公式「まなべる!トラベル」BLOG

第一弾書籍「えらべる!できる!冒険図鑑沖縄」、全国書店で発売中! 親子旅行を、家族みんなの学び体験に変える新提案をカタチにしていくプロジェクトです。最新情報や、本の中や公式サイトでは書ききれないライヴ感ある情報を提供してまいります。  公式サイト:http://manaberutravel.com

本に「キャラクター」が必要なワケって? 〜キャラ誕生秘話〜

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 こんにちは!

 

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております

企画・制作ユニットmananicoです。

当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

さて、やっと本が完成し、印刷会社さんに吸い込まれていきました。

製本見本もチェックし、あとは刷りあがりを待つばかり!

 

そこで今後は、本をもっとディープに味わっていただくべく、

制作こぼれ話をさせていただこうと思っております。

(↑本当は制作中、もっともっとリアルタイムに発信したかったのですが

全然余裕がありませんでした…本当にすみません!!)。

 

さて、今回のテーマは「キャラクター誕生秘話」。

 

過去の回でもお話しさせていただいたのに、また?な感じもありますが

それは、キャラクターになみなみならぬコダワリがあるからです

これから何回かキャラの話をしてしまうかもですが、お許しください♡

 

 

このたび、イラストレーターmoniさんにお願いし、

「まなべる!トラベル」を象徴する

とっっっても可愛いキャラクターを開発しました。

 

まずは、ちょっとおちゃめで世話好きな「ナンダコ」(超生物)

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裏地?が「水玉模様」なのがたまらないですよね!

 

 

ナンダコは、子どもたちに「なんかかわいいやつだな」と

思ってもらいつつ、

少々ディープな知識もわかりやすくかみくだくことで

「ぼうけん」にスムーズに導いてくれる存在、と考えています。

 

このメインキャラについては、企画段階の割合早い時期から

「ナンダコレ、ナンダコレ、ナンダコ…レ ナ、ナンダコ!!

と、タコをキャラ使いたい願望がありました(←ダジャレ)。

 

タコはそれこそ擬態や七変化が得意な生き物ですし、

すごくかしこい生き物なので、意味合い的にもぴったり。

 

 

 

でも、問題は「タコキャラって愛せるの?」ということ。

 

「なんか昭和っぽくなりそうだな…」

などと悶々と考えていたら、突然

「そうだ!『メンダコ』をモデルにして、とてつもなくかわいい

キャラにしよう!」とひらめきました(←ダジャレ2)。

そして、その瞬間もうそのキャラが、ラフで勝手に動き始めておりました。

 

(生きているだけでめちゃくちゃかわいいメンダコについては、
さかなクンからもくわしく紹介されています↓

さかなクンの深海ギョギョ!<キッズ<海洋研究開発機構 )

 ※JAMSTECさまHPより

 

完成したページの中では、「かわいい」だけじゃなく

 

頭のマークで感情を表現↓

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巨大化(&飛来)↓

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変身↓

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など

いろいろと姿を変えて、大活躍してもらっています。

 

 

 

そして、沖縄で秘めたる?好奇心を爆発させる都会男子、マナト。

 

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マナトくんは、好奇心旺盛理科好き男子です。

「渋谷に住んでいる都会の小学3年生が、年に2回の家族旅行で、

沖縄に来ることになった」

という設定で考えました。

 

じつは、企画段階では、マナトくんはいませんでした。

読んでいる子どもたちこそ「まなべる!トラベル」の主役。

だからナンダコとコンビを組むのは読者一人ひとりでよいのでは?

また、子キャラを入れるスペースがあるなら、そのぶん役立つ内容を

もりもり載せた方がよいのかも?

…と思ったからです。

 

 

でも、

子どもたちが当たり前に疑問に思うだろうこと、

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深く知りたいだろうこと、

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わかった、できた!の喜び、

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さらに、旅行の前▷後での、ちょっとした成長

 

などを表現するのに、やっぱり必要!!

そして、まったく沖縄を知らないお子さんでも

「なんか、いいやつ」とスンナリ友達感覚になることで

「マナトのようにやってみたい!」と好奇心の芽を

ふくらませてもらえたら、と願い

イラスト依頼の直前に、「まなべる!トラベル」に

入ってもらいました。

 

各ぼうけんの最初には、ふたりの掛け合いで問題提起をしたり、

好奇心を発動させたりするオープニングマンガやイラストを

必ず、入れるようにしています。

 

  

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本当に、マナトくんがいてくれてよかった!

 

マンガの入ったスペースに、

知識をギシギシとつめこむこともできたのですが

あえて、それはしていません。

 

ここが、普通の図鑑と少し違うところで、その代わり

子どもの内容理解や興味のわく到達スピードが

格段に早くなる!はずです。

何と言っても、「会いに行きたい!」と思ってもらうことが

ゴールなので、心を動かすこと、パッションを盛り上げること

が、子どもたちの行動を変える、 きっかけになるのではないでしょうか。

 

こうして、初めてのメインキャラ開発で

とてつもない量のマンガと、少しも同じポーズがないイラストを

描き切ってくださった

イラストレーターmoniさんは、本当に本当に大変だったと思います。

ところが、息切れどころか、ある一定の時期からどんどんスピードアップし

キャラがどんどん魅力を増していくという、ミラクルが起こっておりました。

 

聞けばmoniさんも「キャラが紙の上で勝手に動く」

境地に達したとのことです。おめでとうございます!

 

こうして、本の中でマナトくんは30個、すべてのぼうけんを経験し、

沖縄を大満喫しています!

そして、「『まなべる!トラベル』は、沖縄だけじゃない、

ずっと続けられる」と気づくことになります。

これがまさに、私たちが「すべての子どもに味わってほしい」

心の成長ポイントなのです。

 

この本を読み、

マナトくんみたいな子が全国にちょっとずつ出てきてくれたら

そんな旅行ができたよ!とおっしゃっていただく日がきたら

うれし号泣だろうなあと思います。

 

 

さて

まだまだ開発秘話はありますがキャラの話が続いていますので、

次回は、「本に入れられなかった取材先のこぼれ話パート1」

をお送りしたいと思います。

 

どうぞお楽しみに!