公式「まなべる!トラベル」BLOG

第一弾書籍「えらべる!できる!冒険図鑑沖縄」、全国書店で発売中! 親子旅行を、家族みんなの学び体験に変える新提案をカタチにしていくプロジェクトです。最新情報や、本の中や公式サイトでは書ききれないライヴ感ある情報を提供してまいります。  公式サイト:http://manaberutravel.com

「ぼく、まなベル!トラベラーになるよ」

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介させていただいております。

 

さてみなさん!いよいよ!いよいよ!発売まで1ヶ月を切りました!

「えらべる!できる!ぼうけん図鑑 沖縄」は7月3日、全国の書店さんに配本予定です(そう、正確には“配本”というのです。まあ、発売のことです)。

 

今日は、この本の発売が楽しみな気持ちをキュっと高める、「予告的なご紹介」です。気軽に読んでくださいませ。

 

行きます!

 

「よし!ぼくは『まなベル!トラベラー』になるよ」

f:id:manavel:20190607220534j:plain

実はこのエンブレム、ふろくでついてきます

 

はい!いきなり本の中から1P大公開させていただきました。

ここまでホームページやブログや、フェイスブックにクラウドファンディング、様々なところで様々な言葉を重ねてご説明してきました。

 

マンガ・・・わかりやすいですね(笑)。

親子旅行を再デザインしたい、「まるっと子供のため」に変わるのでなくとも、「子ども主体で、かつ家族みんなで楽しむ学び体験」を取り入れる。そんな提案をこの夏、みなさんにしたい!

 

この本には、沖縄を学びのフィールドとして楽しみ尽くす、「30の視点」を紹介しています。企画者の目、子どもの目を通して1年間練りに練り、そして豪華すぎる沖縄の専門家の皆様にお力添えをいただきながら、厳選した「ぼうけん」たち。

 

その中から、興味のあるものを見つけて(というよりも感じて、に近い)、実際に体験をすることで、「本の中に紹介されていること」が「自分だけのストーリー」になり、もしかしたら、その先にある「自分だけの学び」につながっていくかもしれない。旅の中には、そんな「学びのタネ」が隠れている。

 

「学びのタネ」を主体的に(プロアクティブに、というとかっこいい!)探しに行く、小さな冒険者たちこそ「まなベル!トラベラー」! 

 

この本を通して出会ったたくさんの沖縄の人たちも、「本の発売を楽しみにしている」ではなく「まなベル!トラベラーたちが沖縄に来るのを楽しみにしている」と言ってくれています!

 

さあこい!「まなベル!トラベラー」!

主人公のキャラクター「マナト」について

 

f:id:manavel:20190607220638p:plain

本の中に登場する主人公「マナト」です。

理科が好きで、漢字がちょっとニガテな小学生。楽しいこと、ふしぎなことに興味津々の男の子です。

 

本編では「マナト」とカタカナ表記されますが、みなさんお気づきですね? 漢字設定では「学人」くんです。笑

 

沖縄に拠点を構えて5年になる私たち、マナトというキャラクターが命を吹き込まれて、彼の新しいことに対するオープンさに引っ張られて、改めて沖縄に出会いなおさせてもらいました。

 

教育に関わる仕事を長く続けて、幼児教育から受験勉強まで、たくさんたくさん見てきた中で、私たちが今、いちばん注目したいのは、『勉強』に変わる前の『学び』のワクワク感

 

それを子どもたち自身はもちろん、家族みんなにギュッと感じてほしい。表現方法については悩みに悩みましたが、結果、親子旅行というフィールドを使い、マナトがそれを語り尽くしてくれました

 

おうちの方にも、ぜひマナトが沖縄とどんな出会いをするのか見ていただき、「あぁ、そうだ。こういう“好き”が学びにつながっていったんだ」という感覚を味わいなおしていただきたいです!

 

ぼうけんをナビゲートする「ナンダコ」について

 

そしてもうひとり、大事なキャラクターをご紹介します。

ナンダコです。

f:id:manavel:20190607220735p:plain 

そう、この本のサブタイトルは「きみだけの『ナンダコレ』に会いにいこう」です。ナンダコは、世界中のすごい場所を知っているとてもかしこいタコ。みんなの「ナンダコレ!?」っていう驚きの声を聞くのが大好きです。

 

はい!「ナンダコレ」→「ナンダコ」です。 呼んでいるだけで、わくわくしてきますね!笑(メンダコまで連想したあなたはなかなkの生き物好きですね)

 

いや、親バカなんですがめっちゃ可愛いんですよ、ナンダコ。ナンダコが紹介してくれるぼうけんですから、当然、驚きと発見にあふれた旅になるに決まってます。

 

本の中ではマナトを沖縄中ひっぱりまわしてくれますが、大丈夫、みんなのことも冒険の先々で待ってくれています。ふふふ。どういうことかはまた別の機会に!

 

このふたりが、7月3日に発売される本の中で、まずは、みなさんがまだ出会ったことのない沖縄に連れて行ってくれます。どうぞ、お楽しみに。

 

f:id:manavel:20190607220929j:plain

ふたりが仲良くしてるだけで頰が緩みます、さいきん。

 

ちなみに、この本、「旅図鑑」として、子どもたちはもちろんおとなの方にも楽しく読んでいただけますが、企画がどんどん進化していく過程で、ストーリーに命が吹き込まれていき・・・最後、ナンダコが予想もしなかったようなことを伝えてくれます。個人的には、そこにもぜひご注目いただきたい!という伏線で今回のブログを〆ます!

 

7月3日、全国の書店でマナトとナンダコに会ってください!

 

SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!

 

いよいよ制作も大詰め!ものすごいコンテンツ量に自分たち自身が圧倒されていますが、それでも紹介しきれないエッセンスを発信していきます! ぜひ制作ドキュメンタリーを見るような気持ちでフォローくださいませ!

 

 

「次はこちら」ではなく、「ぼうけん」につながる動画

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介させていただいております。

 

7月3日にリリースの「えらべる!できる!ぼうけん図鑑 沖縄」(ダイヤモンド社)の紙面が着々と制作進む中、同時並行して進んでいるのが・・・

 

紙面連動のデジタルコンテンツ。

 

無料のアプリをインストールしていただき、紙面をスキャンすると、ぼうけんがさらに楽しみになる、わっくわくの動画が見られたり、旅先での体験がもっと便利に楽しくなる機能が使えたりと、なかなかの充実っぷりです。

 

その中でも今回のブログで取り上げたいのは「動画」について

 

 

図鑑としての面白さに動画は欠かせない

 

子どものための旅本を作り、それを「ぼうけん図鑑」と図鑑仕立てにすると決定した時から「連動する動画」を用意しようということは決めていました。

 

「動画つきの図鑑」自体は、特段めずらしいものではありません。今、本屋さんに行けばDVDつきのもの、独自のYoutubeチャンネルと連動したもの、子どもたちのための本は動画やデジタルコンテンツへと広がる仕組みを備えたものがいっぱいです。もしかしたら、皆様のおうちにも、一冊や二冊、そうした本があるかもしれません。

 

ページをいったりきたりしながら自分の好きなものについて読み込む楽しさに、実際の動きや鳴き声、行動シーンをリアルに見せてくれる動画連動は、子どもの好奇心を満たすには「標準装備」と考えていました。

 

「AR動画」の何が良いのか

 採用したのはDVDでもなく、Youtubeへリンクさせるのでもなく「AR動画」。スキャンすると、そのまま紙面上に動画再生画面が登場して、写真に登場する生き物やシーン(カチャーシーの踊り方講座なんかもありますよ!)が動き出すというもの。下に制作中のサンプル画面をつけてみたのでご覧ください。

 

youtu.be

 

なるべくサクサクと、そしてなるべく「虫眼鏡でのぞいている生き物が動いている」ような質感で、動画を見られるように工夫しています。

 

実際、カメラを紙面に寄せれば拡大されて、離せば全体が見渡せるというもの。その場で観察しているような面白さがあると思っています。(ちなみにカメラを紙面から別のところに向けても、動画画面はくっついてきてくれますし、動画は何回でも再生できるので、自分の見やすいやりかたで鑑賞できます)

 

AR動画の良さとして、まず「スマホのカメラを通して、実際にそこで観察をしているように見られる」ということがあげられます。旅先での本物との出会いをリアルに感じさせて、旅に出る前のワクワクを増幅してくれるのが良かった。

 

もうひとつは、基本的には、本の流れに沿って見られて、動画ひとつひとつが完結していること。「次のオススメ動画はコレ」というようなスマホ内で他の動画につながっておらず、いつのまにか興味関心の流れを、システムによって変えられてしまうことがないこと

 

今の子どもたちの中には、Youtubeなどの動画投稿サイトを見るのが普通な子もいるでしょうし、興味のあるテーマについて関連動画をまとめて見られるのでTVやDVDよりもYoutubeが好きだという子もいるかもしれません。

 

Youtubeのような仕組みには、それ特有の良さがあります。否定するつもりは全くありません。

 

実際に我が家でも、息子が「海洋生物に興味を持ちまくっている時期」と「英語を覚え始めた時期(海洋生物の専門性の高い映像はYoutubeの英語コンテンツが多い)」が重なり、海洋生物の知識と英語の語彙数が化学反応的に増えたという恩恵を受けたことがあります(ちなみに我が家はスマホやタブレットではなく、TVでしか見ることができないものとして認識されています←もちろん視聴制限付き)。

 

一方で、Youtubeで関連動画をたくさん見るうちにいつのまにか長い時間がたってしまったり、元々の自分の興味の流れと関係ないものを見にいってしまったりすることも。これは子どもだけでなく、我々大人でも同じことが言えると思います

 

ここでの詳しい議論は割愛しますが、絶えず提案される「次はこちらがオススメ」の動画を見続けてしまった時、ある意味で、最初の興味から外れ、思考を「ハック」されてしまったように感じるかたもいるのではないでしょうか

 

私たちは「そうなりやすい」時代に生きているということを自覚する必要があるかもしれません。

 

※ ちなみにサンプル動画がYoutubeの埋め込みなのはブログの仕組み上、止むを得ず。笑 皆さんは大人なので許してくださいね。

 

外に「ぼうけん」に出たくなる動画

本の中の動画のゴールはシンプルです。そのテーマに対する興味が深まって、「本物を見にぼうけんに出たくなること」。外に出かけたくなるような動画、として企画制作をしています。

 

紙の本とデジタルとで、フィールドワークに出るモチベーションを引き出せたら、と考えているのです

 

だから、動画の内容もただ「写真が実際に動く!」だけでなく、フィールドワークのプロであるネイチャーガイドさん(紙面にもハカセとして登場します)にアドバイスもいただきながら、「これ、やってみたい!」となるような内容を目指しています。

 

たくさん用意していますが、個人的なオススメは「ナマコの観察はこうすると何倍も楽しい!」という動画。これは撮影現場で教えていただいて、私たち自身がとても感動したもので、比較的、誰でもやりやすいものです。ナマコ観察、実はとっても面白いですよ!

 

f:id:manavel:20190523170151j:plain

さあ、この生き物はいったい何でしょう?

 

例えば、ランニングのためのデジタルデバイスが登場したことで、実際に外をランニングする大人が増えたように、紙と動画を使った働きかけで子どもたちが、たくさん外に生き物観察に出かけたくなったりしたら嬉しいな! そんな願いを込めています。

 

かっこよく言えば「デジタル・ウェルビーイング」的な?

かっこつけすぎですね!笑

 

ぜひ、本と一緒にお届けする動画たちも楽しみにしていてくださいね!

(アプリで実現するその他の機能も、追ってブログでご紹介します)

 

SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!

 

いよいよ制作も大詰め!ものすごいコンテンツ量に自分たち自身が圧倒されていますが、それでも紹介しきれないエッセンスを発信していきます! ぜひ制作ドキュメンタリーを見るような気持ちでフォローくださいませ!

 

 

 

 

旅先でもっとワクワクするお買い物体験を

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介させていただいております。

 

さて、7月3日にリリースをひかえております「えらべる!できる!ぼうけん図鑑沖縄」の制作は引き続き佳境です(佳境、長い!!笑)。表紙はほぼFIX。先日よりオフィシャルサイトやFBでもチラ見せを始めています。(「どんぶりに入っているハリセンボン?何?」「この原人みたいなの誰?」とか、反響いただいていて嬉しいです!)

 

f:id:manavel:20190520224743j:plain

同時に、「本を読む」だけに関係させない、旅前・旅中・旅後の「体験としてのしかけづくり」もどんどん開発・制作が進んでおります。紙面の写真が動画として動き出すAR動画もサンプルに「おぉー!」と一同声をあげて盛り上がっています。いよいよ具体的なモノを見せ始められるフェーズになってきていますよ! お楽しみに。

 

さて、今日のテーマは「旅先のお買い物体験」。

 

旅先のお買い物って大人も楽しいですよね(子どものソレとはたぶん意味が少しちがいますが・笑)! あと、子どものお買い物体験といえば鉄板のTV

番組「はじめてのおつかい」、あれより泣けるドキュメンタリーあるのか。

 

そんなこんな今回は「まなベル!」的な旅先のお買い物の話

 

 

 

旅先のお買い物体験について

 

旅先のお買い物で真っ先に思い浮かぶには「お土産」。

 

でも、書籍でわたしたちが提案したいものとしては、お買い物体験それ自体に「学び」要素があるもの。第一弾のフィールドである沖縄には、例えばやちむんやシーサーなどの民芸品のような「現地カルチャー」を感じられるようなものがありますが、ちょっと子どもには難しいかもしれません(もちろん、やちむんが好きなお子さんがいらっしゃってももちろん素敵だし、シーサーについては、別の切り口でがっつり紹介←これも早く言いたい)。

 

本の中で提案する「お買い物体験」は、ズバリ、沖縄で昔から愛されている伝統的なおやつを買ってみよう!というもの(他にも食ネタは色々あります)。

 

県外から来る子どもたちが、「名前」も「見た目」も変わっていて、そして食べて「美味しい(なんといおうか、みんな大好き“ 難しくない ”美味しさ)」おやつを、旅の途中でドキドキワクワクしながら楽しんでもらえるようなぼうけんを紹介しています。もちろん図鑑ですから、名前の由来から、どんな時に食べるおやつかなど、学び要素も満載です

f:id:manavel:20190520235552j:plain
 

で、キモは伝統的なお菓子店さんに協力していただき制作した「言ってみよう!買ってみよう!」のコーナー。「ぽーぽー」やら「くんぺん」やら、ポップな名前の並ぶお菓子屋さんで、ぜひお子さんがいちばん気になるお菓子を「自分で買ってみる」という体験をしてもらえたら嬉しいなと思います。「ナンダコレ!」な楽しい名前の沖縄のお菓子には、沖縄の風土や慣習などから生まれた「なるほど!」がたくさん詰まっています。そうした部分まで楽しく学べるように工夫していますよ!

 

地元のお菓子屋さんとの交流もきっと、掛け替えのない体験になると思います。

 

心を動かす「ひと工夫」がきっと大切

 

話が少し変わって我が家の体験談です。海外旅行の話になっちゃうのですが、当時、うちの息子5歳は英会話スクールに通ってまして、そうなると、親としてやらせたくなっちゃうんです! 「英語でアイスクリーム(ハンバーガー)を買ってみよう!」的なやつ。笑

 

それぐらいは十分に話せるという確認もしていましたし、もう現地に着くなり、「さぁ、アイスクリーム買いに行こうか!」みたいな。笑

 

でも・・・結果は全然だめでしたね!

 

そもそも日本でアイスクリームを買うのだって、親が注文しているのを、どうして海外に行ったら自分で買わなきゃいけないのか、今考えると意味わからない。「英語を使って買い物したい」という動機がそもそもないなか、なぜ急に、海外でアイスクリームを英語で買うのか、その不自然さに気づけてなかった。

 

それを思い知ったのは、旅行も終わりの頃、現地のお土産屋さんで、息子が子ども特有の「どうしてほしいの、それ」みたいなマグネットを急におねだりしてきた時。「えーいらないよ」と言いそうになった瞬間にピン!ときまして、5ドル札わたして「自分で買ってきてごらん」と。

 

f:id:manavel:20190521000929j:plain

なんか足が動くイカのマグネットでした

そうしたら、手のひら返したように、英語で買い物しているわけです。「フロムジャパン」だの「ファイブイヤーズオールド」だの、なんか世間話までしてる(!)。これはつまり「英語で買い物してみよう!」という大人目線も目標設定ではなく、「うわ!これおもしろい!ほしいっ!」という動機、目的があって、そのために、英語で買い物する必要がある時、ポーンとその「気後れ」のようなものを飛び越えて、現地での(二重の意味の)成功体験につながったというわけです。

 

学び体験としての親子旅行の中にはそうしたヒントがたくさんあると思います。自然散策と同じように、おやつのお買い物の中にも、「主体性、動機」が生まれるヒントがあるはず。そこに学びトピックがくっついてくれば、「あぁ、面白いなぁ」という自分の行動結果にたいする良いレッテルづけがされると考えています。

 

親として、そのシグナルを見逃さずにいられるように、アンテナをはっておきたいですね!(ちなみに、沖縄の夕食の席で、お刺身の魚を選ばせてあげてください。結構な割合で水族館にて出会ったやつと再会できます・笑 そういう興味もありです) 

「買ってみた!」だけではなく、「やってみた!」となる買い物

つまり買い物という行為の中に、「買えたね」以上の達成があること。「なんでそれにしたの?」という理由があったり、なんなら、買ったお菓子に対して、おうちのかた以上にお子さまが詳しかったりしたら、わたしたちとしては大成功です。もちろん、買い物以外の「ぼうけん」すべてについて同じことを企んでいます。「行く」「買う」その先にある、「本当に〇〇を見てみたい」「〇〇ってどんな味なのか確かめてみたい(お菓子だけじゃなくて、葉っぱの味を確かめたくなるような提案もありますよ!)」そんな子どもたちの好奇心、動機付けをバンバン本に落とし込んでおります。ぜひぜひ、お届けを楽しみにしてくださいね!

 

SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!

 

いよいよ制作も大詰め!ということはこのへんからだいぶライブ感出てきます(ホントです・笑)。ぜひ制作ドキュメンタリーを見るような気持ちでフォローくださいませ!

 

 

観察する、好きになる・・・食べる!?

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

 

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介させていただいております。

 

さて、前回より少し間があいてしまいました。

そう!なぜなら世間は10・連・休!

 

そして私たちは連休などというものはあるわけもなく(笑)、夏の第一弾書籍「えらべる!できる!ぼうけん図鑑 沖縄」の制作のため、毎日、取材と制作にあけくれております! まだまだ紹介したりない!と日々感じながらも、かなりの量の情報を練り込んだ内容になりますため、「あぁ!この写真、こういう観点で撮り直したい!再撮!なんてことも起きたりで、現場はこだわりと「“無理”って言わないゲーム」の雰囲気に溢れております。。。でも、きっとだからこそ、良いものがお届けできると確信してます。

 

さて、今日の話題です。今まさに取材を重ねるうち、実感が深まっている「食べる」という学びの観点について。

 

 

 

カラフルな魚、食べられるのか問題

 

 毎日、とにかくたくさんのジャンルについて取材を重ねていますが、あらためて、沖縄の自然の奥深さ、そして生き物(植物含め)多様性を私たち自身が再発見する日々です。海や森の中の、数メートル四方の中に、これだけの生命が暮らし、お互いに関係し合っているということを「実際に目にできる」環境は、やっぱり全国の子どもたちに親子旅行を通じ、早くに体験してもらいたいものです。

 

沖縄の生き物、といえば「カラフルな魚」を思い浮かべる方も多いと思いますが、よく「大人のみなさん」が疑問に思われるのが、「あの魚は、食べられるのだろうか?」という話。もっというと、「青い魚なんて、きっと食べられても美味しくないんじゃないの?」という声も。

 

f:id:manavel:20190505230139j:plain

食べられる青い魚代表イラブチャー

これにはいろんな価値観が影響していると思います。まず、(たぶん)日本人なんで、「美味い魚は〇〇(←漁獲で有名な土地の名前が入る)」という、ある種の「刷り込み」がある。あとは、「青」という色は食欲を減退させると言われている、などということも少し影響しているかもしれません。

 

詳しくは割愛しますが、結論から言うと、とても美味しいです。嘘だと思うなら、食べにきてください、ぜひ。笑

 

f:id:manavel:20190505230032j:plain

イラブチャーのお刺身、外は青いですが中はこんな感じ

ただ今回は、そうした「グルメ」文脈ではありません。

 

そもそも子どもたちには「南国で魚なんて、美味しくないんじゃないの?」なんて先入観もありません。子どもたちにとっては、「魚が妙にカラフル、自分が見慣れている魚とはぜんぜん違う!」ということがまず印象の真ん中にありますから。

 

食べる、というつながりについて学ぶ

 水族館に行っても、海に行っても、カラフルな魚たちがたくさん泳いでいて、子どもたちは、その変わった見た目に魅了されるはず。中には熱心に観察の目を向ける子もいるでしょうし、聞き覚えのない名前を覚えたり、あるいは「なぜ、魚によって、こんなに色の違いがあるのか?」ということに好奇心を向けたりするかもしれません。

 

重要なのは、この時、子どもたちが、日常よりも「魚という生き物に興味関心が高まっている」ということ。すこし大げさな言い方をすれば、魚の情報に対してインプットすることに「内発的な動機が高まっている」状態。

 

愛着を持った魚たちについて、生態に興味を向け、あるいは魚たちが暮らす環境についても大いに学ぶことのできるチャンスが訪れます(そして私たちもそこに最適な情報をお届けするのですが)。

 

それだけでも旅で得られる体験としては最高! 水族館で見た魚に、実際に海で出会う興奮を得られたら、もっと最高! それが沖縄では可能です。

 

そして本題に戻りますが、こうした魚が市場に並んだり、ごはんを食べに入ったお店のメニューの中に見つけられたり、あるいはもっと突っ込めば、自分で「獲る」体験もできてしまうのが沖縄の面白いところ。

 

大人の発想でいえば「そんなカラフルな魚、美味しいの?」となるところですが、子どもたちからしてみたら「自分が興味を持って、あるいは愛着を持った魚たちが普通に食べられている」ということの驚きのほうが大きいかもしれません。サケやタラ、マグロを食べることに驚きを感じることがないのは、サケやタラ、マグロが実際に生きているところを目にする機会が少なく(ある場合もありますが)、それよりもまず「食材」としての出会いのほうが先だから。

 

子どもたちの中には、それぞれにお気に入りの生き物ジャンルがあることが多い。ムシだったり、魚だったり、あるいは恐竜のような古生物の場合も。生き物について学ぶ時に欠かさず出てくるのが「食べる・食べられる」の関係。でもそこに人間が出てくることって意外なぐらいないのですよね。

 

f:id:manavel:20190505230336j:plain

あと、試していただきたいのがアバサー(ハリセンボン)※一番奥

今、ここでは「食育」というトピックについて掘り下げたいのではありません。旅という非日常だからこそ、子どもにとって、「観察や鑑賞の対象」が「地元の食材」として一致する好機について共有できれば充分です。もう少し贅沢をいえば、「そうか、自分たちは普通に生きているものを食べているのだな、という実感」を得られれば「学びの原体験」としては大成功ではないかということです。

 

モヤモヤするので良い、それも学び

 中には「あんなに可愛いお魚を食べるなんてかわいそう!」というモヤモヤ感を得る子もいるような気もします(どうかな、予想に反していないかな・笑)。

 

「どの生き物や種類は食べてよくて、どの生き物や種類は食べるべきではないのか?」について語りだせば、いくらでも話は長くなってします。

 

なので結論から書くと、この問いに答えはありませんし、感じたモヤモヤ感があるとしたら、それが旅の中でスッキリ解決することはないだろうと思います。

 

でも、それがまた良いのではないかなと思うのです。理由の部分もまた長くなるので追って言語化していきたいと思いますが、大きくいえば3点。

 

1:自然、生き物、生態系、などを学ぶ時に「食べる」という観点を持つことで、学び自体に「深みや迫力」が増すと考えているから。

 

2:生きることは食べること、食べているものは生きている(た)もの、を実感する機会がどんどん減っているからこそ、それを感じられる旅の意義が高まるから。

 

3:学びとは本質的には終わりがなく、簡単に答えの出ない「問い」を立てることが非常に重要だから。大人が答えを用意できるものばかりが与えられるべきではないと考えているから。

 

最後は少し抽象度が高くなってしまいましたが、「まなべる!トラベル」の中では、3で述べたような「簡単に答えの出ない問いを立てる」ことにも挑戦していけたらなと考えています。

 

長くなってしまったので、今日はこのへんで。

みなさん、ぜひ、沖縄に綺麗で美味しいお魚に出会いに来てくださいね♪

 

SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!

 

いよいよ制作も大詰め!ということはこのへんからだいぶライブ感出てきます(ホントです・笑)。ぜひ制作ドキュメンタリーを見るような気持ちでフォローくださいませ!

 

 

おうちの人は、くわしくなくていい!

こんにちは!
「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます!

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!家族全員の学び体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介しています。

まず冒頭にみなさまへのお礼からです。3月より告知をさせていただいておりましたクラウドファンディングが明日、22日で終了いたします。結果は現時点で目標の125%、ネクストゴールも達成させていただいております。

 

プロジェクトはすでに制作の佳境も佳境に突入しており、これも皆さまからの応援あってのことと、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。引き続き、本の完成を楽しみにしていただき、応援を賜れれば幸いです。

 

さて、今日のテーマは、「こどもより、『くわしく』なくてよいのです!」ということ。とくに「まなべる!トラベル」においては。

 

どういうことか、説明していきますね!

 

 


目的のものに出会わないこともあれば、予想外に出会うことも

 

「えらべる! できる! ぼうけん図鑑 沖縄」の中には5分野、30テーマの“ぼうけん”をご紹介しますが、ひとつひとつ、たくさんの具体例が登場します。なるべくお子さまが、そして家族が「本当にいた!」と感動できるように、マニアックすぎず、それでいて沖縄ならではのものを、という視点でセレクトをしております。

でも!(もうこれはなんども書いておりますが)相手が自然や生き物である場合などは特に、天候の問題、季節の関係で「100%」出会えるということはありません。(だからこそ、分野のちがうテーマをご用意しているということもありますが、またそれは別の機会に)

 

いっぽうで(今日はココが大事)。「何かしら予想外のものにも出会えてしまう」というのも沖縄の魅力。

 

そうなんです。

例えば紹介しているおもしろガニを探しに行って、その先で本では紹介していなかったおもしろガニに出会えてしまったりします。カニではなくて、「ナンダコレ?貝?? 軟体動物???」みたいなこともおきます。(生き物だけではなく、旅行先ですから、料理から建物まで、「ナンダコレ!」はいたるところに)

 

だから、アンテナは常にON!「目的のものはどこかな?」にスイッチを入れていると同時に「何か面白いものはないかな?」のスイッチも入れておきましょう。

 

予想外を楽しむちょっとしたコツ

そんな宝探し的なフィールドワーク中に見つけた「何か」。お子さんから「これナニ?」って聞かれることもあるかもしれません。その時のために、今伝えておきたいことがあります。たぶん、わからないです(笑)。もちろん、準備よく「図鑑」や「ガイドブック」などをお持ちになっている場合はそれで調べることもアリですが、私たちとしては最初からそこまでしなくて、全く問題ないと考えています

 

それよりも大切なのは、今、目の前にいるものを…
1:観察することそのもの
2:一緒に楽しむこと
大きく言えばこの2つです。

 

極端なことを言えば…

「ナンダコレー!知らない! ちょっと見せて…羽がビカビカしているから、ムラサキハデハデチョウとか? 〇〇ちゃんが名前つけるとしたらナニにする?」とかすごく良いです。

 

そうしたらきっと、何か「名前の由来になるような特ちょう」をきっとじっと観察するはずです。「ソーラーパネルアゲハ」になるかもしれませんし、「プリンセスチョウチョ」になるかもしれません。

 

先日、琉球大学で研究活動をされているかたわら、積極的に小学校などへの出張授業なども提供されている先生から、次のようなお話をいただきました。

 

「情報を正しく整理したり分類したりするような学びは、学年を重ねていくうち、いくらでもやります。まず自分が『面白い』と思うものを見つけ、じっくりと観察して、『面白いと思ったポイントを言語化してみる』ということを体験させてあげたいですね」

 

葉っぱみたいに見えるから『木の葉蝶』なんて名前つけて、後で調べたら「コノハチョウ」だったりするものです(ちなみに沖縄で運良くみることもある天然記念物)。見つけた時に、「なんか葉っぱみたい!」とピンと来たのなら、むしろそれこそ大きな成果、できすぎなくらい。

 

f:id:manavel:20190421114314j:plain

もうひとつ例をひとつあげましょう。沖縄の海では比較的よくみかける「イソアワモチ」という生き物がいます(ちなみに本土でも見つけることができますよ!)。地味な生き物ですが、こいつを子どもにまず「う○こマン!」と呼ばせたガイドさんがいました(ちなみにかなりバリューの高い体験をさせてくださる名ガイドさんです)。見た目もまあ、それっぽいちゃーそれっぽい。

 

もちろんですが、名前をつけられただけでうちの男子6歳は大喜び、うきゃきゃと喜びながら探すわけです。あっちにもいる!こっちにもいる!と見つけまくりです。なんなら散策中、手のひらに乗っけて歩いてたりします(ちゃんとあとで元に戻します)。

 

f:id:manavel:20190421114342j:plain

そんなこんなで観察するうち、あることがわかります。実は「う○こマン」、見つけるにはちょっとしたコツがあります。イソアワモチは移動しながら糞をする習性がありまして、磯遊び中、見つける時には地面に明らかに生き物が作ったであろう「糞でできた線」を探すことから始めると見つかりやすいのです(岩についた藻などを食べています)。

 

それがわかった途端(まぁ、つまり「う○こ」というキーワードなわけですが)、不思議なもので、浅瀬の岩場に擬態するようにくっついていたイソアワモチたちが見つかる見つかる!その頃には子どもたちの中でこの生き物に対する「愛着」にも似た感情が湧いてくるんですね(見つけ方を知ってるって、大事な「獲得」です)。

 

その面白い見た目から手に持って裏返したりしますから、イソアワモチは、実は「殻を捨てた貝の仲間」であることが理解しやすくなったりと・・・そこからは、情報が入りやすくなる。「興味、関心」は「愛着」とも近い場所にあり、物事に対して「愛着」を持てるようになるというのは、自分だけの学びを見つけるにはとっても大事なこと。

 

だから、もちろんすぐに図鑑で調べたりして、「正解を調べる」ことの前に、今、目の前のものに愛着を持てるくらいにフォーカスする、なんてことも意識しながら「ぼうけん」をしていただけたらなと思っています。

おうちのかたは詳しくなくていい あとで教えてもらえばいい

長々と語ってまいりましたが最後、目的のものにしろ、予想外のものにしろ「出会い」のその瞬間、おうちのかたとしては「どんな返しで十分なのか」という点です(どんな返しが“正解”なのか、ではないですよ)

 

とうぜんながら、それがなんという名前の生き物でどういう習性があって、なんてことに答えられるくらい知識を先回りしてインプットしたり、素早く図鑑(あるいはスマホ)で検索できたりしなくて良いです。まずは横並びで「なんだろうね、コレ」ということにじっとフォーカスすることに「乗っかる」ことが大事かと思っています。観察によって、「こんな特ちょうがあるね、なんでだろうね」なんてことは、「対話」のほうがしやすいわけです。だから「教えてあげる」というようなことは必要なく、「知らないもの同士で気づきを伝え合う」ことのほうがむしろ尊いと私たちは考えます。

 

写真もきっと撮りますよね。その時は、「どの角度からだと可愛いかな?うらっかえした姿も撮る?」なんて、そこにも対話が生まれます。

 

そうやって見つけた発見。旅の終わりにはいくつになっているでしょうか? ひとつひとつ、写真を見ながらでも良いですし、本をパラパラと見返しながらでも良いので、ぜひ飛行機で横並びの時にでも振り返ってみてください。

 

いくつかあるうちの、「そういえばコレ、本当は名前なんていうんだろうね」という、疑問が残っていたらもうけものです! あとから学びを重ねるチャンス。愛着のあるものに関して、子どもは膨大な量の情報をインプットすることができます。関連する情報とのつなぎ合わせもこどもはとっても上手です。おうちのかたはそのためのツール(図鑑やら、上手に使えばネットの情報も!)を与えてあげて、むしろ、あとで教えてもらうつもりでいればよいのです(このことに関しては別の機会にまた詳しく。「教わる」だけでなく「教える」ことの効能ははかり知れません!)

 

何かひとつの「愛着」から学びを広げるためのきっかけ、それを旅の間にポコポコっと見つけられるように、ぜひ、オープンに、アンテナ全開で、「今、わからなくっても、最大限楽しむ!」学び体験をしてみてくださいね!

 

クラウドファンディングいよいよ明日まで!

まなべる!トラベル企画の第一弾

〜きみだけのナンダコレ!に会いに行こう〜「えらべる! できる! ぼうけん図鑑 沖縄」制作のためのクラウドファンディングにチャレンジしています 。


(4月21日)ありがたいことに、一次目標の早期達成を経て、ネクストゴールのほうもすでに達成させていただいております。いよいよ明日までとなりました。ご支援を検討いただいておりました皆様、よろしければ明日までに、お申し込みいただけました幸いです。

 

readyfor.jp

 


 SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!
企画がカタチになっていく様を、私たちと一緒に楽しんでいただけたらと思っています。ぜひ、フォローしてみてくださいね!

www.facebook.com

「ナンダコレ!」が「好き」や「学び」につながる

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます!

 

このブログでは、「親子旅行を再デザイン!主体的な学びの原体験に」という新発想のプロジェクト「まなべる!トラベル」について詳しくご紹介しています。

 

今回はまず、クラウドファンディングが先日、4月6日に早期の目標達成が叶いましたことをご報告さしあげ、御礼を伝えさせてください。応援してくださる皆様からの背中押しがどれだけ心強いことか! 同時に、日々の制作の中でも、たくさんの協力者の皆様に出会い、そこでも「面白いね!」「応援しているよ!」とお言葉を頂戴しています。こうした提案(今回はまず、本)が、読んでくださる、待っていてくださる、期待してくださる人がいてこそのものであることを、今のタイミングからしっかりと感じられることは、とても幸運なことです。

 

関係してくださる、気にかけてくださっているすべての皆様に御礼申し上げます。心より、ありがとうございます!

 

クラウドファンディングは、そんな制作の中で「ここまでやりきりたい!」と新たに見えてきた完成度を目指し、残りの期間でネクストゴールに挑戦させてください。どうぞ、共感をいただけましたら、引き続きのご支援をお願い申し上げます。

 

readyfor.jp

 

さて、今日の記事です!

 

 

「専門家」のみなさんから感じること

今回の本の制作では、「ぼうけん」のジャンルが多岐にわたるため、大学の先生たちや、沖縄県内にある専門分野に特化した施設や団体の皆様に、たくさんのお力添えをいただいています。日々、新しい出会いがあり、すべての対話から、わたしたち自身が学びを得て、企画が育っているのを感じます。

 

そんな専門家の皆さんたちとやりとりをしていて、とても印象深いことがあります。それは・・・皆さん、「専門家」でありつつ、色々なことに興味をお持ちで、実際はいくつものジャンルにまたがる深い知識をお持ちで、今も熱心に学び続けていらっしゃる、ということです。

 

生物の研究と民俗学的なアプローチが繋がっていたり、洞窟の研究は歴史を学ぶことであったり、はたまたフィールドワークの達人は、自然界の美しさを表現するためのアート性を持ち合わせていらっしゃったり。

 

お話を聞くと、あるジャンルで深い探求をしていくうち、学びたいことは自然と別のジャンルへとつながっていき、主体的な「学び」の連鎖が起きているだなということがわかります。

 

あるジャンルについて「学びの基本セット」があって、それぞれのパーツを100%になるまで消化していうのではなく、その人の興味関心、疑問や発見が導く「学びの歴史」が、その人を専門家である以上に、強烈な個性を持つ一人の学習者としてかたちづくっているのだなぁと気付かされます。

 

「ナンダコレ!」をきっかけに「好き」や「学びたいこと」が増える

 専門家の方は、何かひとつのジャンルを深く学ぶ中で、その先にあるジャンルをまたいで学ぶべきことに出会い続けているのではないか、とほぼ確信しています。その姿は、「知識やスコアを高め続けている」というよりは、どちらかというと「好きなことがどんどん増えている」というイメージのほうが近いです。

 

好奇心が、強い興味関心に変わる瞬間を、わたしたちは「ナンダコレ!」という言葉で表現しています。この強い興味関心がひとつ生まれることで、それを軸に世界(“世界”が大げさであれば、例えば“図書館”とかをイメージしてください)を見るようになる。そうすると、世界を漫然と見るのではなく、自分の「興味関心フィルター=“好き”」を通すと、そこには「学びたい」ことがたくさんあることに気づけるようになるのではないかと思っているのです。 

 

f:id:manavel:20190412000602j:plain

おうちのかたはいっしょに発見し、感動するだけでいい

わたしたちは「まなべる!トラベル」を、子ども主体&親子一緒の「主体的な学びの原体験」と定義づけています。だから、旅行自体に「学習効果」や「成果」を持たせようとしているわけではないのです。ただ、この旅行を通して、全国の皆さんに得てほしいなと願っているのは、やがて連鎖し、広がっていく学びの発火点となるような、「好き」につながるような感動や発見です。

 

その感動や発見と「出会いやすくするため」に、旅行前に読める本として、テーマごとにまとめた「ぼうけん」を30個、提案したいと思っているのです。

 

だから本の中にある「ナンダコレ!」を持って、旅行に行き、行った先で「本に書いてあったそのもの」に出会うだけでなく、「ちょっとちがった『新たなナンダコレ!』」に出会っていただけることも期待しています。

 

もっと言えば、事前に計画したものを消化していくだけの旅にしてほしいとも思っていません。興味・関心を持って向かった先には、必ず何か新しい「ナンダコレ!」がある。

 

だからおうちの方にオススメしたいのは、「旅行前にコレが見たいと言っていたから叶えてあげなきゃ」というよりも、お子さまの動機に導かれ向かった先で、その瞬間、お子さまが発見し、感動しているものを一緒に見て、驚いたり、楽しんだり、感動したりすることだけ。(もちろん事前のプランを立てることや、それを実現することを否定するものではありません)

 

共同体験による、安心感、楽しさが、自然とその後の自主的なインプットとアウトプット(もっと詳しくなってママやパパに教えてあげよう!)につながっていきます。親子旅行はきっとそのよききっかけになってくれるはずです。

 

クラウドファンディングいよいよネクストゴールに向けて!

まなべる!トラベル企画の第一弾

〜きみだけのナンダコレ!に会いに行こう〜「えらべる! できる! ぼうけん図鑑 沖縄」制作のためのクラウドファンディングにチャレンジしています 。


(4月11日)ありがたいことに、目標の早期達成を経て、折り返し地点も過ぎた現在、ネクストゴールへ向けて挑戦を続けております。いよいよ残りもあとわずか、引き続きの応援をいただけますと幸いです!

 

readyfor.jp

 


 SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!
企画がカタチになっていく様を、私たちと一緒に楽しんでいただけたらと思っています。ぜひ、フォローしてみてくださいね!

www.facebook.com

「木を見て、森も見る目」で楽しもう!

こんにちは!

「学びをもっと楽しく! わかりやすく!」する企画・制作ユニットmananicoです。当ブログにお越しいただき、ありがとうございます! このブログでは、「親子旅行を再デザイン!主体的な学びの原体験に」という発想でスタートしたプロジェクト「まなべる!トラベル」について、詳しくご紹介、親子旅行の新しいコツを提案しています。

 

クラウドファンディングもみなさまのお力添えで、90%達成を超えました! ご支援やプロジェクトの拡散、皆様ほんとうにありがとうございます。あと一息、達成までがんばっていきたいと思います!

 

今日は、先日取材で訪問した「大石林山」でのエピソードを紹介しながら、私たち自身が深く感じ入ったことを共有させていただきますね。

 

 

「岩」で有名なスポットで発見したのは… 

取材で訪れたのは沖縄県の北部、やんばる国立公園の中にある「大石林山」。沖縄特有の石灰岩が雨水などにより侵食されてできた熱帯カルスト地形という特殊な地形。不思議な形の岩を見ながらの(子どもや高齢のかたでも安心して回れる)トレッキングで人気のスポットです。

 

f:id:manavel:20190405213230j:plain


 取材協力のために現地スタッフの方にご同行いただきました。地形や岩と、その奇妙な形の秘密などをお伺いしながら歩いておりました。その最中、私たちの制作している本の趣旨をお話ししたところ、大いに共感していただき何やら岩のないところでもガサゴソ・・・。

 

「ほら、ココにこんな生き物が! この植物もすごく面白いですよ! それから、季節が変わるとこんな鳥たちも見られます!」など、様々なお話、観察体験を追加で提供してくださいました。

 

そこでふと気付いたのです。

 

意図せずではありましたが、「岩だけを見る目」になってしまっていたかもしれない(もちろん取材という目的があったという理由もありますが)。

 

大石林山のことをよく知っていただきたいので念のためにおさえておくと、・・・

 

【大石林山、出会いがたくさんです】

・特徴的な地形を観察しながら、その理由を学べる

・おもしろい形の岩がたくさんあり、そこには理由がある

( ※ 石の博物館という興味深い施設も併設されています)

 

だけではなく

 

・特徴的な生き物や植物にあふれた亜熱帯の森

・ちょっとびっくりするぐらいの迫力あるガジュマルの木々

・島建ての神、アマミキヨゆかりの聖地

 

www.sekirinzan.com

などなど、偶然の出会いが数多く潜む場所なのです。

あぶない!あぶない!岩ばかり見ていた!笑

そんなことを再認識できたことこそ、良い発見!

 

予想外の発見って、とても大切

 

もちろん、「旅の目的」は大切。

 

私たちが製作中の「ぼうけん図鑑」でも、30ある冒険の中から自分のしたいものを選ぶという提案をします。「みたい!やりたい!」と思えるような生き物、モノ、コト、様々な具体例もたくさんご紹介します!・・・が、それに加えて大事にしているのは「冒険で見つけた、きみだけの『ナンダコレ!』」

 

見たいものを見に行った先で出会う予想外の発見。

 

予想外の発見は、さらなる好奇心や深い理解につながることも多い。

「面白い岩を見にきたけど、植物も変わっているものが多いなぁ! 葉っぱもでかいし、そこにいる虫もでかい! なんでだろう?」という感覚。

 

その場で知識同士が組み合わされなくても、お目当てのものの「周辺」にまで観察の目を向けることは、これから積み上げる「主体的な学びの力」へとつながっていくと考えています。

 

「目的のものだけじゃない!」冒険のすすめ

 

主体的な学びの原動力である「好奇心」。「好奇心」とは、「珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心」。

 

繰り返しになりますが、もちろん、「もっと知りたい、実際に見てみたい」という目的を叶えることも大切です。でも、その知りたい欲が満たされたかと思う時、実はその先にはさらなる疑問や未知の世界が待っているということが、学びの本質だという見方もできます

 

f:id:manavel:20190405213626j:plain

だから、海でも山でも、博物館でも動物園でも、当初のお目当てにこだわらず、どんどん「寄り道」「立ち止まり」「えー、そこ?」をしてもらいたいなって思っています。おうちのかたにもこのニュアンスをお伝えして、親子旅行の時に、そこにつきあってもらえたら嬉しいなって思います(日常生活では・・・「早くー」って言っちゃいますけどね・笑 ← 実感)。

 

むしろ、目的の物に出会えなかったら「台無し」ではなく、そこに行ってあらたな発見があったのなら、冒険はそれで大成功! 新しい親子旅行の学び体験では、そういった予想外の価値もどんどん見つけていきましょう♪

 

木を見て、森も見る。今回の気づきで言えば、岩を見にきて、森も見る。そんな時間を親子旅行にいかがでしょう?

クラウドファンディングに挑戦!ご支援お待ちしています!

まなべる!トラベル企画の第一弾

〜きみだけのナンダコレ!に会いに行こう〜「えらべる! できる! ぼうけん図鑑 沖縄」制作のためのクラウドファンディングにチャレンジしています 。


(4月5日)いよいよ、目標の90%まで到達しました! ご支援と同時にいただく暖かなお言葉に背中を押されながら、現在怒涛の制作期間を過ごしております。制作をしながら、アレも取り入れたい、コレも押さえておきたい、と価値の上乗せに「ハングリー!」でいられるのもみなさんの後押しがあってこそ。ぜひ、引き続きご支援をお願い申し上げます!

 

readyfor.jp

 


 SNSでは「もっと!ライヴ感のある」情報発信!
企画がカタチになっていく様を、私たちと一緒に楽しんでいただけたらと思っています。ぜひ、フォローしてみてくださいね!

www.facebook.com