公式「まなべる!トラベル」BLOG

第一弾書籍「えらべる!できる!冒険図鑑沖縄」、全国書店で発売中! 親子旅行を、家族みんなの学び体験に変える新提案をカタチにしていくプロジェクトです。最新情報や、本の中や公式サイトでは書ききれないライヴ感ある情報を提供してまいります。  公式サイト:http://manaberutravel.com

本に「キャラクター」が必要なワケって? 〜キャラ誕生秘話〜

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 こんにちは!

 

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」を目標に活動しております

企画・制作ユニットmananicoです。

当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

さて、やっと本が完成し、印刷会社さんに吸い込まれていきました。

製本見本もチェックし、あとは刷りあがりを待つばかり!

 

そこで今後は、本をもっとディープに味わっていただくべく、

制作こぼれ話をさせていただこうと思っております。

(↑本当は制作中、もっともっとリアルタイムに発信したかったのですが

全然余裕がありませんでした…本当にすみません!!)。

 

さて、今回のテーマは「キャラクター誕生秘話」。

 

過去の回でもお話しさせていただいたのに、また?な感じもありますが

それは、キャラクターになみなみならぬコダワリがあるからです

これから何回かキャラの話をしてしまうかもですが、お許しください♡

 

 

このたび、イラストレーターmoniさんにお願いし、

「まなべる!トラベル」を象徴する

とっっっても可愛いキャラクターを開発しました。

 

まずは、ちょっとおちゃめで世話好きな「ナンダコ」(超生物)

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裏地?が「水玉模様」なのがたまらないですよね!

 

 

ナンダコは、子どもたちに「なんかかわいいやつだな」と

思ってもらいつつ、

少々ディープな知識もわかりやすくかみくだくことで

「ぼうけん」にスムーズに導いてくれる存在、と考えています。

 

このメインキャラについては、企画段階の割合早い時期から

「ナンダコレ、ナンダコレ、ナンダコ…レ ナ、ナンダコ!!

と、タコをキャラ使いたい願望がありました(←ダジャレ)。

 

タコはそれこそ擬態や七変化が得意な生き物ですし、

すごくかしこい生き物なので、意味合い的にもぴったり。

 

 

 

でも、問題は「タコキャラって愛せるの?」ということ。

 

「なんか昭和っぽくなりそうだな…」

などと悶々と考えていたら、突然

「そうだ!『メンダコ』をモデルにして、とてつもなくかわいい

キャラにしよう!」とひらめきました(←ダジャレ2)。

そして、その瞬間もうそのキャラが、ラフで勝手に動き始めておりました。

 

(生きているだけでめちゃくちゃかわいいメンダコについては、
さかなクンからもくわしく紹介されています↓

さかなクンの深海ギョギョ!<キッズ<海洋研究開発機構 )

 ※JAMSTECさまHPより

 

完成したページの中では、「かわいい」だけじゃなく

 

頭のマークで感情を表現↓

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巨大化(&飛来)↓

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変身↓

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など

いろいろと姿を変えて、大活躍してもらっています。

 

 

 

そして、沖縄で秘めたる?好奇心を爆発させる都会男子、マナト。

 

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マナトくんは、好奇心旺盛理科好き男子です。

「渋谷に住んでいる都会の小学3年生が、年に2回の家族旅行で、

沖縄に来ることになった」

という設定で考えました。

 

じつは、企画段階では、マナトくんはいませんでした。

読んでいる子どもたちこそ「まなべる!トラベル」の主役。

だからナンダコとコンビを組むのは読者一人ひとりでよいのでは?

また、子キャラを入れるスペースがあるなら、そのぶん役立つ内容を

もりもり載せた方がよいのかも?

…と思ったからです。

 

 

でも、

子どもたちが当たり前に疑問に思うだろうこと、

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深く知りたいだろうこと、

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わかった、できた!の喜び、

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さらに、旅行の前▷後での、ちょっとした成長

 

などを表現するのに、やっぱり必要!!

そして、まったく沖縄を知らないお子さんでも

「なんか、いいやつ」とスンナリ友達感覚になることで

「マナトのようにやってみたい!」と好奇心の芽を

ふくらませてもらえたら、と願い

イラスト依頼の直前に、「まなべる!トラベル」に

入ってもらいました。

 

各ぼうけんの最初には、ふたりの掛け合いで問題提起をしたり、

好奇心を発動させたりするオープニングマンガやイラストを

必ず、入れるようにしています。

 

  

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本当に、マナトくんがいてくれてよかった!

 

マンガの入ったスペースに、

知識をギシギシとつめこむこともできたのですが

あえて、それはしていません。

 

ここが、普通の図鑑と少し違うところで、その代わり

子どもの内容理解や興味のわく到達スピードが

格段に早くなる!はずです。

何と言っても、「会いに行きたい!」と思ってもらうことが

ゴールなので、心を動かすこと、パッションを盛り上げること

が、子どもたちの行動を変える、 きっかけになるのではないでしょうか。

 

こうして、初めてのメインキャラ開発で

とてつもない量のマンガと、少しも同じポーズがないイラストを

描き切ってくださった

イラストレーターmoniさんは、本当に本当に大変だったと思います。

ところが、息切れどころか、ある一定の時期からどんどんスピードアップし

キャラがどんどん魅力を増していくという、ミラクルが起こっておりました。

 

聞けばmoniさんも「キャラが紙の上で勝手に動く」

境地に達したとのことです。おめでとうございます!

 

こうして、本の中でマナトくんは30個、すべてのぼうけんを経験し、

沖縄を大満喫しています!

そして、「『まなべる!トラベル』は、沖縄だけじゃない、

ずっと続けられる」と気づくことになります。

これがまさに、私たちが「すべての子どもに味わってほしい」

心の成長ポイントなのです。

 

この本を読み、

マナトくんみたいな子が全国にちょっとずつ出てきてくれたら

そんな旅行ができたよ!とおっしゃっていただく日がきたら

うれし号泣だろうなあと思います。

 

 

さて

まだまだ開発秘話はありますがキャラの話が続いていますので、

次回は、「本に入れられなかった取材先のこぼれ話パート1」

をお送りしたいと思います。

 

どうぞお楽しみに!

 

 

ついに…校了しました………!!! 「思い」を形にできたこと、まずは感謝感謝×100です!

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みなさま、こんにちは!

mananico 子どもの読む旅行図鑑「まなべる!トラベル」編集部です。

 

一足先にちらっとお伝えしましたが

ダイヤモンド・ビッグ社さんに企画を持参し

GOがでたのが2月初旬。

「今年の夏に間に合わせよう、えいえいおー!」となり

そこから怒涛の数か月!

 

おかげさまで、つい先日、ついに、ついに…

締め切り(印刷会社さんに、すべてをお渡し)の日を

迎えることができました〜〜✨✨

 

 

ありがいことに、クラウドファンディングも多くの方の

ご支援により、早期達成させていただき(涙)

 

世の中ではめずらしいらしい、「著者+編集」ができることとなり、

こんなのできたらいいな、

あんなことがかなったら役に立つだろうな!と思うものを

すべて入れさせていただきました。

★豪華制作スタッフ陣(デザイナーさん、イラストレーターさん)
★かかわる専門家のかた、ふつうの児童書は1人、
 よくても2人ぐらいですが10人(団体)以上!
★尋常じゃない写真とイラスト量!
★スマホをかざして見る学び動画やお楽しみフォトコンテンツが50以上!
★沖縄の学べるスポットが遊びながらわかる、「子ども向けの」沖縄マップと
初版限定特典のエンブレムシール つき! などなど

 

版元さまの社内でも
「1500円、安すぎなんじゃない?」と噂されているとか。
制作しているほうは途中「やりすぎたかも?」と死にそうになりましたし

じっさい今、真っ白な灰になっておりますが…笑

 

おかげで、まさに「今までになかったもの」ができました。

無限に広がる子どもの好奇心を開き、
家族旅行を学びにつなげられる、という夢が、
形になったと思っております。

このような機会をもてたこと、私たち自身も一生ものの経験になりました。

 

また、たくさんのかたがたがこの企画にかかわってくださいました。

・生まれたてホヤホヤの企画に共感し、背中を押してくださったり

・忌憚のない、愛にあふれたご意見をいただいたり

・無条件にただただ、応援してくださったり などで

前に進むお力をいただきました。

 

そして、天使のように見守り励まし、助けまくってくださった
ダイヤモンド・ビッグ社 ご担当保理江さん、第二編集部の宮田編集長。

「どこまで神になれるかゲーム」なのか?と思うぐらい
「いいですよ〜」となんでも受け入れてくださって、
ほぼ、考えたものをそのまま形にさせてくださいました。

 

上記の方々や紙面に名前をお載せできなかった方も含め、

お力をお借りしたすべての皆様に

ひとまずこの場を借りて、改めてお礼を申し上げたいと思います。 

本当に本当に、ありがとうございました。

 

さあ、書店さまへの配本日は7月3日〜。

そして、なんとなんと、七転八倒している間に、

Amazonの予約も開始されていました(驚)!

最初、「図鑑」部門で800位ぐらいだったのに、

昨日は80位台になっていて、これまた驚きと感謝です(泣)←最近、涙もろく…

※検索していただくときは、「えらべる!できる!ぼうけん図鑑 沖縄」と
打っていただくと、ヒットするようです。 

 

Amazon予約購入はこちらから

 

めでたく校了したことですし、ここから本格的に、

みなさまへ本の楽しみどころや制作ウラ話、

取材内容が濃すぎて到底載せきれなかった「もったいない!」まなべる情報、

スポット情報などを惜しみなくご紹介していきたいと思います。

 

そして、私たち自身も、通常の「まなべる!トラベル」人生に

もどります。

実際、編集作業中の外出は本当に「取材」しかできなかったので、

地元・沖縄の夏をもっともっと、楽しむぞーーーー!

 

ということで、今後ともまだまだ続く「まなべる!トラベル」を、

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

予約受付がスタートしました!

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介させていただいております。

 

さて、今日はとても大きなお知らせです!

 

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ちなみに二人が駆け抜けているのは宜野湾のトロピカルビーチ

 

そう!「えらべる!できる! ぼうけん図鑑 沖縄」の

オンライン書店での予約受付が開始しました!!!!

 

おおおお、Amazonで自著が売られている!というミーハーな喜びとともに、「まなベル!」の公式サイトのほうも、「予約受付開始後Ver.」に更新しております。

 

manaberutravel.com

 

紙面イメージをご覧いただけます!

 

Amazonのほうでの紙面登録はこれからですが、更新した公式サイトのほうでは、紙面イメージを一部ご覧いただくことができます!

 

TOPのスライダーと、ページ中下段ぐらいに配置しましたスライダーで、海のぼうけんと陸のぼうけんの最初のイチ見開きめがチラ見えしておりますので、ぜひご覧くださいませ!

 

予約が開始したからには、編集作業は終わり、一息ついている頃か・・・と思われるかもしれないのですが・・・実は、まだ絶賛製作中です!笑

 

最後の最後まで粘ってます!

 

絶賛制作中・・・とはいえ、さすがに紙の本は校了・下版(編集用語で、編集制作のすべての工程が終了し、印刷工程に移ることを意味します)し、今は印刷会社さんでガンガン刷られて、バシバシ製本されているところです。わくわく。

 

今、作っているものたちとしては、まずクラウドファンディングをさせていただいた理由でもある「アプリ連動のデジタルコンテンツ」。

 

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表紙の図版には「帯」がつきました!

表紙の帯にもがっつり書いてありますが、この本の中には、「無料アプリ」を使って、AR動画(20以上作ることができました!クラウドファンディングあってこそ、です)や、旅が楽しく、便利になる仕掛けをたくさん盛り込んでいます。

 

デジタルの良いところは、リリース直前まで粘れるところ(笑)!!

動画データに、撮影用スタンプ画像、独自編集のGoogle Mapsに、htmlデータまで、「まなベル!」の第2の紙面であるサーバー上に、これでもか! とコンテンツを投入しているところです。

 

ただ、紙面とアプリが連動しているだけでなく、あくまでこれらのコンテンツは、子どもたちの冒険における行動導線に影響してくれることをねらいとしています。

 

過去記事:「次はこちら」ではなく、「ぼうけん」につながる動画

 

子どもたちが本を手に取り、興味のあるテーマを見つけ、モチベーションを高めて沖縄でおうちの方の手を引いて冒険の場へ繰り出す・・・その行動導線を少しでも楽しく加速させて、そしてハードルを下げるためのコンテンツづくりをがんばっています!

 

そう、私たちは本を出したかっただけではなく、「親子旅行をみんな一緒の学び体験として充実させること」を目的としている以上、紙面づくりが仕事のすべてではないのです。リリースして手に取っていただけるその日まで、粘りに粘り続けたいと思います。

 

本当はリリース後も「終わらない」

 

そしてこれはまた回を改めて詳しくご紹介させていただきますが、本をリリースして、本をきっかけにみんなの学び体験が沖縄で実現し始めてからも、「まなべる!トラベル」のプロジェクトはもちろん、「ぼうけん図鑑 沖縄」さえもまだまだ続きがあります。本にはページの限りがありますし、そして現時点での最新の情報を盛り込んだとしても(基本的には時間が経っても変わらない、本質的な学びの部分を扱っているので経年劣化はしない紙面ですが)、新たな情報や私たち自身の発見も続きます。

 

それをどうやって本を手に取ってくれたかたがたや、これから本を手にとってくださるみなさんと共有し、「まなべる!トラベル」という親子旅行体験を広げていけるか、その仕組み自体を考え続けていくことになります。実はもう、頭の中では、リリース後のその先のアイデアでいっぱい。そして実現のためには、今回の出版を支えてくださっているダイヤモンド社さんはもちろん、沖縄でこの本の具現化に惜しみないお力添えをしてくださったみなさんとの協力が欠かせません。

 

今後はそういったコンテンツづくりや、活動の広がりについてもレポートさせてくださいね! あ、もちろん!夏に沖縄に来るかたがたに向けて、本ではご紹介しきれなかったオススメスポットの見所なんかもブログでどんどん紹介していきますからね!お楽しみに!

 

Facebookよろしければフォローください!

 

「まなべる!トラベル」は本のリリース後も、「親子旅行 × 学び体験」をテーマに研究を深め、親子みんなに様々な提案をしていければと思っています。編集されたコンテンツのリリースだけでなく、リアルタイムの情報発信も積極的に行ってまいりますので、ぜひ対話の場としてFBを活用していければと思っております。フォローいただければ幸いです。

 

 

 

「ぼく、まなベル!トラベラーになるよ」

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

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さてみなさん!いよいよ!いよいよ!発売まで1ヶ月を切りました!

「えらべる!できる!ぼうけん図鑑 沖縄」は7月3日、全国の書店さんに配本予定です(そう、正確には“配本”というのです。まあ、発売のことです)。

 

今日は、この本の発売が楽しみな気持ちをキュっと高める、「予告的なご紹介」です。気軽に読んでくださいませ。

 

行きます!

 

「よし!ぼくは『まなベル!トラベラー』になるよ」

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実はこのエンブレム、ふろくでついてきます

 

はい!いきなり本の中から1P大公開させていただきました。

ここまでホームページやブログや、フェイスブックにクラウドファンディング、様々なところで様々な言葉を重ねてご説明してきました。

 

マンガ・・・わかりやすいですね(笑)。

親子旅行を再デザインしたい、「まるっと子供のため」に変わるのでなくとも、「子ども主体で、かつ家族みんなで楽しむ学び体験」を取り入れる。そんな提案をこの夏、みなさんにしたい!

 

この本には、沖縄を学びのフィールドとして楽しみ尽くす、「30の視点」を紹介しています。企画者の目、子どもの目を通して1年間練りに練り、そして豪華すぎる沖縄の専門家の皆様にお力添えをいただきながら、厳選した「ぼうけん」たち。

 

その中から、興味のあるものを見つけて(というよりも感じて、に近い)、実際に体験をすることで、「本の中に紹介されていること」が「自分だけのストーリー」になり、もしかしたら、その先にある「自分だけの学び」につながっていくかもしれない。旅の中には、そんな「学びのタネ」が隠れている。

 

「学びのタネ」を主体的に(プロアクティブに、というとかっこいい!)探しに行く、小さな冒険者たちこそ「まなベル!トラベラー」! 

 

この本を通して出会ったたくさんの沖縄の人たちも、「本の発売を楽しみにしている」ではなく「まなベル!トラベラーたちが沖縄に来るのを楽しみにしている」と言ってくれています!

 

さあこい!「まなベル!トラベラー」!

主人公のキャラクター「マナト」について

 

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本の中に登場する主人公「マナト」です。

理科が好きで、漢字がちょっとニガテな小学生。楽しいこと、ふしぎなことに興味津々の男の子です。

 

本編では「マナト」とカタカナ表記されますが、みなさんお気づきですね? 漢字設定では「学人」くんです。笑

 

沖縄に拠点を構えて5年になる私たち、マナトというキャラクターが命を吹き込まれて、彼の新しいことに対するオープンさに引っ張られて、改めて沖縄に出会いなおさせてもらいました。

 

教育に関わる仕事を長く続けて、幼児教育から受験勉強まで、たくさんたくさん見てきた中で、私たちが今、いちばん注目したいのは、『勉強』に変わる前の『学び』のワクワク感

 

それを子どもたち自身はもちろん、家族みんなにギュッと感じてほしい。表現方法については悩みに悩みましたが、結果、親子旅行というフィールドを使い、マナトがそれを語り尽くしてくれました

 

おうちの方にも、ぜひマナトが沖縄とどんな出会いをするのか見ていただき、「あぁ、そうだ。こういう“好き”が学びにつながっていったんだ」という感覚を味わいなおしていただきたいです!

 

ぼうけんをナビゲートする「ナンダコ」について

 

そしてもうひとり、大事なキャラクターをご紹介します。

ナンダコです。

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そう、この本のサブタイトルは「きみだけの『ナンダコレ』に会いにいこう」です。ナンダコは、世界中のすごい場所を知っているとてもかしこいタコ。みんなの「ナンダコレ!?」っていう驚きの声を聞くのが大好きです。

 

はい!「ナンダコレ」→「ナンダコ」です。 呼んでいるだけで、わくわくしてきますね!笑(メンダコまで連想したあなたはなかなkの生き物好きですね)

 

いや、親バカなんですがめっちゃ可愛いんですよ、ナンダコ。ナンダコが紹介してくれるぼうけんですから、当然、驚きと発見にあふれた旅になるに決まってます。

 

本の中ではマナトを沖縄中ひっぱりまわしてくれますが、大丈夫、みんなのことも冒険の先々で待ってくれています。ふふふ。どういうことかはまた別の機会に!

 

このふたりが、7月3日に発売される本の中で、まずは、みなさんがまだ出会ったことのない沖縄に連れて行ってくれます。どうぞ、お楽しみに。

 

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ふたりが仲良くしてるだけで頰が緩みます、さいきん。

 

ちなみに、この本、「旅図鑑」として、子どもたちはもちろんおとなの方にも楽しく読んでいただけますが、企画がどんどん進化していく過程で、ストーリーに命が吹き込まれていき・・・最後、ナンダコが予想もしなかったようなことを伝えてくれます。個人的には、そこにもぜひご注目いただきたい!という伏線で今回のブログを〆ます!

 

7月3日、全国の書店でマナトとナンダコに会ってください!

 

SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!

 

いよいよ制作も大詰め!ものすごいコンテンツ量に自分たち自身が圧倒されていますが、それでも紹介しきれないエッセンスを発信していきます! ぜひ制作ドキュメンタリーを見るような気持ちでフォローくださいませ!

 

 

「次はこちら」ではなく、「ぼうけん」につながる動画

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7月3日にリリースの「えらべる!できる!ぼうけん図鑑 沖縄」(ダイヤモンド社)の紙面が着々と制作進む中、同時並行して進んでいるのが・・・

 

紙面連動のデジタルコンテンツ。

 

無料のアプリをインストールしていただき、紙面をスキャンすると、ぼうけんがさらに楽しみになる、わっくわくの動画が見られたり、旅先での体験がもっと便利に楽しくなる機能が使えたりと、なかなかの充実っぷりです。

 

その中でも今回のブログで取り上げたいのは「動画」について

 

 

図鑑としての面白さに動画は欠かせない

 

子どものための旅本を作り、それを「ぼうけん図鑑」と図鑑仕立てにすると決定した時から「連動する動画」を用意しようということは決めていました。

 

「動画つきの図鑑」自体は、特段めずらしいものではありません。今、本屋さんに行けばDVDつきのもの、独自のYoutubeチャンネルと連動したもの、子どもたちのための本は動画やデジタルコンテンツへと広がる仕組みを備えたものがいっぱいです。もしかしたら、皆様のおうちにも、一冊や二冊、そうした本があるかもしれません。

 

ページをいったりきたりしながら自分の好きなものについて読み込む楽しさに、実際の動きや鳴き声、行動シーンをリアルに見せてくれる動画連動は、子どもの好奇心を満たすには「標準装備」と考えていました。

 

「AR動画」の何が良いのか

 採用したのはDVDでもなく、Youtubeへリンクさせるのでもなく「AR動画」。スキャンすると、そのまま紙面上に動画再生画面が登場して、写真に登場する生き物やシーン(カチャーシーの踊り方講座なんかもありますよ!)が動き出すというもの。下に制作中のサンプル画面をつけてみたのでご覧ください。

 

youtu.be

 

なるべくサクサクと、そしてなるべく「虫眼鏡でのぞいている生き物が動いている」ような質感で、動画を見られるように工夫しています。

 

実際、カメラを紙面に寄せれば拡大されて、離せば全体が見渡せるというもの。その場で観察しているような面白さがあると思っています。(ちなみにカメラを紙面から別のところに向けても、動画画面はくっついてきてくれますし、動画は何回でも再生できるので、自分の見やすいやりかたで鑑賞できます)

 

AR動画の良さとして、まず「スマホのカメラを通して、実際にそこで観察をしているように見られる」ということがあげられます。旅先での本物との出会いをリアルに感じさせて、旅に出る前のワクワクを増幅してくれるのが良かった。

 

もうひとつは、基本的には、本の流れに沿って見られて、動画ひとつひとつが完結していること。「次のオススメ動画はコレ」というようなスマホ内で他の動画につながっておらず、いつのまにか興味関心の流れを、システムによって変えられてしまうことがないこと

 

今の子どもたちの中には、Youtubeなどの動画投稿サイトを見るのが普通な子もいるでしょうし、興味のあるテーマについて関連動画をまとめて見られるのでTVやDVDよりもYoutubeが好きだという子もいるかもしれません。

 

Youtubeのような仕組みには、それ特有の良さがあります。否定するつもりは全くありません。

 

実際に我が家でも、息子が「海洋生物に興味を持ちまくっている時期」と「英語を覚え始めた時期(海洋生物の専門性の高い映像はYoutubeの英語コンテンツが多い)」が重なり、海洋生物の知識と英語の語彙数が化学反応的に増えたという恩恵を受けたことがあります(ちなみに我が家はスマホやタブレットではなく、TVでしか見ることができないものとして認識されています←もちろん視聴制限付き)。

 

一方で、Youtubeで関連動画をたくさん見るうちにいつのまにか長い時間がたってしまったり、元々の自分の興味の流れと関係ないものを見にいってしまったりすることも。これは子どもだけでなく、我々大人でも同じことが言えると思います

 

ここでの詳しい議論は割愛しますが、絶えず提案される「次はこちらがオススメ」の動画を見続けてしまった時、ある意味で、最初の興味から外れ、思考を「ハック」されてしまったように感じるかたもいるのではないでしょうか

 

私たちは「そうなりやすい」時代に生きているということを自覚する必要があるかもしれません。

 

※ ちなみにサンプル動画がYoutubeの埋め込みなのはブログの仕組み上、止むを得ず。笑 皆さんは大人なので許してくださいね。

 

外に「ぼうけん」に出たくなる動画

本の中の動画のゴールはシンプルです。そのテーマに対する興味が深まって、「本物を見にぼうけんに出たくなること」。外に出かけたくなるような動画、として企画制作をしています。

 

紙の本とデジタルとで、フィールドワークに出るモチベーションを引き出せたら、と考えているのです

 

だから、動画の内容もただ「写真が実際に動く!」だけでなく、フィールドワークのプロであるネイチャーガイドさん(紙面にもハカセとして登場します)にアドバイスもいただきながら、「これ、やってみたい!」となるような内容を目指しています。

 

たくさん用意していますが、個人的なオススメは「ナマコの観察はこうすると何倍も楽しい!」という動画。これは撮影現場で教えていただいて、私たち自身がとても感動したもので、比較的、誰でもやりやすいものです。ナマコ観察、実はとっても面白いですよ!

 

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さあ、この生き物はいったい何でしょう?

 

例えば、ランニングのためのデジタルデバイスが登場したことで、実際に外をランニングする大人が増えたように、紙と動画を使った働きかけで子どもたちが、たくさん外に生き物観察に出かけたくなったりしたら嬉しいな! そんな願いを込めています。

 

かっこよく言えば「デジタル・ウェルビーイング」的な?

かっこつけすぎですね!笑

 

ぜひ、本と一緒にお届けする動画たちも楽しみにしていてくださいね!

(アプリで実現するその他の機能も、追ってブログでご紹介します)

 

SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!

 

いよいよ制作も大詰め!ものすごいコンテンツ量に自分たち自身が圧倒されていますが、それでも紹介しきれないエッセンスを発信していきます! ぜひ制作ドキュメンタリーを見るような気持ちでフォローくださいませ!

 

 

 

 

旅先でもっとワクワクするお買い物体験を

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介させていただいております。

 

さて、7月3日にリリースをひかえております「えらべる!できる!ぼうけん図鑑沖縄」の制作は引き続き佳境です(佳境、長い!!笑)。表紙はほぼFIX。先日よりオフィシャルサイトやFBでもチラ見せを始めています。(「どんぶりに入っているハリセンボン?何?」「この原人みたいなの誰?」とか、反響いただいていて嬉しいです!)

 

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同時に、「本を読む」だけに関係させない、旅前・旅中・旅後の「体験としてのしかけづくり」もどんどん開発・制作が進んでおります。紙面の写真が動画として動き出すAR動画もサンプルに「おぉー!」と一同声をあげて盛り上がっています。いよいよ具体的なモノを見せ始められるフェーズになってきていますよ! お楽しみに。

 

さて、今日のテーマは「旅先のお買い物体験」。

 

旅先のお買い物って大人も楽しいですよね(子どものソレとはたぶん意味が少しちがいますが・笑)! あと、子どものお買い物体験といえば鉄板のTV

番組「はじめてのおつかい」、あれより泣けるドキュメンタリーあるのか。

 

そんなこんな今回は「まなベル!」的な旅先のお買い物の話

 

 

 

旅先のお買い物体験について

 

旅先のお買い物で真っ先に思い浮かぶには「お土産」。

 

でも、書籍でわたしたちが提案したいものとしては、お買い物体験それ自体に「学び」要素があるもの。第一弾のフィールドである沖縄には、例えばやちむんやシーサーなどの民芸品のような「現地カルチャー」を感じられるようなものがありますが、ちょっと子どもには難しいかもしれません(もちろん、やちむんが好きなお子さんがいらっしゃってももちろん素敵だし、シーサーについては、別の切り口でがっつり紹介←これも早く言いたい)。

 

本の中で提案する「お買い物体験」は、ズバリ、沖縄で昔から愛されている伝統的なおやつを買ってみよう!というもの(他にも食ネタは色々あります)。

 

県外から来る子どもたちが、「名前」も「見た目」も変わっていて、そして食べて「美味しい(なんといおうか、みんな大好き“ 難しくない ”美味しさ)」おやつを、旅の途中でドキドキワクワクしながら楽しんでもらえるようなぼうけんを紹介しています。もちろん図鑑ですから、名前の由来から、どんな時に食べるおやつかなど、学び要素も満載です

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で、キモは伝統的なお菓子店さんに協力していただき制作した「言ってみよう!買ってみよう!」のコーナー。「ぽーぽー」やら「くんぺん」やら、ポップな名前の並ぶお菓子屋さんで、ぜひお子さんがいちばん気になるお菓子を「自分で買ってみる」という体験をしてもらえたら嬉しいなと思います。「ナンダコレ!」な楽しい名前の沖縄のお菓子には、沖縄の風土や慣習などから生まれた「なるほど!」がたくさん詰まっています。そうした部分まで楽しく学べるように工夫していますよ!

 

地元のお菓子屋さんとの交流もきっと、掛け替えのない体験になると思います。

 

心を動かす「ひと工夫」がきっと大切

 

話が少し変わって我が家の体験談です。海外旅行の話になっちゃうのですが、当時、うちの息子5歳は英会話スクールに通ってまして、そうなると、親としてやらせたくなっちゃうんです! 「英語でアイスクリーム(ハンバーガー)を買ってみよう!」的なやつ。笑

 

それぐらいは十分に話せるという確認もしていましたし、もう現地に着くなり、「さぁ、アイスクリーム買いに行こうか!」みたいな。笑

 

でも・・・結果は全然だめでしたね!

 

そもそも日本でアイスクリームを買うのだって、親が注文しているのを、どうして海外に行ったら自分で買わなきゃいけないのか、今考えると意味わからない。「英語を使って買い物したい」という動機がそもそもないなか、なぜ急に、海外でアイスクリームを英語で買うのか、その不自然さに気づけてなかった。

 

それを思い知ったのは、旅行も終わりの頃、現地のお土産屋さんで、息子が子ども特有の「どうしてほしいの、それ」みたいなマグネットを急におねだりしてきた時。「えーいらないよ」と言いそうになった瞬間にピン!ときまして、5ドル札わたして「自分で買ってきてごらん」と。

 

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なんか足が動くイカのマグネットでした

そうしたら、手のひら返したように、英語で買い物しているわけです。「フロムジャパン」だの「ファイブイヤーズオールド」だの、なんか世間話までしてる(!)。これはつまり「英語で買い物してみよう!」という大人目線も目標設定ではなく、「うわ!これおもしろい!ほしいっ!」という動機、目的があって、そのために、英語で買い物する必要がある時、ポーンとその「気後れ」のようなものを飛び越えて、現地での(二重の意味の)成功体験につながったというわけです。

 

学び体験としての親子旅行の中にはそうしたヒントがたくさんあると思います。自然散策と同じように、おやつのお買い物の中にも、「主体性、動機」が生まれるヒントがあるはず。そこに学びトピックがくっついてくれば、「あぁ、面白いなぁ」という自分の行動結果にたいする良いレッテルづけがされると考えています。

 

親として、そのシグナルを見逃さずにいられるように、アンテナをはっておきたいですね!(ちなみに、沖縄の夕食の席で、お刺身の魚を選ばせてあげてください。結構な割合で水族館にて出会ったやつと再会できます・笑 そういう興味もありです) 

「買ってみた!」だけではなく、「やってみた!」となる買い物

つまり買い物という行為の中に、「買えたね」以上の達成があること。「なんでそれにしたの?」という理由があったり、なんなら、買ったお菓子に対して、おうちのかた以上にお子さまが詳しかったりしたら、わたしたちとしては大成功です。もちろん、買い物以外の「ぼうけん」すべてについて同じことを企んでいます。「行く」「買う」その先にある、「本当に〇〇を見てみたい」「〇〇ってどんな味なのか確かめてみたい(お菓子だけじゃなくて、葉っぱの味を確かめたくなるような提案もありますよ!)」そんな子どもたちの好奇心、動機付けをバンバン本に落とし込んでおります。ぜひぜひ、お届けを楽しみにしてくださいね!

 

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観察する、好きになる・・・食べる!?

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介させていただいております。

 

さて、前回より少し間があいてしまいました。

そう!なぜなら世間は10・連・休!

 

そして私たちは連休などというものはあるわけもなく(笑)、夏の第一弾書籍「えらべる!できる!ぼうけん図鑑 沖縄」の制作のため、毎日、取材と制作にあけくれております! まだまだ紹介したりない!と日々感じながらも、かなりの量の情報を練り込んだ内容になりますため、「あぁ!この写真、こういう観点で撮り直したい!再撮!なんてことも起きたりで、現場はこだわりと「“無理”って言わないゲーム」の雰囲気に溢れております。。。でも、きっとだからこそ、良いものがお届けできると確信してます。

 

さて、今日の話題です。今まさに取材を重ねるうち、実感が深まっている「食べる」という学びの観点について。

 

 

 

カラフルな魚、食べられるのか問題

 

 毎日、とにかくたくさんのジャンルについて取材を重ねていますが、あらためて、沖縄の自然の奥深さ、そして生き物(植物含め)多様性を私たち自身が再発見する日々です。海や森の中の、数メートル四方の中に、これだけの生命が暮らし、お互いに関係し合っているということを「実際に目にできる」環境は、やっぱり全国の子どもたちに親子旅行を通じ、早くに体験してもらいたいものです。

 

沖縄の生き物、といえば「カラフルな魚」を思い浮かべる方も多いと思いますが、よく「大人のみなさん」が疑問に思われるのが、「あの魚は、食べられるのだろうか?」という話。もっというと、「青い魚なんて、きっと食べられても美味しくないんじゃないの?」という声も。

 

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食べられる青い魚代表イラブチャー

これにはいろんな価値観が影響していると思います。まず、(たぶん)日本人なんで、「美味い魚は〇〇(←漁獲で有名な土地の名前が入る)」という、ある種の「刷り込み」がある。あとは、「青」という色は食欲を減退させると言われている、などということも少し影響しているかもしれません。

 

詳しくは割愛しますが、結論から言うと、とても美味しいです。嘘だと思うなら、食べにきてください、ぜひ。笑

 

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イラブチャーのお刺身、外は青いですが中はこんな感じ

ただ今回は、そうした「グルメ」文脈ではありません。

 

そもそも子どもたちには「南国で魚なんて、美味しくないんじゃないの?」なんて先入観もありません。子どもたちにとっては、「魚が妙にカラフル、自分が見慣れている魚とはぜんぜん違う!」ということがまず印象の真ん中にありますから。

 

食べる、というつながりについて学ぶ

 水族館に行っても、海に行っても、カラフルな魚たちがたくさん泳いでいて、子どもたちは、その変わった見た目に魅了されるはず。中には熱心に観察の目を向ける子もいるでしょうし、聞き覚えのない名前を覚えたり、あるいは「なぜ、魚によって、こんなに色の違いがあるのか?」ということに好奇心を向けたりするかもしれません。

 

重要なのは、この時、子どもたちが、日常よりも「魚という生き物に興味関心が高まっている」ということ。すこし大げさな言い方をすれば、魚の情報に対してインプットすることに「内発的な動機が高まっている」状態。

 

愛着を持った魚たちについて、生態に興味を向け、あるいは魚たちが暮らす環境についても大いに学ぶことのできるチャンスが訪れます(そして私たちもそこに最適な情報をお届けするのですが)。

 

それだけでも旅で得られる体験としては最高! 水族館で見た魚に、実際に海で出会う興奮を得られたら、もっと最高! それが沖縄では可能です。

 

そして本題に戻りますが、こうした魚が市場に並んだり、ごはんを食べに入ったお店のメニューの中に見つけられたり、あるいはもっと突っ込めば、自分で「獲る」体験もできてしまうのが沖縄の面白いところ。

 

大人の発想でいえば「そんなカラフルな魚、美味しいの?」となるところですが、子どもたちからしてみたら「自分が興味を持って、あるいは愛着を持った魚たちが普通に食べられている」ということの驚きのほうが大きいかもしれません。サケやタラ、マグロを食べることに驚きを感じることがないのは、サケやタラ、マグロが実際に生きているところを目にする機会が少なく(ある場合もありますが)、それよりもまず「食材」としての出会いのほうが先だから。

 

子どもたちの中には、それぞれにお気に入りの生き物ジャンルがあることが多い。ムシだったり、魚だったり、あるいは恐竜のような古生物の場合も。生き物について学ぶ時に欠かさず出てくるのが「食べる・食べられる」の関係。でもそこに人間が出てくることって意外なぐらいないのですよね。

 

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あと、試していただきたいのがアバサー(ハリセンボン)※一番奥

今、ここでは「食育」というトピックについて掘り下げたいのではありません。旅という非日常だからこそ、子どもにとって、「観察や鑑賞の対象」が「地元の食材」として一致する好機について共有できれば充分です。もう少し贅沢をいえば、「そうか、自分たちは普通に生きているものを食べているのだな、という実感」を得られれば「学びの原体験」としては大成功ではないかということです。

 

モヤモヤするので良い、それも学び

 中には「あんなに可愛いお魚を食べるなんてかわいそう!」というモヤモヤ感を得る子もいるような気もします(どうかな、予想に反していないかな・笑)。

 

「どの生き物や種類は食べてよくて、どの生き物や種類は食べるべきではないのか?」について語りだせば、いくらでも話は長くなってします。

 

なので結論から書くと、この問いに答えはありませんし、感じたモヤモヤ感があるとしたら、それが旅の中でスッキリ解決することはないだろうと思います。

 

でも、それがまた良いのではないかなと思うのです。理由の部分もまた長くなるので追って言語化していきたいと思いますが、大きくいえば3点。

 

1:自然、生き物、生態系、などを学ぶ時に「食べる」という観点を持つことで、学び自体に「深みや迫力」が増すと考えているから。

 

2:生きることは食べること、食べているものは生きている(た)もの、を実感する機会がどんどん減っているからこそ、それを感じられる旅の意義が高まるから。

 

3:学びとは本質的には終わりがなく、簡単に答えの出ない「問い」を立てることが非常に重要だから。大人が答えを用意できるものばかりが与えられるべきではないと考えているから。

 

最後は少し抽象度が高くなってしまいましたが、「まなべる!トラベル」の中では、3で述べたような「簡単に答えの出ない問いを立てる」ことにも挑戦していけたらなと考えています。

 

長くなってしまったので、今日はこのへんで。

みなさん、ぜひ、沖縄に綺麗で美味しいお魚に出会いに来てくださいね♪

 

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