」など、

沖縄料理屋さんや居酒屋さんで目にし、

スーパーでも気軽に購入できます。

 

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こちらは宜野湾そばさまの「ヒージャーそば」。最高でした

沖縄の島ヤギは黒か茶色の種で、白ヤギがいませんでした。

というのも、「白」という色は「死」を意味していたとのことで、

避けられていたということです。

(白が生まれてしまったら、そうそうに食べてしまったそうです)

実際に目にすると「ほんとだ!黒か茶色だ!」と思うはず。

そして、漂う匂い通りの味がします(笑)。←私は好き派です

ぜひ、実物の野趣あふるる匂いごと観察してみていただきたいです。

 

●アグー

子どもの国では現在、子豚が2匹暮らしています!

 

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か、か、か、かわいい〜〜〜♡

 

もともと在来種は「黒」。島ヤギと同じ理由です。

でっぷりしたおなか、そりかえった背中が特徴。

コレステロールは通常の豚の1/4!

ビタミンB1、グルタミン酸(うまみ成分)がたっぷり!

ということで味も、栄養面でも最近にわかに注目され、

県内で「アグー」の専門料理店も見られます。

 

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こちらが大人になった姿。※現在こどもの国にはいません

ちなみに、「あぐー」とひらがなで書く品種は、

「琉球在来豚「アグー」の血液(オス方)を50%以上有することで、「アグー」豚を交配して生産された豚肉」

だそうです。(↑スーパーで買えるのはこっちのほう)

 

アグーは、昔民家の隣に設置されていた「(ワー)フール」という飼育スペースに

飼われていました。

 

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これが「ワーフール」。なんとこちらも沖縄こどもの国で見学できます!



家庭のお掃除屋さんでもあり、お正月には1頭つぶして

鳴き声以外はぜんぶいただく、という話を聞いたことのあるかたも

多いのではないでしょうか。

人々の貴重なタンパク源でした。

 

戦火でものすごく数が減り、成長も遅いので一時絶滅が危ぶまれていましたが

こころある関係者の方々により大切に育てられ、少ないながらも

食肉として出荷できるぐらいの数に復活しました。

 

 

●ヨナグニウマ、宮古馬

 

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おもに農作業や人の移動に活躍していた馬たち。

こちらも県指定の天然記念物です。

気性が安定するように長い時間をかけて、徐々に信頼関係を

築いていったとのこと。

 

どうりで、やさしいお顔…。

割合小柄なのですが、軽々と大人を乗せて走ることができます!

 

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また、沖縄こどもの国では昔からの行事「ンマハラシー(琉球競馬)」を

イベントとして行なっています(毎年1月後半〜2月開催)。

 

 

●琉球犬

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もともと土地に住んでいた犬。天然記念物です。

狼の名残があり、脚の後ろ側に「狼爪(ろうそう)」と呼ばれる

第六の爪があるのが特徴!

猟犬や番犬として活躍していました。

信頼した飼い主にはゆるぎない忠誠心をもつとのこと。

飼育員さんに「あそんで!」と甘える琉球犬は、

長い時間をかけて人間と仲良くしてきただけに、かわいいです。

 

 

 ほかにも

・リュウキュウイノシシ

・ヤクシマザル

・口之島牛 

 

などそうそうたる在来種の動物たちが見学できます!

 

ちなみに家畜の説明看板もとっても「攻めて」いるので

注目していただきたいです!

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チャーンの看板

 

 

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ヒージャーの看板。食べる前提

そのほかの攻め看板は、行ってからのお楽しみ!

 

 沖縄に昔からいた動物たち「在来家畜」については

「えらべる! できる! ぼうけん図鑑」にも詳しくご紹介していますので

(AR動画連動機能で、チャーンの鳴き声も聞けます)、

お子さんといっしょにぜひチェックしてみてくださいね♪

 

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よろしく!

 

さて、次の回も「沖縄こどもの国」の知られざる!?魅力を

たっぷりご紹介していきます。

どうぞお楽しみに!

 

 

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沖縄県沖縄市胡屋5-7-1

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営業日:4月~9月 9:30~18:00(最終受付17:00)
    10月~3月 9:30~17:30(最終受付16:30)

※火曜、年末年始休

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知っているようで知らない!? 海ぶどうのヒミツ(糸満・海ん道〜Uminchi〜)

 

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こんにちは!

 

 「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております

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このブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

 

沖縄の本の取材をしているときに

専門家や学べる施設のかたにうかがったたくさんの貴重なお話がありすぎて

とても、本に載せきれませんでした!そこで、うかがったお話から、さらに

「旅行前に、お子さんに伝えておけると盛り上がるはず!」という情報や知識を

厳選して、このブログでご紹介していきたいと思っております。

 

今回は、あの「海ぶどう」のヒミツにぐぐっと迫ります!

 

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海ぶどうはぶどうではなく「海藻」です

 

沖縄名物のひとつ、「海ぶどう」について軽くご説明すると、

小さいぶどう房のような見た目と

プチプチっとした食感が魅力の、なんと「海藻」です。

「グリーンキャビア」とも呼ばれるとっても魅力的な食べ物で、

食べるのがおもしろいからか、

子どもにも人気の食材です。←沖縄料理のお店で、わし掴みににして食べる子を

時々見ます。

 

そして、沖縄のスーパーでは、日常的に販売されています。

(たいがい鮮魚コーナーか、県産みやげコーナーに陳列)

 

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とあるスーパー、鮮魚コーナー付近。イカスミ汁との競演

 

ちなみに、沖縄県民の目からみると、日常使いにはちょっぴりお値段が高いかな?

という価格設定です。

 

きっと、お子さんは沖縄に旅行に来てから初めて知る、ということも

多いのではないでしょうか。

※ついこの前、都内の大学生から「海ぶどうってなんですか?」と聞かれて

衝撃を受けました。ですが、考えてみれば関東に住んでいた私も、社会人に

なってから知ったのでした。

 

ちなみに、だいぶむずかしい話ですが、今年OIST(沖縄科学技術大学院大学)が

海ぶどうは、「たった1個の細胞でできている、

生物の体作りという観点からとても不思議な生物 」

だった!という研究結果を発表しています。

↓興味があれば!

https://www.oist.jp/ja/news-center/press-releases/33757

 

という前置きを頭に入れておいていただきつつ…

 

本で取材させていただいたのは

糸満の海辺にある、「海ぶどう養殖場 海ん道〜Uminchi〜」さんです。

 

 かわいい看板を目印に!

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風が通り抜ける気持ちのいいフィールドに、

いくつかの建物が点在しています。

写真には撮れませんでしたが、裏の広場には馬が飼われていたり

裏の海が一望できるデッキがあったりする、素敵な施設です。

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ではさっそく、養殖場におじゃまします!

 

養殖場内には、海ぶどうが泳ぐプールがたくさん!

 

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お話をうかがったのは、海ん道〜Uminchi〜の新城さんです



海ぶどうの正式名は「クビレズタ」。もともとは沖縄県の宮古島と、

本島の恩納村のほうに少〜しだけ生息している海藻。

天然のものは量が少なすぎて流通できないので、このように養殖したものが

みなさまの口に入ります。

海ん道さんでは、50個(!)もの海ぶどう用プールを用意。

天然の海水を常に循環させて育てているのだそうです。

 

ただ、海ぶどうはとっっっってもデリケート。

直射日光に照らされるのが苦手だし

台風ですぐに一掃されてしまうし

北風が吹くときは(沖縄の北風はけっこう冷たいです)、

遅々として成長しないので、屋外ではとても育てられないとのこと。

 

室内で育てているときも

夏は風が抜けるように窓を開け放ち、

黒く細かい目の網をかけて日差しや強風をさえぎってあげたり、

寒いときは窓をしめきって保温してあげたり、

絶妙な気温と水温(だいたい25℃ぐらい)を保ったりして初めて、

ぷちぷちに太った元気な海ぶどうができるそうです。

 

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↑見事なぷちぷち!

 

長年研究を重ねてデータをとりながら、それでも

本当にみなさまのお口に届けられる商品ができるのは、

50個のプールの半数、25個ぶんぐらいなんですって!

 

元気な海ぶどうと、元気がなくなってしまった海ぶどうを比べると

一目瞭然。

 

元気がない海ぶどうは、本当にしょんぼりしていて

「おつかれさん」という状態です。

 

摘み取ったものをすぐ出荷…ではない!

 

元気に育ってくれたぷちぷちの海ぶどうは、流れるプールのような水槽で

ぐるぐると泳がせ、余分な汚れやゴミをとります。

これまで「海ぶどう養殖場」といえば、このぐるぐる回っているシーンを

思い浮かべていましたが、この工程だったのですね。

 

海ぶどうを育てるプール

 

 

そしてさらに、茎からぷちぷちした部分を手作業で、ひとつひとつ

摘み取ります。

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ちなみに、クビレズタは海ぶどうがぶら下がっている「茎」のほうも

海ぶどうと同じ味で食べられるそうですよ。

「海ぶどう」という名称が有名になったので

茎のほうは商品にならないだけだそうです。

 

海ぶどう養殖場,海ん道,Uminchi, 海ぶどうの茎

ちょっとかじってみたい気がしますね

 

さて、いよいよ出荷!と思いきや、

いったん収穫によるダメージを受けてしまっている海ぶどうが

自分で傷をいやすまで待つのだそうです。

その間にも小さなごみをとる作業などが行われるので

出荷できるのは、摘み取りから約5日後だそうです。

 

このように、養殖場のかたのなみなみならぬ苦労があって初めて、

海ぶどうはわたしたちの口に入るのでした。

 

 

海ぶどうのデリケートぶりを表す、保存の注意点

 

さらに、海ぶどうを扱う際の注意点として 

●冷蔵庫に入れてはいけない

●水洗いや、タレにつけるのは食べる直前 というものがあります。

 

海ぶどうは「暖かい海に生息する生き物」なので

冷蔵庫に入れたら、たちまちしぼんでしまいますし

真水につけても、これまた元気がなくなります。

(まちがえてやってしまうと、「ああああああ!」ということになります)

保管は室温で、約1週間ぐらいもってくれますが、夏と冬場はとくに

なるべく食べる日に近いタイミングで、購入するのがよさそうですね。

 

 

このように、一連の作業を見学して

「だから、流通できる量も限られているし、スーパーでも

ちょっぴりお高い値段だったのか…!!」

と、とっても納得してしまいました。

 

 

「海ん道」は見学や摘み取り体験、だけでなく学べる施設!

 

学べるご案内付きの見学または摘み取り体験が選べ、

体験をがんばったあとのお楽しみ・海ぶどうの試食もあります♡

 

そして、

併設の売店でもお持ち帰り可能な海ぶどうや、

海ぶどうのプチプチ食感が味わえる、驚きの「海ぶどうアイス」、

海ぶどうを練りこんだ「海ぶどうそば」などが販売されています。

 

海ぶどう直売所

 

また、併設の「3peace cafe」では、新鮮な海ぶどうを使ったパスタや、

海ぶどうがふんだんに使われた近海まぐろ丼などが味わえます。

ランチの時間にぶつけて、学んで食べて、もいいですね。

 

新鮮な海ぶどうは、口に入れた瞬間に、ぷちっとはじけた塩味が

口いっぱいにひろがり、なんとも言えないおいしさ。

南部を訪れるとき

お子さんと一緒に、満足感のある体験タイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

「まなべる!トラベル えらべる! できる! ぼうけん図鑑 沖縄」では、

ぼうけん14)「沖縄だからできる! ビックリな工場を見学!」

に掲載させていただいております。

※タイトルの「MAP」マークをスキャンすると、Googleマップで

場所を表示できます♪

 

まなべる!スポットINFO•••••••••••••••••••••••••••••••••••••••

海ぶどう養殖場 海ん道〜Uminchi〜

海ぶどう養殖場,海ん道

〒901-0362 沖縄県糸満市真栄里1931

TEL:098-994-0016

営:9:00〜17:00(最終受付16:00)※日曜休

■海ぶどう摘みとり体験
 海ぶどう(生)50gまたは、海ぶどうアイス1p付き…1,500円

■海ぶどう養殖場の見学
 海ぶどう(生)50gまたは、海ぶどうアイス1p付き…1,000円
■海水 塩づくり体験…2,000円

※見学・体験は事前にご連絡をお願いします。

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本に「キャラクター」が必要なワケって? 〜キャラ誕生秘話〜

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企画・制作ユニットmananicoです。

当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

さて、やっと本が完成し、印刷会社さんに吸い込まれていきました。

製本見本もチェックし、あとは刷りあがりを待つばかり!

 

そこで今後は、本をもっとディープに味わっていただくべく、

制作こぼれ話をさせていただこうと思っております。

(↑本当は制作中、もっともっとリアルタイムに発信したかったのですが

全然余裕がありませんでした…本当にすみません!!)。

 

さて、今回のテーマは「キャラクター誕生秘話」。

 

過去の回でもお話しさせていただいたのに、また?な感じもありますが

それは、キャラクターになみなみならぬコダワリがあるからです

これから何回かキャラの話をしてしまうかもですが、お許しください♡

 

 

このたび、イラストレーターmoniさんにお願いし、

「まなべる!トラベル」を象徴する

とっっっても可愛いキャラクターを開発しました。

 

まずは、ちょっとおちゃめで世話好きな「ナンダコ」(超生物)

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裏地?が「水玉模様」なのがたまらないですよね!

 

 

ナンダコは、子どもたちに「なんかかわいいやつだな」と

思ってもらいつつ、

少々ディープな知識もわかりやすくかみくだくことで

「ぼうけん」にスムーズに導いてくれる存在、と考えています。

 

このメインキャラについては、企画段階の割合早い時期から

「ナンダコレ、ナンダコレ、ナンダコ…レ ナ、ナンダコ!!

と、タコをキャラ使いたい願望がありました(←ダジャレ)。

 

タコはそれこそ擬態や七変化が得意な生き物ですし、

すごくかしこい生き物なので、意味合い的にもぴったり。

 

 

 

でも、問題は「タコキャラって愛せるの?」ということ。

 

「なんか昭和っぽくなりそうだな…」

などと悶々と考えていたら、突然

「そうだ!『メンダコ』をモデルにして、とてつもなくかわいい

キャラにしよう!」とひらめきました(←ダジャレ2)。

そして、その瞬間もうそのキャラが、ラフで勝手に動き始めておりました。

 

(生きているだけでめちゃくちゃかわいいメンダコについては、
さかなクンからもくわしく紹介されています↓

さかなクンの深海ギョギョ!<キッズ<海洋研究開発機構 )

 ※JAMSTECさまHPより

 

完成したページの中では、「かわいい」だけじゃなく

 

頭のマークで感情を表現↓

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巨大化(&飛来)↓

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変身↓

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など

いろいろと姿を変えて、大活躍してもらっています。

 

 

 

そして、沖縄で秘めたる?好奇心を爆発させる都会男子、マナト。

 

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マナトくんは、好奇心旺盛理科好き男子です。

「渋谷に住んでいる都会の小学3年生が、年に2回の家族旅行で、

沖縄に来ることになった」

という設定で考えました。

 

じつは、企画段階では、マナトくんはいませんでした。

読んでいる子どもたちこそ「まなべる!トラベル」の主役。

だからナンダコとコンビを組むのは読者一人ひとりでよいのでは?

また、子キャラを入れるスペースがあるなら、そのぶん役立つ内容を

もりもり載せた方がよいのかも?

…と思ったからです。

 

 

でも、

子どもたちが当たり前に疑問に思うだろうこと、

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深く知りたいだろうこと、

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わかった、できた!の喜び、

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さらに、旅行の前▷後での、ちょっとした成長

 

などを表現するのに、やっぱり必要!!

そして、まったく沖縄を知らないお子さんでも

「なんか、いいやつ」とスンナリ友達感覚になることで

「マナトのようにやってみたい!」と好奇心の芽を

ふくらませてもらえたら、と願い

イラスト依頼の直前に、「まなべる!トラベル」に

入ってもらいました。

 

各ぼうけんの最初には、ふたりの掛け合いで問題提起をしたり、

好奇心を発動させたりするオープニングマンガやイラストを

必ず、入れるようにしています。

 

  

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本当に、マナトくんがいてくれてよかった!

 

マンガの入ったスペースに、

知識をギシギシとつめこむこともできたのですが

あえて、それはしていません。

 

ここが、普通の図鑑と少し違うところで、その代わり

子どもの内容理解や興味のわく到達スピードが

格段に早くなる!はずです。

何と言っても、「会いに行きたい!」と思ってもらうことが

ゴールなので、心を動かすこと、パッションを盛り上げること

が、子どもたちの行動を変える、 きっかけになるのではないでしょうか。

 

こうして、初めてのメインキャラ開発で

とてつもない量のマンガと、少しも同じポーズがないイラストを

描き切ってくださった

イラストレーターmoniさんは、本当に本当に大変だったと思います。

ところが、息切れどころか、ある一定の時期からどんどんスピードアップし

キャラがどんどん魅力を増していくという、ミラクルが起こっておりました。

 

聞けばmoniさんも「キャラが紙の上で勝手に動く」

境地に達したとのことです。おめでとうございます!

 

こうして、本の中でマナトくんは30個、すべてのぼうけんを経験し、

沖縄を大満喫しています!

そして、「『まなべる!トラベル』は、沖縄だけじゃない、

ずっと続けられる」と気づくことになります。

これがまさに、私たちが「すべての子どもに味わってほしい」

心の成長ポイントなのです。

 

この本を読み、

マナトくんみたいな子が全国にちょっとずつ出てきてくれたら

そんな旅行ができたよ!とおっしゃっていただく日がきたら

うれし号泣だろうなあと思います。

 

 

さて

まだまだ開発秘話はありますがキャラの話が続いていますので、

次回は、「本に入れられなかった取材先のこぼれ話パート1」

をお送りしたいと思います。

 

どうぞお楽しみに!

 

 

ついに…校了しました………!!! 「思い」を形にできたこと、まずは感謝感謝×100です!

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みなさま、こんにちは!

mananico 子どもの読む旅行図鑑「まなべる!トラベル」編集部です。

 

一足先にちらっとお伝えしましたが

ダイヤモンド・ビッグ社さんに企画を持参し

GOがでたのが2月初旬。

「今年の夏に間に合わせよう、えいえいおー!」となり

そこから怒涛の数か月!

 

おかげさまで、つい先日、ついに、ついに…

締め切り(印刷会社さんに、すべてをお渡し)の日を

迎えることができました〜〜✨✨

 

 

ありがいことに、クラウドファンディングも多くの方の

ご支援により、早期達成させていただき(涙)

 

世の中ではめずらしいらしい、「著者+編集」ができることとなり、

こんなのできたらいいな、

あんなことがかなったら役に立つだろうな!と思うものを

すべて入れさせていただきました。

★豪華制作スタッフ陣(デザイナーさん、イラストレーターさん)
★かかわる専門家のかた、ふつうの児童書は1人、
 よくても2人ぐらいですが10人(団体)以上!
★尋常じゃない写真とイラスト量!
★スマホをかざして見る学び動画やお楽しみフォトコンテンツが50以上!
★沖縄の学べるスポットが遊びながらわかる、「子ども向けの」沖縄マップと
初版限定特典のエンブレムシール つき! などなど

 

版元さまの社内でも
「1500円、安すぎなんじゃない?」と噂されているとか。
制作しているほうは途中「やりすぎたかも?」と死にそうになりましたし

じっさい今、真っ白な灰になっておりますが…笑

 

おかげで、まさに「今までになかったもの」ができました。

無限に広がる子どもの好奇心を開き、
家族旅行を学びにつなげられる、という夢が、
形になったと思っております。

このような機会をもてたこと、私たち自身も一生ものの経験になりました。

 

また、たくさんのかたがたがこの企画にかかわってくださいました。

・生まれたてホヤホヤの企画に共感し、背中を押してくださったり

・忌憚のない、愛にあふれたご意見をいただいたり

・無条件にただただ、応援してくださったり などで

前に進むお力をいただきました。

 

そして、天使のように見守り励まし、助けまくってくださった
ダイヤモンド・ビッグ社 ご担当保理江さん、第二編集部の宮田編集長。

「どこまで神になれるかゲーム」なのか?と思うぐらい
「いいですよ〜」となんでも受け入れてくださって、
ほぼ、考えたものをそのまま形にさせてくださいました。

 

上記の方々や紙面に名前をお載せできなかった方も含め、

お力をお借りしたすべての皆様に

ひとまずこの場を借りて、改めてお礼を申し上げたいと思います。 

本当に本当に、ありがとうございました。

 

さあ、書店さまへの配本日は7月3日〜。

そして、なんとなんと、七転八倒している間に、

Amazonの予約も開始されていました(驚)!

最初、「図鑑」部門で800位ぐらいだったのに、

昨日は80位台になっていて、これまた驚きと感謝です(泣)←最近、涙もろく…

※検索していただくときは、「えらべる!できる!ぼうけん図鑑 沖縄」と
打っていただくと、ヒットするようです。 

 

Amazon予約購入はこちらから

 

めでたく校了したことですし、ここから本格的に、

みなさまへ本の楽しみどころや制作ウラ話、

取材内容が濃すぎて到底載せきれなかった「もったいない!」まなべる情報、

スポット情報などを惜しみなくご紹介していきたいと思います。

 

そして、私たち自身も、通常の「まなべる!トラベル」人生に

もどります。

実際、編集作業中の外出は本当に「取材」しかできなかったので、

地元・沖縄の夏をもっともっと、楽しむぞーーーー!

 

ということで、今後ともまだまだ続く「まなべる!トラベル」を、

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

予約受付がスタートしました!

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介させていただいております。

 

さて、今日はとても大きなお知らせです!

 

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ちなみに二人が駆け抜けているのは宜野湾のトロピカルビーチ

 

そう!「えらべる!できる! ぼうけん図鑑 沖縄」の

オンライン書店での予約受付が開始しました!!!!

 

おおおお、Amazonで自著が売られている!というミーハーな喜びとともに、「まなベル!」の公式サイトのほうも、「予約受付開始後Ver.」に更新しております。

 

manaberutravel.com

 

紙面イメージをご覧いただけます!

 

Amazonのほうでの紙面登録はこれからですが、更新した公式サイトのほうでは、紙面イメージを一部ご覧いただくことができます!

 

TOPのスライダーと、ページ中下段ぐらいに配置しましたスライダーで、海のぼうけんと陸のぼうけんの最初のイチ見開きめがチラ見えしておりますので、ぜひご覧くださいませ!

 

予約が開始したからには、編集作業は終わり、一息ついている頃か・・・と思われるかもしれないのですが・・・実は、まだ絶賛製作中です!笑

 

最後の最後まで粘ってます!

 

絶賛制作中・・・とはいえ、さすがに紙の本は校了・下版(編集用語で、編集制作のすべての工程が終了し、印刷工程に移ることを意味します)し、今は印刷会社さんでガンガン刷られて、バシバシ製本されているところです。わくわく。

 

今、作っているものたちとしては、まずクラウドファンディングをさせていただいた理由でもある「アプリ連動のデジタルコンテンツ」。

 

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表紙の図版には「帯」がつきました!

表紙の帯にもがっつり書いてありますが、この本の中には、「無料アプリ」を使って、AR動画(20以上作ることができました!クラウドファンディングあってこそ、です)や、旅が楽しく、便利になる仕掛けをたくさん盛り込んでいます。

 

デジタルの良いところは、リリース直前まで粘れるところ(笑)!!

動画データに、撮影用スタンプ画像、独自編集のGoogle Mapsに、htmlデータまで、「まなベル!」の第2の紙面であるサーバー上に、これでもか! とコンテンツを投入しているところです。

 

ただ、紙面とアプリが連動しているだけでなく、あくまでこれらのコンテンツは、子どもたちの冒険における行動導線に影響してくれることをねらいとしています。

 

過去記事:「次はこちら」ではなく、「ぼうけん」につながる動画

 

子どもたちが本を手に取り、興味のあるテーマを見つけ、モチベーションを高めて沖縄でおうちの方の手を引いて冒険の場へ繰り出す・・・その行動導線を少しでも楽しく加速させて、そしてハードルを下げるためのコンテンツづくりをがんばっています!

 

そう、私たちは本を出したかっただけではなく、「親子旅行をみんな一緒の学び体験として充実させること」を目的としている以上、紙面づくりが仕事のすべてではないのです。リリースして手に取っていただけるその日まで、粘りに粘り続けたいと思います。

 

本当はリリース後も「終わらない」

 

そしてこれはまた回を改めて詳しくご紹介させていただきますが、本をリリースして、本をきっかけにみんなの学び体験が沖縄で実現し始めてからも、「まなべる!トラベル」のプロジェクトはもちろん、「ぼうけん図鑑 沖縄」さえもまだまだ続きがあります。本にはページの限りがありますし、そして現時点での最新の情報を盛り込んだとしても(基本的には時間が経っても変わらない、本質的な学びの部分を扱っているので経年劣化はしない紙面ですが)、新たな情報や私たち自身の発見も続きます。

 

それをどうやって本を手に取ってくれたかたがたや、これから本を手にとってくださるみなさんと共有し、「まなべる!トラベル」という親子旅行体験を広げていけるか、その仕組み自体を考え続けていくことになります。実はもう、頭の中では、リリース後のその先のアイデアでいっぱい。そして実現のためには、今回の出版を支えてくださっているダイヤモンド社さんはもちろん、沖縄でこの本の具現化に惜しみないお力添えをしてくださったみなさんとの協力が欠かせません。

 

今後はそういったコンテンツづくりや、活動の広がりについてもレポートさせてくださいね! あ、もちろん!夏に沖縄に来るかたがたに向けて、本ではご紹介しきれなかったオススメスポットの見所なんかもブログでどんどん紹介していきますからね!お楽しみに!

 

Facebookよろしければフォローください!

 

「まなべる!トラベル」は本のリリース後も、「親子旅行 × 学び体験」をテーマに研究を深め、親子みんなに様々な提案をしていければと思っています。編集されたコンテンツのリリースだけでなく、リアルタイムの情報発信も積極的に行ってまいりますので、ぜひ対話の場としてFBを活用していければと思っております。フォローいただければ幸いです。

 

 

 

「ぼく、まなベル!トラベラーになるよ」

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介させていただいております。

 

さてみなさん!いよいよ!いよいよ!発売まで1ヶ月を切りました!

「えらべる!できる!ぼうけん図鑑 沖縄」は7月3日、全国の書店さんに配本予定です(そう、正確には“配本”というのです。まあ、発売のことです)。

 

今日は、この本の発売が楽しみな気持ちをキュっと高める、「予告的なご紹介」です。気軽に読んでくださいませ。

 

行きます!

 

「よし!ぼくは『まなベル!トラベラー』になるよ」

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実はこのエンブレム、ふろくでついてきます

 

はい!いきなり本の中から1P大公開させていただきました。

ここまでホームページやブログや、フェイスブックにクラウドファンディング、様々なところで様々な言葉を重ねてご説明してきました。

 

マンガ・・・わかりやすいですね(笑)。

親子旅行を再デザインしたい、「まるっと子供のため」に変わるのでなくとも、「子ども主体で、かつ家族みんなで楽しむ学び体験」を取り入れる。そんな提案をこの夏、みなさんにしたい!

 

この本には、沖縄を学びのフィールドとして楽しみ尽くす、「30の視点」を紹介しています。企画者の目、子どもの目を通して1年間練りに練り、そして豪華すぎる沖縄の専門家の皆様にお力添えをいただきながら、厳選した「ぼうけん」たち。

 

その中から、興味のあるものを見つけて(というよりも感じて、に近い)、実際に体験をすることで、「本の中に紹介されていること」が「自分だけのストーリー」になり、もしかしたら、その先にある「自分だけの学び」につながっていくかもしれない。旅の中には、そんな「学びのタネ」が隠れている。

 

「学びのタネ」を主体的に(プロアクティブに、というとかっこいい!)探しに行く、小さな冒険者たちこそ「まなベル!トラベラー」! 

 

この本を通して出会ったたくさんの沖縄の人たちも、「本の発売を楽しみにしている」ではなく「まなベル!トラベラーたちが沖縄に来るのを楽しみにしている」と言ってくれています!

 

さあこい!「まなベル!トラベラー」!

主人公のキャラクター「マナト」について

 

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本の中に登場する主人公「マナト」です。

理科が好きで、漢字がちょっとニガテな小学生。楽しいこと、ふしぎなことに興味津々の男の子です。

 

本編では「マナト」とカタカナ表記されますが、みなさんお気づきですね? 漢字設定では「学人」くんです。笑

 

沖縄に拠点を構えて5年になる私たち、マナトというキャラクターが命を吹き込まれて、彼の新しいことに対するオープンさに引っ張られて、改めて沖縄に出会いなおさせてもらいました。

 

教育に関わる仕事を長く続けて、幼児教育から受験勉強まで、たくさんたくさん見てきた中で、私たちが今、いちばん注目したいのは、『勉強』に変わる前の『学び』のワクワク感

 

それを子どもたち自身はもちろん、家族みんなにギュッと感じてほしい。表現方法については悩みに悩みましたが、結果、親子旅行というフィールドを使い、マナトがそれを語り尽くしてくれました

 

おうちの方にも、ぜひマナトが沖縄とどんな出会いをするのか見ていただき、「あぁ、そうだ。こういう“好き”が学びにつながっていったんだ」という感覚を味わいなおしていただきたいです!

 

ぼうけんをナビゲートする「ナンダコ」について

 

そしてもうひとり、大事なキャラクターをご紹介します。

ナンダコです。

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そう、この本のサブタイトルは「きみだけの『ナンダコレ』に会いにいこう」です。ナンダコは、世界中のすごい場所を知っているとてもかしこいタコ。みんなの「ナンダコレ!?」っていう驚きの声を聞くのが大好きです。

 

はい!「ナンダコレ」→「ナンダコ」です。 呼んでいるだけで、わくわくしてきますね!笑(メンダコまで連想したあなたはなかなkの生き物好きですね)

 

いや、親バカなんですがめっちゃ可愛いんですよ、ナンダコ。ナンダコが紹介してくれるぼうけんですから、当然、驚きと発見にあふれた旅になるに決まってます。

 

本の中ではマナトを沖縄中ひっぱりまわしてくれますが、大丈夫、みんなのことも冒険の先々で待ってくれています。ふふふ。どういうことかはまた別の機会に!

 

このふたりが、7月3日に発売される本の中で、まずは、みなさんがまだ出会ったことのない沖縄に連れて行ってくれます。どうぞ、お楽しみに。

 

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ふたりが仲良くしてるだけで頰が緩みます、さいきん。

 

ちなみに、この本、「旅図鑑」として、子どもたちはもちろんおとなの方にも楽しく読んでいただけますが、企画がどんどん進化していく過程で、ストーリーに命が吹き込まれていき・・・最後、ナンダコが予想もしなかったようなことを伝えてくれます。個人的には、そこにもぜひご注目いただきたい!という伏線で今回のブログを〆ます!

 

7月3日、全国の書店でマナトとナンダコに会ってください!

 

SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!

 

いよいよ制作も大詰め!ものすごいコンテンツ量に自分たち自身が圧倒されていますが、それでも紹介しきれないエッセンスを発信していきます! ぜひ制作ドキュメンタリーを見るような気持ちでフォローくださいませ!